ワンオペ育児を理由に離婚はできる?離婚率・離婚の回避方法・離婚手続きの流れを解説
終わりの見えないワンオペ育児を強いられており、家事と育児に追われる毎日に「離婚」の2文字が頭をよぎっていませんか?
「ワンオペ育児は当たり前」「甘え」などと言われることもありますが、そもそも子育ては夫婦でするもので、どちらか一方が全てを負担するものではありません。
本記事では、ワンオペ育児を理由に離婚を考えている方のために、離婚するメリット・デメリットや離婚の回避方法、ワンオペ育児で離婚する際の手続きの流れなどを解説します。
後悔のない選択をするために、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
【結論】ワンオペ育児を理由に離婚することは可能
結論として、ワンオペ育児が理由でも離婚が成立する可能性はあります。
ただし、相手方の対応や離婚手続きなどによっては離婚が認められない場合もあります。
ここでは、ワンオペ育児による離婚成立や慰謝料請求の可否などを解説します。
1.協議離婚や調停離婚なら夫婦が合意すれば離婚できる
詳しくは「ワンオペ育児を理由に離婚する際の流れ」で後述しますが、離婚手続きは主に協議離婚・調停離婚・裁判離婚の3種類があります。
協議離婚の場合、お互いの合意によって離婚が成立するため、どのような理由でもお互いが納得すれば離婚することが可能です。
調停は、直接の話し合いでは解決できない場合などに家庭裁判所に申し立てをして離婚手続きを進めるもので、ここでも離婚理由は重要視されません。
親権・養育費・面会交流・財産分与などについても、全て話し合いによって決まります。
ただし、お互いが話し合いの内容に合意しないと決まりませんので、場合によっては長い期間話し合うことになるでしょう。
話し合いをできるだけ早く有利に進めたい場合は、離婚問題が得意な弁護士にサポートしてもらうことをおすすめします。
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2.裁判離婚の場合は離婚が認められないおそれがある
協議離婚や調停離婚でも話がまとまらなかった場合、最終的には裁判離婚にて離婚の可否などを決めることになります。
裁判離婚の場合、離婚理由が以下の法定離婚事由に該当しているかどうかが重要になります。
(裁判上の離婚)
第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
引用元:民法第770条1項
ただし、ワンオペ育児が「五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき」に該当していることを証明するのは容易ではなく、離婚が認められないおそれもあります。
具体的にどのようにして証明するべきかは個別の状況によりますので、裁判離婚に発展した場合はまず弁護士に相談することをおすすめします。
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3.ワンオペ育児だけを理由に慰謝料請求するのは困難
当事者同士で話し合いをおこなって、相手に慰謝料の支払いを約束してもらうことができれば、慰謝料を受け取ることが可能です。
ただし、話し合いでは解決せずに裁判になった場合は、ワンオペ育児だけを理由に慰謝料請求が認められることは基本的に困難です。
なお、ワンオペ育児だけでなく、以下のような事情があって証拠も揃っているような状況であれば慰謝料を受け取れる可能性があります。
- DV
- モラハラ
- 不貞行為(不倫・浮気)
- 悪意の遺棄(生活費を渡さない、一方的な別居など)
- その他(セックスレス、借金) など
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ワンオペ育児とは
ワンオペ育児とは、夫婦の一方が育児や家事などを担当している状態を指します。
なお、ワンオペとは「ワンオペレーション(One Operation)」の略で、本来なら複数人で担当する業務や作業を一人で全てこなすことを指します。
日本の場合、男性側が仕事などを理由に女性にワンオペ育児をさせているケースが多くあります。
ここでは、ワンオペ育児による離婚率や、ワンオペ育児が発生する原因などを解説します。
ワンオペ育児の離婚率
2021年に法務省が公開した「協議離婚に関する実態調査結果の概要|法務省」によると、協議離婚をしたケースのうち「ワンオペ状態だった」という家庭は約80%という結果になっています。
上記の結果は「協議離婚を経験した30代~40代の男女1,000名」を調査対象にしたものであり、あくまでも全体の一部にしか過ぎません。
それでも、ワンオペ育児は離婚と無関係とは言い切れず、離婚原因のひとつになっていることはうかがえます。
ワンオペ育児が発生する原因
ワンオペ育児が発生する主な原因としては、以下のようなものがあります。
- 夫が育児や家事に非協力的である
- 夫が単身赴任中で、家に帰るのが難しい
- 夫の仕事が忙しく、家でゆっくりできる時間がない
- 夫側が居心地の悪さを感じており、家に帰りたがらない
- 実家から遠く離れて生活しており、近くに頼れる友人もいない など
いずれにしても、ワンオペ育児が理由でも離婚が成立する可能性はありますので、黙って1人で我慢する必要はありません。
まずは協議離婚をおこなって夫婦同士で話し合い、解決が難しそうであれば調停離婚などに移行して解決を目指しましょう。
ワンオペ育児で夫婦が離婚する5つの理由
ワンオペ育児をしている妻が「もう離婚したい!」と感じるのは、単に育児や家事が忙しいからだけではありません。
ここでは、妻が離婚したいと感じる主な理由を紹介します。
1.家事や育児に協力しない夫とのケンカが絶えないから
一つ目として、家事や育児に対して非協力的な夫は、疲れている妻から見るとストレスの対象になります。
「普段、自分は育児や家事で疲れているのに夫は知らんぷり」というような態度を見てしまうと、いつもなら許せていたささいなことでも憎らしく感じ、争いに発展することもあります。
一度不満を吐いてしまうと止めることができなくなって、言わなくてもいいような夫の性格や結婚自体についても言及してしまう場合もあり、夫婦間の溝が深まって離婚の原因となる可能性もあります。
パートナーが家庭の運営に協力しない、育児する側は時間や経済の自由が奪われ、さらに心身の健康も損なわれる。ワンオペ育児はパートナーによるDVでしょ。その状況で第三者が関わるにしてもパートナーを矯正するか離婚する以外に無くないか?DVを維持させるわけにはいかんだろ
引用元:X
2.自分の収入で生活できるのに夫婦で生活する意味がわからなくなったから
なかには、夫婦共働きの状態でワンオペ育児をしている妻もいます。
妻側だけの収入で子どもを養っていけるだけの経済力があれば、家事も育児も手伝ってくれない夫と一緒にいる意味が次第にわからなくなり、最終的には離婚を望むこともあります。
経済力のある妻は、離婚後の生活に対する金銭的不安も大きくなく、少しでも離婚が魅力的と感じてしまったらいつ離婚を決意してもおかしくありません。
ほぼ #ワンオペ育児 だから離婚しても何とかなる気がしてきた。お金も給料交渉し手当てとかで何とかなる気がしてきた。新年大吉だったけどもしや離活することが大吉なのか?
引用元:X
3.誰にも頼れずに息が詰まるから、孤独感が限界だから
「誰よりも頼りになるはずの夫を頼りにできない」というような状況の場合、妻としては大きな孤独感を感じてしまいます。
本来なら安らげるはずの家庭で、家事や育児に追われて安らげない生活が続いてしまうと息が詰まってしまいますよね。
気軽に相談できる人が周囲にいたり、遠慮せずに育児や家事を手伝ってくれたりするような人がいればよいのですが、難しいのが現実です。
本来なら頼るべき夫に頼れない状況はストレスが溜まりますし、結婚している意味がわからなくなって、最終的に離婚に至ることもあります。
孤独感。平日にヒマだからと相談できる人に連絡をしたら連休がいいと言われ、前の職場の人と会ったら職場の復帰・飲みにいくこと。やんわり拒否。寂しさ重なる。人との距離感がつかめない。コミュ障が強くなってきた。#ワンオペ育児
引用元:X
4.日々の疲れや寝不足などで肉体的にもたないから
子どもが幼い場合、夜泣きなどで妻が十分な休みを確保できないことも多く、深刻な睡眠不足などで疲れが溜まってしまうことも少なくありません。
特に寝不足はイライラや情緒不安定を引き起こし、ささいなことで怒って揉め事が起きてしまう原因になります。
ほかにも、子どもを長時間抱っこしたりおんぶしたりすることで、腕が腱鞘炎になってしまったり、腰痛になってしまったりすることもあります。
夫は心身ぼろぼろな状態にも気付いてくれず、当たり前のように育児や家事を要求してきた際には「自分のことは自分でして!」とストレスが爆発してしまうこともあるでしょう。
ワンオペ育児、しんどい、孤独すぎる。。可愛いはずの新生児の時期をこんなメンタルで過ごしたくないのに、眠れないし疲れは取れない。
引用元:X
5.仕事ばかりしている旦那に対する愛情がなくなったから
夫が育児に非協力的で、妻に対する感謝や気遣いなどもなければ、結婚当初と同じ愛情を持ち続けるのは難しいでしょう。
たとえ「まだ子どもが小さいから」などと我慢しようとしても、最終的には離婚を選択してしまうこともあります。
あ、やべ今この夫婦喧嘩で完全に、
旦那に冷めたわ。
自分偉いもんね。
子育てしてないの自覚してなかったのね。
たまに外に連れてくだけで
子育てしてる感出されてもな。
仕事大変なん分かってたから
ワンオペ育児に文句はあったが
口にしなかったじゃん。
いきなり何?
うっとおしい
引用元:X
ワンオペ育児で離婚するメリット・デメリット
離婚にはメリット・デメリットが存在します。
ここでは、まったく家事や育児を手伝ってくれない夫と離婚するメリットやデメリットについて解説します。
ワンオペ育児で離婚する3つのメリット
ワンオペ育児で離婚する主なメリットとしては、以下の3つがあります。
- 夫に対するストレスから解放される
- 家事の負担が減
- 自分のペースで育児ができる
1.夫に対するストレスから解放される
夫と離婚すれば、家事や育児に非協力的な夫に対する「なんで自分だけ」「どうして何も手伝ってくれないの?」などの不満やストレスを感じずに済みます。
日々の生活で怒りを感じたり、けんかをして精神的に消耗したりすることもなくなり、穏やかな日常を取り戻せるというのは大きなメリットのひとつです。
特に結婚生活中に心身に不調を感じていた場合には、離婚することでこれまで抱えていた葛藤や迷いなども解消され、新たなスタートを切ることができて回復に向かうこともあります。
2.家事の負担が減る
夫と離婚すれば、日々の食事・洗濯・掃除など、夫の分の家事をせずに済みます。
家事の負担が減るぶん、育児や自分のために時間をかけることができ、今までできなかったこともできるようになるでしょう。
結婚生活中に感じていた「自分のことは自分でやって!」というような不満を抱くこともありませんので、ストレスも少なくなります。
3.自分のペースで育児ができる
夫と離婚することで、自分のペースで育児できるというメリットもあります。
夫がいる場合、どうしても夫の帰宅時間や起床時間などに合わせて動かなければならず、ワンオペ育児といっても完全には自分のペースで育児や家事をすることはできません。
離婚後は、完全に自分のペースで進めることができるようになり、夫に気を遣ったり途中で中断させられたりせずに済みます。
ワンオペ育児で離婚する3つのデメリット
一方、ワンオペ育児で離婚する主なデメリットとしては、以下の3つがあります。
- 金銭的に余裕がなくなる
- 完全に夫には頼れなくなる
- シングルマザーとしての周囲の目が気になる
1.金銭的に余裕がなくなる
夫と離婚すると、金銭的に余裕がなくなるおそれがあります。
自分1人だけでも自立して子どもを養えるだけの経済力があればよいのですが、十分な経済力がないと日々の生活が苦しくなり、大きなストレスや不安につながることもあります。
今まで専業主婦だった場合は、ワンオペ育児に加えて新たに仕事を始める必要が出てきたりして、余計に精神的余裕がなくなってしまう可能性もあります。
2.完全に夫には頼れなくなる
離婚後は、完全に夫に頼ることができなくなります。
なかには「ほとんど夫には頼っていなかった」という方もいるかもしれませんが、離婚すると少しの間でも見てもらうことができなくなります。
子どもを褒めることも叱ることも、全部自分でしなくてはいけないのです。
子どもにとっても、父親がいないことで、母親に叱られたときや母親の機嫌が悪いときなどに逃げ場がなくなってしまい、家を窮屈と感じてしまう可能性があります。
3.シングルマザーとしての周囲の目が気になる
夫と離婚すると、シングルマザーとして周囲の目が気になることもあります。
現代では離婚は珍しいことではなく、シングルマザーだからといって必ずしも白い目で見られるというわけではありませんが、それでもゼロではありません。
なかにはワンオペ育児に対して批判的な考え方の人もいたりして、シングルマザーに対して偏見はなくても「ワンオペ育児が辛い」という理由で離婚したことに対しては偏見を持たれる可能性があります。
周囲の目が気になってしまう性格の方は、離婚を選んだことで大きなストレスになってしまうこともあります。
ワンオペ育児による離婚を回避するための3つの対処法
ワンオペ育児で辛い思いをしていても、離婚すれば必ず幸せになれるわけではありません。
そもそも自分が好きで結婚した相手ですので、離婚せずにワンオペ育児を解消できることがベストでしょう。
ここでは、ワンオペ育児を理由に離婚する前にやっておくべき対処法を解説します。
1.夫婦で話し合いの場を設ける
まずは、育児や家事で手がまわらないことについて、夫としっかり話し合うことが大切です。
夫と話し合う際は「具体的に何をしてほしいのか」「どのような生活を望んでいるのか」などの希望をまとめておき、「あなたも疲れていると思うけど」などと相手を労りつつ話し合いを進めていきましょう。
注意点として、ケンカ腰で「あなたは何もしてくれない!」などと相手を否定するような発言は避けましょう。
相手もつられてケンカ腰になってしまい、夫婦間の溝が深まってしまうおそれがあります。
もし夫が「家事や育児は妻がするべき」という考え方を改める気がない場合は、一度別居して、夫が全て家事などをせざるを得ない状況にしてみるのもひとつの方法です。
2.夫に子どもの面倒をみてもらう時間を作る
子どもが幼い場合、夫側がまだ父親の自覚を持てていない可能性があります。
まだ父親の自覚を持てていない場合、「育児に参加しないから」と子どもを夫から遠ざけてしまうと、ますます自覚が持てなくなってしまいます。
まずは、毎日少しずつでも子どもとの時間を作ってあげましょう。
ただし、今まで育児をまったくしてこなかった夫にいきなり強要しても面倒がるでしょうから、「子どもを10分だけ見てて」というように、小さいことからお願いしてみることをおすすめします。
3.家事や育児などの代行サービスを活用する
家事や育児などの代行サービスを活用するのも有効です。
最近では家事や育児の代行サービスが増えていますし、ほかにも食洗器・自動掃除機・乾燥機などの家電製品を利用することで家事にかかる負担を軽減できます。
毎日ではないにしろ、子どもを預かってもらったり育児を代行してもらったりすれば、育児などにかかる日々の負担も軽減できます。
自分がいるのに子どもを預けることに気まずさを感じることもあるかもしれませんが、1日や半日程度であれば息抜きとして効果的でしょう。
ワンオペ育児を理由に離婚する際の流れ
ワンオペ育児が耐えられず、離婚を回避できない状況であれば離婚手続きを進めましょう。
離婚する場合、基本的な手続きの流れは以下のとおりです。
- 離婚条件を考えておく
- 協議離婚をおこなう
- 調停離婚を申し立てる
- 裁判離婚に移行する
ここでは、それぞれの手続きの流れについて解説します。
1.離婚条件を考えておく
まずは、自分がどのような条件で離婚したいのか考えておきましょう。
離婚時に決めておくべき主な事項としては、以下のようなものがあります。
- 親権はどちらが持つのか
- 養育費はいくら支払うのか
- 慰謝料はいくら支払うのか
- 面会交流の方法や頻度はどうするのか
- 財産分与では何をどのように分けるのか など
たとえば、養育費なら「子どもが大学を卒業するまで、指定口座に毎月5万円を振り込む」というように、なるべく具体的に希望内容を考えておきましょう。
また、相手側が「自分も育児を手伝っていた」などと反論してきた場合に備えて、育児日記や相手とのLINE・メールのやり取りなどの日々の育児状況を示す証拠を準備しておくこともおすすめします。
2.協議離婚をおこなう
夫婦が離婚する際は、基本的には協議離婚をおこなって離婚成立を目指します。
協議離婚では、夫婦間で直接話し合って離婚条件などを取り決めます。
裁判所を介さない離婚手続きであるため、ほかの離婚手続きに比べてスピーディに進行できるというのが大きな特徴です。
協議離婚が成立すれば、まとまった内容を離婚協議書に記載し、役所に行って離婚届の提出を済ませれば離婚成立となります。
3.調停離婚を申し立てる
協議離婚が決裂した場合は、家庭裁判所にて調停離婚を申し立てます。
調停離婚では、裁判所の調停委員が夫婦の間に入り、話し合いをおこなって離婚を目指します。
基本的に夫婦同士は対面しないまま手続きが進行するため、感情的にならずに冷静に話し合いが進められるというのが大きな特徴です。
調停委員がそれぞれ個別に聞き取りをおこない意見調整などをした結果、合意できれば調停調書謄本が作成され、役所に行って離婚届と一緒に提出を済ませれば離婚成立となります。
4.裁判離婚に移行する
調停離婚でもまとまらなければ、最終手段として裁判離婚に移ります。
裁判離婚では、夫婦が家庭裁判所に出廷して証拠とともに主張立証をおこない、十分に尽くされたところで裁判官による判決や和解となって決着が付けられます。
協議離婚や調停離婚に比べると、手続きが複雑で時間がかかるものの、最終的には判決などによって必ず決着が付くというのが大きな特徴です。
最終的に離婚を認める判決が下されれば、判決書謄本や確定証明書が作成され、役所に行って離婚届と一緒に提出を済ませれば離婚成立となります。
ワンオペ育児での離婚に関するよくある質問3選
ここでは、ワンオペ育児での離婚に関するよくある質問について解説します。
1.ワンオペ育児を理由に慰謝料は請求できる?
当事者同士で話し合いをおこなって、相手に慰謝料の支払いを約束してもらうことができれば、慰謝料を受け取ることが可能です。
一方、話し合いでは解決せずに裁判になった場合は、ワンオペ育児だけを理由に慰謝料請求が認められることは基本的に困難です。
ただし、ワンオペ育児だけでなく、以下のような事情があって証拠も揃っているような状況であれば慰謝料を受け取れる可能性があります。
- DV
- モラハラ
- 不貞行為(不倫・浮気)
- 悪意の遺棄(生活費を渡さない、一方的な別居など)
- その他(セックスレス、借金) など
2.ワンオペ育児の離婚率は?
2021年に法務省が公開した「協議離婚に関する実態調査結果の概要|法務省」では、協議離婚をした夫婦のうち「ワンオペ状態だった」という家庭は約80%という結果になっています。
ワンオペ育児の離婚率を明確に示すデータではありませんが、ワンオペ育児が離婚原因のひとつになっていることがうかがえます。
3.ワンオペ育児で離婚した場合に利用できる制度はある?
ワンオペ育児で離婚してシングルマザーになった場合、以下のような手当や割引制度などが利用できる可能性があります。
| 手当・助成金 | 減免・割引制度 | 就労支援 |
|
①児童手当 |
①ひとり親控除 ②国民健康保険料の減免 ③国民年金保険料の減免や納付猶予 ④交通機関の割引制度 ⑤粗大ごみ処理手数料の減免 ⑥上下水道料金の減免 ⑦子どもの保育料の減免 |
①自立支援教育訓練給付金 |
なお、それぞれ収入状況・子どもの年齢・居住地域などの利用要件が定められています。
具体的な制度内容や利用要件については、以下の関連記事をご確認ください。
【関連記事】【2026年版】シングルマザー(母子家庭)が受けられる手当一覧!条件や金額を解説
さいごに|ワンオペ育児が辛くて離婚を考えているなら、ベンナビ離婚で相談を
ワンオペ育児で辛い思いをしているなら、まずは弁護士に相談してみましょう。
弁護士なら、最適な解決方法や離婚手続きの進め方をアドバイスしてくれるほか、協議離婚・調停離婚・裁判離婚などの離婚手続きを代行してもらうことも可能です。
法律知識や交渉経験を有する弁護士が対応することで、スムーズかつ有利な形での離婚成立が望めるため、ワンオペ育児で離婚を考えている方にとって心強い味方になってくれます。
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