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相続を弁護士に無料電話相談する方法|弁護士の選び方や費用の相場も解説

弁護士監修記事
遺産相続
2023年04月21日
2024年04月03日
相続を弁護士に無料電話相談する方法|弁護士の選び方や費用の相場も解説
この記事を監修した弁護士
武藏 元弁護士 (法律事務所エムグレン)
弁護士歴10年以上にわたって多数の相続トラブル解決に尽力。多数のメディアに出演し監修を行うなど、豊富な経験・実績を持つ。
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遺産相続では、遺言書や遺産分割狭義、相続放棄や遺留分など、さまざまな問題が関わるため、事前に弁護士に相談しておきたいという方も多いのではないでしょうか。

しかし、「弁護士に相談しに行く時間がない」「相談だけして契約しなかったときに気まずい」などの理由から、相談自体をためらってしまう人もいるでしょう。

そのような方は、弁護士事務所などがおこなっている電話相談やメール相談を利用するのがおすすめです。

この記事では、相続について弁護士に無料電話相談できる窓口を紹介します。

あわせて、24時間相談を受け付けている事務所や弁護士を選ぶ際のポイント、電話相談する際の注意点について詳しく解説します。

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相続について弁護士に無料で電話相談する方法

弁護士に相続について相談する場合、1時間あたり1万円程度の相談料がかかってしまうのが普通です。

しかし、以下で紹介する方法なら、弁護士に無料で電話相談ができます

ベンナビ相続|電話相談・メール相談24時間受付の弁護士が探せる

ベンナビ相続は、遺産相続や遺産分割に関するトラブル解決が得意な弁護士を、地域や相談内容別に探すことができるポータルサイトです。

初回相談無料に対応している弁護士がわかるほか、電話相談やオンライン相談などの条件で弁護士事務所を絞り込むこともできます。

相続が得意な強い弁護士を探している方は、ベンナビ相続の利用を検討してみましょう。

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法テラスの無料電話相談|メール相談も24時間受付

法テラス(日本司法支援センター)は「全国どこでも法的トラブルを解決するための情報やサービスを受けられる社会の実現」の理念のもとつくられた、国民の法的支援をおこなう機関です。

法テラスでは、経済的な事情で弁護士に相談できない方を対象にした無料相談や、一般の方も利用できて法制度や相談先などの紹介を受けられる無料の電話相談やメール問い合わせに対応しています。

相続に関する法制度や相談先が知りたいなら、「法テラス・サポートダイヤル(0570-078374)」に問い合わせしてみるとよいでしょう。

また無料相談の詳細は法テラスで無料相談できる内容はどこまで?利用するための条件や注意点も解説をご覧ください。

弁護士会の法律相談センター|時間は短いが無料電話相談OK

地域の弁護士会では、家族問題、借金問題、消費者トラブルなど、幅広い法律相談を受け付けています。

基本的には有料相談ですが、地域によっては15~20分程度の無料電話相談に応じています

遺言・相続に関する弁護士会の法律相談窓口」で近くの弁護士会を探して、電話相談や対面相談を利用してみるとよいでしょう。

自治体の法律相談会|市民なら予約をすれば弁護士に相談可能

各市区町村の役場などで定期的におこなわれる法律相談会を利用するのもひとつの方法です。

市民を対象に30分程度の無料相談を受け付けており、電話相談やオンライン相談などに対応している地域もあります。

市区町村によっては、司法書士の無料相談を受け付けている場合もあり、相続登記や成年後見制度に関する相談も可能です。

自治体のWebサイトなどで法律相談会の実施状況や利用条件を確認してみましょう。

24時間いつでも無料電話相談できる弁護士はいる?

残念ながら24時間いつでも無料電話相談できる弁護士はいません。

しかし、メールでの問い合わせであれば時間を問わず受け付けている弁護士も多くいます

急ぎの利用であれば「ベンナビ相続」を利用して、メール問い合わせに対応している弁護士を探してみることをおすすめします。

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相続について弁護士に無料電話相談する際のポイント

弁護士との無料相談は時間が限られているため、準備が不十分だと本題に入る前に相談時間が終わってしまうこともあります。

以下では、無料電話相談を利用する前に確認しておくべきポイントを紹介します。

問題点や関係性を整理してから相談する

弁護士に相談する前に、相続で問題になっていることや、相続に関わる人物の関係性を整理しておくのがおすすめです。

特に、電話相談では図解や資料を使った説明できないため、事実関係を正しく伝えることが適切な回答をもらうためのポイントになります。

また、手元に資料を用意しておくと、弁護士からの質問にも回答しやすくなるでしょう。

事実のみを冷静に伝える

相続トラブルについて弁護士に相談するときは、できる限り事実のみを冷静に伝えるのがポイントです。

感情的な状態で相談しても、弁護士に不満や愚痴しか伝えられず問題を解決できなかったり、弁護士からのアドバイスを受け入れられなくなったりします。

感情的な相談を避けるために事実を時系列にメモにまとめておくのもおすすめです。

自分の希望を明確にしておく

相続に関する自分の希望を明確にしておくと、弁護士も対策が立てやすく話がスムーズになります。

どの遺産を相続したいか、どの程度遺産がほしいかなどをあらかじめ考えておきましょう。

また、弁護士に電話相談するにあたって、相談だけしたいのか、依頼を検討しているのかについても決めておくことをおすすめします。

相続について弁護士に無料電話相談するべきケースは?

相続について弁護士に相談すべきケースは、大きく分けて以下の2つです。

①遺産相続に対する専門的な知識がない

遺産相続には、法律で決まっているルールが多くあり、適切に手続きしなければ相続欠格や延滞税の発生などの不利益を被る可能性があります。

そのため、事前に弁護士に電話相談しておき、相続のポイントや全体のスケジュールなどを教えてもらうのがおすすめです。

これにより適切に遺産を相続できる可能性が高まります。

②親族間で対立が生まれている

相続人同士が疎遠や不仲な場合は、相続開始後に争いになってしまう可能性が高いです。

早い段階で弁護士に電話相談しておくことで、相続開始後に何に注意したらいいか、トラブルに巻き込まれた際に何をすればいいかなどのアドバイスがもらえます。

これにより相続トラブルを回避したり、早く解決できたりする可能性が高まるでしょう。

相続について弁護士に依頼するメリット

続いて、相続について弁護士に依頼するメリットを紹介します。

相続に関するトラブルを解決に導いてもらえる

遺産相続に関する主なトラブルには、以下のようなものがあります。

  • 遺言書で遺留分を侵害されている
  • 相続人同士が不仲で話し合いが進まない
  • 特定の相続人に遺産を使い込まれている
  • 特定の相続人が寄与分を主張している
  • 被相続人に隠し子がいたことが発覚した など

相続問題が得意な弁護士に依頼している場合、これらのトラブルが起きた際にどのように対処すればいいか解決策を示してくれます。

また、自分たちだけで対処するよりも、相続トラブルの早期解決につながるでしょう。

遺産分割協議に向けてサポートしてもらえる

遺産分割協議とは、遺産の分割方法について相続人全員で話し合う手続きのことを指します。

相続や相続登記などのために必要な手続きではありますが、相続人を確定させるために被相続人の戸籍謄本を集めたり、相続財産・債務を確定させたり、話し合いの内容をまとめた協議書の作成が必要だったりと、場合によっては負担が大きくなります。

弁護士には、このような遺産分割協議に必要な相続人や相続財産の調査を依頼することが可能です。

また、話し合いがうまく進まない場合に、依頼者の代理人として話し合いに参加してもらうこともできます。

必要な手続きを一任できる

遺産の相続には、遺言書の検認、相続人や相続財産の調査、遺産分割協議や協議書の作成など、など、さまざまな手続きが必要です。

また、遺産分割協議で合意に至らなかった場合は調停、審判、訴訟などが必要になりますし、相続の状況によっては相続放棄や遺留分侵害額請求などの手続きが必要になることもあります。

これらの手続きには法的知識が必要になるため、不慣れな方が対応してしまうと、間違ったり時間がかかったりする恐れがあります。

弁護士に依頼することで、手続きにかかる労力や時間を抑えられるでしょう。

相続問題の解決を依頼するのにかかる弁護士費用の相場は?

続いて、遺産相続問題を弁護士に解決してもらう際の費用について解説します。

なお、費用は弁護士が自由に決めることができ、相続人が最終的に得られた利益によっても変動するため一概にいくらかかるとは言い切れません。

ただし、ある程度の目安は存在するため、費用の種類ごとに紹介します。

着手金

着手金は、弁護士が具体的な問題解決に取り組み始めるタイミングで支払う費用です。

費用の相場は20万〜200万円程度であり、依頼内容やその難易度によって変動します。

報酬金

報酬金は、相続トラブルが解決した結果、相続人が最終的に得られた経済的利益に応じて支払う費用です。

現在は報酬金の算出方法に決まったルールはありませんが、以前は日本弁護士連合会が以下のような報酬基準を定めていました。

今でも参考にしている弁護士は多く、報酬金の費用の相場となっています。

得られた利益

報酬金

300万円以下の部分

経済的利益の額の16%

300万円を超え
3,000万円以下の部分

経済的利益の額の10%+18万円

3,000万円を超え
3億円以下の部分

経済的利益の額の6%+138万円

3億円を超える場合の部分

経済的利益の額の4%+738万円


【参考】(旧)日本弁護士連合会報酬等基準

日当

日当は、弁護士が出張したとき発生する費用です。1日につき5万円程度が相場ですが、出張がなければ0円となります。

実費

実費は、印紙代や切手代、交通費など、弁護士が調査や訴訟をおこなう際に生する費用です。

手続き内容によってかかる費用は異なりますが、通常の遺産分割協議であれば1万〜3万円が相場です。

相続問題の解決を依頼する弁護士の選び方

相続問題の解決を依頼する際の弁護士の選び方について紹介します。

相続についての対応実績が豊富な弁護士を選ぶ

まず、相続問題が得意な弁護士を選ぶのがおすすめです。

弁護士事務所のWebサイトなどを見て、弁護士の得意分野や対応実績などを確認しておきましょう。

また、「ベンナビ相続」のような相続問題が得意な弁護士事務所を多く掲載しているポータルサイトを使って、弁護士を探すのもひとつの方法といえます。

相続税についても相談に対応してくれる

遺産相続について弁護士に相談する場合、相続税対策にも対応している弁護士に依頼するのがおすすめです。

相続税を抑えるための制度や対策方法を教えてもらうことで、より手元に多くの財産を残せるようになります。

無料相談時の対応から選ぶ

電話相談や無料相談をした際の弁護士の対応も参考になります。

親身に話を聞いてくれる弁護士や、少ない情報から適切なアドバイスがもらえる弁護士がよいでしょう。

弁護士に依頼をすると、これからもやりとりが続いていくので、会話や連絡のストレスが少ないことも重要なポイントです。

まとめ|相続を無料電話相談できる弁護士を探すならベンナビ相続

遺産相続に関して悩みがある場合は、弁護士に相談するのがおすすめです。

無料相談や電話相談を受け付けている弁護士事務所も多くあるため、気軽に利用することができます。

無料相談する弁護士を探しているなら「ベンナビ相続」の利用をおすすめします。

相続問題が得意な弁護士事務所が多く掲載されているため、電話相談やメール相談などに応じている事務所も簡単に見つけられるでしょう。

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編集部
本記事はベンナビを運営する株式会社アシロが企画・編集をおこないました。
  • ※ベンナビに掲載されているコラムは、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。
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