無料相談できる離婚弁護士の探し方!相談で聞くべきことや無料相談のタイミングも解説
離婚を考えており、まずは弁護士に無料で相談してみたいと思っている方もいるでしょう。
しかし、どうすれば無料で相談できる弁護士を見つけられるのか、探し方がわからず困っている方もいるかもしれません。
弁護士を探す方法には知人に紹介してもらったり、法テラスなどの公的機関を利用したりなど、いくつかの方法があります。
なかでも最もおすすめなのは離婚問題を得意とする弁護士を見つけられるサービスを利用することです。
弁護士にはそれぞれ注力し、得意としている分野があります。
離婚問題について相談したいなら、離婚問題の解決実績が豊富な弁護士を探すのが望ましいからです。
離婚問題を得意とする弁護士が多く紹介されているサイトなら、あなたの力になってくれる弁護士を探しやすいでしょう。
この記事では離婚問題について無料相談できる弁護士の探し方を紹介するほか、信頼できる弁護士の見極め方、無料相談に訪れる前の準備などについて解説します。
弁護士に無料相談できる窓口 | 連絡先等 |
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ベンナビ離婚 | -- |
法テラス | 電話番号:0570–078374 平日:9:00~21:00 土:9:00~17:00 |
離婚問題の解決を弁護士に依頼するメリット
離婚問題をスムーズに解決したいなら、弁護士に依頼するのがおすすめです。
弁護士に依頼するメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
やり取りを委任すれば相手に会わずに離婚問題を解決できる
弁護士に委任後は、弁護士が代理人として相手との交渉にあたってくれます。
相手と顔を合わせる必要はありませんし、連絡も全て弁護士を通しておこないます。
相手と接触せずに離婚できるため、精神的な負担が減るでしょう。
このため、弁護士を選任する方が多いといっても過言ではありません。
有利な条件で離婚問題を解決できる
弁護士に依頼すれば、交渉に有利な証拠を入手できる可能性が高まります。
弁護士のアドバイスのもと、上手く証拠を収拾したり、弁護士でなければ入手できない資料を入手できたりするからです。
相手に提示したうえで交渉することで、依頼者にとって好条件で離婚できる可能性が高まります。
離婚後の生活への不安も軽減するでしょう。
離婚後や慰謝料請求後のトラブルを防止できる
相手と話し合って離婚しても、相手が約束を反故にして慰謝料や養育費を支払わないといったトラブルも少なくないものです。
トラブルを解決しようとしても、離婚成立後は相手と連絡が取りにくいケースも多く、泣き寝入りせざるを得ない場合もあるでしょう。
弁護士に依頼しておけば、離婚後のトラブルを未然に防止してもらえます。
特に離婚条件に金銭の支払いについての項目が含まれる場合は、支払いが滞ったときに備えて、公正証書にしておくなどの対策を講じておくことが重要です。
弁護士であれば、将来のトラブルも想定しながら解決してくれます。
【24時間対応・電話OK】無料相談できる離婚弁護士の探し方
離婚問題を無料で相談できる弁護士はどうすれば探せるのでしょうか。
ここでは3つの方法をご紹介します。
ベンナビ離婚で探す|電話相談・24時間相談OKの事務所を探したい方
仕事や育児などで弁護士事務所まで足を運ぶ時間がなく、電話で相談したかったり、自分の都合のよい時間に相談したかったりする方はベンナビ離婚の利用をおすすめします。
ベンナビ離婚とは、離婚や男女問題に注力している全国の弁護士が掲載されたサイトです。
財産分与、親権、DVなど離婚問題をさらに細分化した相談内容から、地域を絞って探せるので、近くの頼れる弁護士が見つかります。
無料相談をしている事務所も多いうえ、メールでの相談なら全ての事務所が24時間受け付けているので利用しやすいでしょう。
時間の都合が付きにくく、訪問が難しい方には特におすすめしたいサービスです。
法テラスで紹介してもらう|費用を押さえて依頼したい方
弁護士に依頼したくても、経済的な理由から難しいという方は法テラスを利用するとよいでしょう。
法テラスとは国によって設立された法的トラブル解決のための総合案内所です。
法律トラブルについて相談すれば、適切な相談窓口を紹介してもらえます。
また、誰でも平等にリーガルサービスを利用できることを目的としており、資力がないために弁護士に依頼できない方には、条件を満たせば弁護士による無料の法律相談や弁護士費用の立て替えなどもおこなっています。
経済的な理由から弁護士による無料相談をお探しの方は、一度問い合わせてみるとよいでしょう。
法テラスの利用条件やお近くの法テラスは下記ページより確認できます。
【参考】
無料法律相談・弁護士等費用の立替 | 法テラス
お近くの法テラス | 法テラス
また法テラスの相談については法テラスで無料相談できる内容はどこまで?利用するための条件や注意点も解説をご覧ください。
知人に紹介してもらう|自分で探すのが不安な方
弁護士に依頼して離婚した知人がいるなら、その方に紹介してもらうのもよいでしょう。
人柄もわかるので安心して相談できます。
ただし、無料相談をやっているとは限りません。
ホームページを確認するか、直接問い合わせて確認する必要があるでしょう。
無料相談前にチェック!信頼できる離婚弁護士の見極め方
無料相談は依頼する弁護士を選ぶための場でもあります。
無料相談に訪れた際にチェックしておくべきポイントについて紹介します。
離婚問題を得意とする弁護士事務所
弁護士にはそれぞれ注力している得意分野があります。
離婚問題を得意とする弁護士であれば、知識はもちろん経験も豊富に備えているはずです。
あなたにとって有利な結果に導いてくれる可能性が高いでしょう。
離婚問題を得意とする弁護士かどうかはホームページをチェックするなどすれば確認できます。
また、ベンナビ離婚に掲載されている弁護士は、離婚問題をはじめとした男女問題に精通した弁護士ばかりです。
ぜひ利用ください。
相談時に気持ちに寄り添った対応をしてくれる
無料相談に訪れた際には、弁護士がどのような対応をしてくれるかもよくチェックしましょう。
特に離婚はデリケートな問題です。
精神的に大変つらい思いをされている方がほとんどでしょう。
そんな方にとっては、ただ事務的に解決にあたる弁護士より、依頼者の心に寄り添いながら解決に向けて進んでくれる弁護士の方が、安心でき、非常に頼りになるはずです。
どんなことも包み隠さずに話すことができれば、弁護士も本当にベストな形での解決に導きやすくなるでしょう。
無料相談では弁護士が自分の話を親身になって聞いてくれるか、不安な気持ちを汲み取ってくれるか、自分のした質問に対してわかりやすく丁寧に答えてくれるかなどをチェックしながら相談するのが望ましいところです。
依頼時の費用やサポート内容について丁寧に説明がある
弁護士費用について不安に思う方も多いでしょう。
あとになって思いもよらぬ金額を請求されて動揺しないためにも、相談時に解決までにかかる費用の目安を聞いておきたいところです。
料金体系が明瞭であったり、弁護士がこちらの質問に丁寧に答えてくれたりする事務所なら安心して依頼できます。
逆によくわかならない料金システムになっていたり、不明瞭な点があったりする場合は、焦って依頼しない方がよいでしょう。
離婚弁護士への無料相談の注意点は?事前準備は必要?
弁護士への無料相談は30分程度と非常に短い時間に限られています。
そのため、事前準備をしていくことが大切です。
ここでは、無料相談に訪れる前におこなっておくべき準備について紹介します。
希望の離婚条件を決めておく
弁護士は本人が望む形で離婚できるようアドバイスをしてくれます。
逆にいうと、本人がどのような形での離婚を望むのかを決めていなければアドバイスのしようがありません。
弁護士に相談する前に、財産分与や親権など、希望する離婚条件について必ず考えておきましょう。
弁護士への質問や聞きたいことの優先順位を決めておく
相談時間を充実したものにするためにも、自分の知りたいことを優先的に尋ねることが大切です。
弁護士に相談する前に質問内容はもちろん、その優先順位も考えておきましょう。
また、いざ相談の場になると、考えてきた内容を忘れてしまうものです。
落ち着いて相談するためにも、メモを作成しておくとよいでしょう。
ただし、これがないからといって多くの先生は相談を受けないということはありません。
離婚に至った背景や時系列、登場人物をまとめておく
相談時間は限られていますから、できるだけ知りたい内容に時間を割きたいところです。
離婚に至るまでの経緯説明や関係者など、背景の説明は簡潔におこなえるようにしておきましょう。
出来事を時系列にまとめておいたり、登場人物を整理しておいたりすることをおすすめします。
メモを作成しておいて、弁護士に見せながら説明するのも伝えやすいでしょう。
相手の不貞の証拠があれば持参する
相手の不貞が原因で離婚し、慰謝料請求を考えている場合は証拠も持参しましょう。
慰謝料請求が認められるためには、請求の原因となる事実の立証が非常に重要です。
証拠を持参すれば、それが有効かどうかを弁護士に判断してもらえます。
自分では証拠になるか判断できないようなものでも、持参して弁護士に確認してもらうとよいでしょう。
嘘はNG!聞かれたことに正直に答えよう
弁護士に相談や依頼をする場合には、嘘をついたり、不都合な事実を隠したりしてはいけません。
全て正直に話しましょう。
弁護士はあなたの話をもとに、解決方法を考えます。
もし、あとになって重大な事実についての嘘や隠し事が発覚すれば、全ての算段が狂い、有利に進んでいた話が一気に不利になってしまう可能性もあります。
そのような事態に陥らないようにするためにも、弁護士にはどんなことも正直に話しましょう。
離婚弁護士への無料相談のタイミングは?
弁護士に相談すべきタイミングがわからないために、なかなか行動に移せない方もいるでしょう。
弁護士への相談はできるだけ早いタイミングにおこなうのが望ましいところです。
具体的には、以下のような段階で相談することをおすすめします。
パートナーの不貞・不倫に気付いたとき
パートナーが不貞行為をしていた場合、パートナーと不貞相手に慰謝料を請求できます。
しかし、慰謝料の請求が認められるためには不貞の事実を立証できる証拠が必要です。
有利な証拠を入手するためにも、パートナーの不倫に気づいた段階で弁護士に相談し、弁護士のアドバイスのもと、証拠集めを始めるのが望ましいでしょう。
離婚を決めたとき
相手との離婚を決意したら、相手に離婚を切り出す前に弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に相談すれば、争点になると思われるポイントについて予めアドバイスをもらえるからです。
相手との話の進め方や相手への切り返し方などについての心づもりがあれば、話を有利に進められる可能性が高いでしょう。
相手が納得しなかったり、言い争いになったりしても「弁護士がこのように言っていた」などといえば、上手く話が進む場合もあります。
さらに、財産に関する書類や相手の不貞の証拠など先に集めておくべき証拠についてのアドバイスももらえるはずです。
離婚を切り出してからでは、相手が証拠を隠す可能性もあるので、先にどのような証拠を収拾しておくべきかを知り、準備を始めるのが望ましいでしょう。
離婚の条件で揉めてしまったとき
夫婦で話し合いを始めたものの、「話がまとまりそうにない」「お互い感情的になってしまい、話し合いにならない」などといった場合は、話がこじれる前に弁護士に相談、依頼するのがおすすめです。
弁護士に依頼すれば弁護士が代理人として相手方と交渉をしてくれます。
第三者であるため冷静に話し合いやすくなりますし、法律的な観点から主張してくれるので、相手も納得せざるをえないことも多いでしょう。
膠着状態が解消され、早期に離婚が成立する可能性も高まります。
相手方の弁護士から連絡が来たとき
相手方が弁護士に依頼しているなら、こちらも弁護士に依頼するのが賢明です。
自分で対応してもかまいませんが、相手は法律の専門家であり交渉のプロです。
さらに、依頼者にとって有利な解決を第一に考えますから、法律知識がなく交渉にも慣れていない方が対応しても、不利な結果となる可能性が非常に高いでしょう。
相手が弁護士を代理人としているなら、自分も弁護士に依頼することを強くおすすめします。
まとめ
離婚について弁護士への相談を考えているなら、離婚問題を得意とする弁護士を探して相談することをおすすめします。
弁護士にはそれぞれ注力している分野があるため、弁護士であれば誰に相談しても同じというわけではないからです。
「ベンナビ離婚」には離婚問題を得意とする弁護士が数多く掲載されています。
無料相談をおこなっている法律事務所も多くありますので、ぜひ近くの弁護士を探して相談してみてください。