弁護士に不倫問題の無料相談ができる窓口4選|無料相談のポイントも解説
- 「もしかしたら、妻や夫が不倫しているかも…」
- 「配偶者の不倫について弁護士に相談したいけど、費用が気になる...」
夫の不倫を疑っているなら、まずは弁護士へ相談しましょう。
しかし、相談や依頼したときにいくらかかるのか、費用も気になりますよね。
そんな時は、無料相談を活用するのもひとつの方法です。
この記事では、弁護士に不倫問題の無料相談ができる窓口について解説します。
夫との離婚や不倫相手への慰謝料請求を考えているなら、信頼できる弁護士への依頼がおすすめです。
実際に依頼する前にまずは無料相談を活用して、安心して相談できる弁護士を探しましょう。
弁護士に不倫問題の無料相談ができる窓口4選
弁護士費用は高額なイメージがあり、とりあえず最初は無料相談したいと考えている方もいるでしょう。
ここからは、弁護士に不倫問題の無料相談ができる窓口として、以下4つを紹介します。
- ベンナビ不倫慰謝料
- 弁護士会の法律相談センター
- 市区町村役場の法律相談会
- 法テラス
ベンナビ不倫慰謝料|初回の無料面談相談が可能な弁護士をいろいろな条件で探せる
ベンナビ不倫慰謝料とは、不倫の慰謝料請求を得意とする弁護士を探せるポータルサイトです。
全国にいる弁護士の中でも、不倫慰謝料問題を得意とする弁護士が多数掲載されているため、あなたにぴったりの相談先を見つけることができます。
また、弁護士を探す際は、初回無料相談を実施している弁護士のみを絞り込むことも可能です。
無料相談を利用したからといって必ず正式に依頼する必要はありませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
弁護士会の法律相談センター|弁護士会によっては無料相談が可能な場合も
各都道府県に設置された弁護士会の法律相談センターでも、不倫問題の無料相談を利用できるケースがあります。
一部相談が有料のケースもあるので、まずはお住まいの地域の弁護士会に問い合わせてみましょう。
なお、法律相談センターでは相談する弁護士を選ぶことはできません。
必ずしも不倫慰謝料請求に強い弁護士に相談できるとは限りませんが、まずは一般的な質問をしたいのであれば、活用するのも方法のひとつです。
市区町村役場の法律相談会|お住まいの地域によっては定期・不定期で開催
お住まいの地域の自治体によっては、弁護士による無料相談を実施しているところもあります。
市区町村役場へ、直接問い合わせてみましょう。
ただし、弁護士会と同様、相談できる弁護士を選ぶことはできないので注意が必要です。
また、自治体の法律相談には同一年内に利用できる回数に制限があるケースもあります。
すでにほかのトラブルについて相談をしている場合、利用できない可能性があることを覚えておきましょう。
法テラス|経済的に困窮している方であれば弁護士に無料相談が可能
法テラス(日本司法支援センター)は、国によって設立された法的トラブル解決の総合窓口です。
誰もが適切な法的サービスを受けられるよう、経済的な理由などで法律相談にアクセスできない人をサポートしています。
法テラスでは1回につき30分、同一の内容なら3回まで無料相談が可能です。
ただし、無料相談を受けるにはご自身の収入と資産が法テラス規程の基準以下でなければなりません。
お住まいの地域によっても基準が異なるため、法テラスへ問い合わせてみましょう。
弁護士以外に不倫の無料相談が可能な窓口
弁護士に無料相談する窓口はあるものの、ややハードルが高いと思う方もいるかもしれません。
もう少し気軽に相談できる窓口を知っておけば、柔軟な対応ができるはずです。
そこでここからは、弁護士以外に不倫の無料相談ができる窓口を3つ紹介します。
友人・知人|気軽に相談できる
弁護士以外に不倫の相談をしたいときは、友人や知人に頼るのも手です。
気心が知れた仲なら気軽に話せますし、相手も親身に相談に乗ってくれるでしょう。
当然費用もかかりません。
法的なアドバイスを受けることはできませんが、不安やモヤモヤした気持ちを解消したいなら、友人・知人に相談するのがおすすめです。
NPO法人|無料の電話相談を受け付けている窓口も
弁護士以外の不倫の相談先として、NPO法人も挙げられます。
NPO法人の中には、電話相談や弁護士選びのアドバイスなどを無料で実施している窓口も少なくありません。
窓口では、夫婦問題に関する専門知識を持ったカウンセラーと話せるので、精神的な負担を軽減できるはずです。
カウンセラーなので法的なアドバイスはできませんが、身近な人以外に相談したいというときには利用してみるのもよいでしょう。
探偵・興信所|不倫の証拠を確保したい場合
配偶者の不倫を疑っているけれど、証拠がないというときは、探偵や興信所の無料相談も利用してみましょう。
配偶者や不倫相手に慰謝料を請求するなら、証拠があるに越したことはありません。
配偶者と不倫相手がデートしている様子やラブホテルに出入りしている様子など、慰謝料請求に有利な証拠を集めるには、探偵や興信所へ依頼したほうがスムーズです。
調査を依頼する場合は費用がかかりますが、証拠収集に悩んでいるなら利用してみるのもよいでしょう。
不倫問題を弁護士に相談・依頼するメリット
離婚するのか、慰謝料請求をするのかなど、不倫問題の解決には法的な知識が必要です。
少しでも有利に解決したいなら、弁護士への相談を検討しましょう。
ここからは、不倫問題を弁護士に相談・依頼するメリットについて解説します。
個別のケースにあわせ請求可能な慰謝料額を算出してもらえる
弁護士に相談する1つ目のメリットは、個別のケースにあわせて、請求可能な慰謝料額を算出してもらえる点です。
不倫慰謝料の相場は、50万円~300万円といわれています。
ただし、婚姻期間の長さ、離婚するかしないか、不倫の悪質性などによっても金額は変動します。
その点、弁護士に相談すれば、状況に応じた適切な慰謝料額を算定してくれるはずです。
慰謝料の目安がわかれば、弁護士費用を差し引いていくら手元に残るのかも計算でき、今後の見通しを立てやすくなるでしょう。
証拠の集め方をアドバイスしてもらえる
弁護士に相談する2つ目のメリットは、証拠の集め方をアドバイスしてもらえる点です。
慰謝料請求には、証拠が必要です。
しかし、どんな証拠を集めたらよいのか、どのように集めたらよいのかなど、わからないことも多いでしょう。
また、ご自身では有力な証拠が確保できたと思っても、専門家目線で見ると不十分であるということも考えられます。
その点、弁護士なら過去の実例を踏まえて、証拠の内容や集め方について具体的なアドバイスをしてくれます。
慰謝料請求で効力を発揮する証拠を集めたいなら、弁護士へ相談しましょう。
相手との慰謝料交渉や法的手続きを全て任せられる
弁護士に相談する3つ目のメリットは、相手との慰謝料交渉や法的な手続きを、全て任せられる点です。
不倫相手に慰謝料を請求するには、内容証明郵便を送ったり、本人と交渉したりする必要があります。
また場合によっては、裁判手続きに発展するかもしれません。
配偶者の不倫相手と直接話すのは、負担が重いものです。
そして法律知識がない状態で裁判に臨んでも、有利な解決は望めないでしょう。
その点、弁護士に依頼すれば、慰謝料請求にかかる手続きを全て任せられます。
専門知識を武器に戦ってくれるので、あなたの希望に近い解決ができるかもしれません。
精神的・肉体的なストレスを軽減できる
弁護士に相談する4つ目のメリットは、精神的・肉体的なストレスを軽減できる点です。
ただでさえ精神的なダメージを受けているのに、離婚をするために不倫をした配偶者とやりとりをするのは、非常にストレスがかかります。
つい感情的になってしまい、うまく話し合いできないかもしれません。
その点、弁護士はあなたの味方として、不倫相手に毅然とした態度で交渉を進めてくれます。
また、裁判期日への出廷も任せられるので、ご自身が毎回裁判に参加せずとも問題を解決できるかもしれません。
法律の専門家が味方に付くことは、ご自身にとって安心材料になるでしょう。
より高額な慰謝料を請求できる可能性が高まる
弁護士に相談する5つ目のメリットは、より高額な慰謝料を請求できる可能性が高まる点です。
不倫慰謝料の相場は、50万円~300万円程度ですが、自分のケースでの適正額がわからないと、相場より低い慰謝料を請求してしまうかもしれません。
後悔しないためにも、弁護士への依頼を検討しましょう。
また、ご自身で不倫相手と交渉しても、相手に無視される可能性も否定できません。
話し合いができなければ、そもそも慰謝料を支払ってもらうのは難しいものです。
しかし、弁護士からの連絡なら、相手も応じてくれる可能性が高まります。
弁護士はどんな相手とも冷静に交渉をしてくれるので、より高額な慰謝料を請求できるでしょう。
あとでトラブルがおきない示談書を作成してもらえる
弁護士に相談する6つ目のメリットは、あとでトラブルがおきないよう、示談書を作成してもらえる点です。
不倫相手と交渉が成立したら、配偶者への接触禁止や慰謝料の支払い方法などをまとめた示談書を作成するのが一般的です。
しかし、法的な知識がないまま示談書を作成しても、記載漏れや不備によってトラブルに発展するかもしれません。
その点、弁護士なら抜け漏れなく法的にも有効な示談書を作成してくれるので、慰謝料の未払いなどのトラブルも防げるはずです。
限られた相談時間を有効に使うために!弁護士に不倫の無料相談をする際のポイント
弁護士への無料相談は、30分~1時間程度の時間制限が設けられているのが一般的です。
限られた時間を有意義なものにするためには、以下で紹介するポイントをきちんと押さえておきましょう。
最終的な希望や聞きたいことなどを事前にまとめておく
無料相談の1つ目のポイントは、最終的な希望や聞きたいことなどを、事前にまとめておくことです。
法律相談では、うまく話せなかったり緊張したりすることも考えられます。
絶対に聞きたいポイントや伝えたい希望などをメモでまとめておけば、当日スムーズに話せるはずです。
相談時に配偶者や不倫相手の愚痴を言い続けてしまっては、時間を無駄にしてしまいます。
無料相談は法的なアドバイスを受けられる貴重な機会なので、感情的な話をしすぎないように気をつけましょう。
不倫に気付いたきっかけや状況を時系列でまとめておく
無料相談の2つ目のポイントは、不倫に気づいたきっかけや状況を時系列にまとめておくことです。
初対面の弁護士に状況を理解してもらうには、夫婦や不倫の状況をわかりやすく説明する必要があります。
時系列で簡潔にまとめておけば説明もスムーズですし、より具体的なアドバイスがもらえるでしょう。
少しでも役立ちそうな資料・証拠は全て持参する
無料相談の3つ目のポイントは、少しでも役立ちそうな資料・証拠は、全て持参することです。
どんな証拠が慰謝料請求に役立つのか、ご自身で判断するのは難しいでしょう。
自己判断で取捨選択しては、重要な証拠を無駄にしてしまう可能性があります。
どんなに些細な証拠でも、まずは全て弁護士に見てもらいましょう。
手元にある証拠の中に、慰謝料請求で重要なカギを握るものがあるかもしれません。
不倫問題の対応を依頼した場合の料金を必ず聞く
無料相談の4つ目のポイントは、不倫問題の対応を依頼した場合の料金を必ず聞くということです。
着手金の額や受任範囲、報酬形態は、事務所によっても異なります。
あとでトラブルにならないよう、ご自身のケースでどの程度の費用がかかるのか、事前の確認が必要です。
また、裁判手続きをせずに交渉業務のみを依頼したほうが、弁護士費用を安く抑えられる可能性があります。
ただし、交渉だけでは話し合いがまとまらないケースもあるので、どこまでの業務を受任範囲に設定すべきかは弁護士とよく相談しましょう。
弁護士には包み隠さず全て正直に話す
無料相談の5つ目のポイントは、弁護士には包み隠さず全て正直に話すということです。
夫婦の問題はデリケートなものなので、話しにくいこともあるでしょう。
しかし、だからといって誤魔化したり隠したりしては、正確なアドバイスはもらえません。
弁護士には守秘義務があります。
相談内容が外部に漏れることはないので、安心して相談しましょう。
なるべく早い段階で弁護士に相談・依頼する
無料相談の6つ目のポイントは、なるべく早い段階で弁護士に相談・依頼するということです。
ご自身で対応すると、問題がさらに拗れてしまうかもしれません。
争いが泥沼化したあとに弁護士に依頼すると、弁護士自身が状況把握に時間を要し、解決までに時間がかかります。
また、初動で失敗したことで、のちの裁判で不利になってしまうケースもあるようです。
なるべく有利に早期に解決するためにも、早い段階で弁護士に相談・依頼しましょう。
不倫問題の対応を依頼する弁護士の選び方
不倫問題は弁護士に依頼したほうがメリットが大きく、希望通りの決着につながりやすくなります。
しかし、どんな弁護士に相談すべきかで迷ってしまう方も多いでしょう。
そこでここからは、不倫問題を依頼する弁護士の選び方について、解説します。
不倫や離婚の問題を得意としているか
不倫問題を依頼するなら、不倫や離婚問題を得意としている弁護士を選ぶようにしましょう。
弁護士にはそれぞれ得意分野があります。
不倫問題の実績が豊富な弁護士なら手続きにも慣れていますし、ノウハウも熟知しているはずです。
弁護士の得意分野や実績も、きちんと確認するようにしましょう。
親身に話を聞いてくれるか
不倫問題を依頼するなら、親身に話を聞いてくれる弁護士を選ぶようにしましょう。
夫婦の問題は、他人にはなかなか話しにくいものです。
上手く伝えられなかったり、話している途中で感情が溢れたりすることもあります。
そんな時に、ゆっくり親身になって話を聞いてくれる弁護士なら、安心して話せるでしょう。
ご自身の問題にどれだけ親身かつ真剣に向き合ってくれるのかも、判断材料のひとつです。
相性がよいか
不倫問題を依頼するなら、相性がよい弁護士を選ぶようにしましょう。
弁護士に依頼すれば、解決に向けて二人三脚で歩むことになります。
対面や電話、メールなどで弁護士と話す機会も多いため、弁護士との相性は非常に重要です。
なんだか話しにくい、コミュニケーションがうまくとれないなどの問題があれば、思うような解決は望めないかもしれません。
なるべく希望を叶えるためにも、話しやすく相性がよい弁護士を選びましょう。
依頼者にとって不利な内容も話してくれるか
不倫問題を依頼するなら、依頼者にとっても不利な内容を話してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。
不測の事態を予測できるのは、経験や知識があるからこそです。
そして、デメリットも包み隠さず伝えてくれたほうが信頼できますし、心づもりもできます。
現実的に実現可能な解決策を知るためにも、マイナスなことを正直に話してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。
費用の体系をわかりやすく説明してくれるか
不倫問題を依頼するなら、費用の体系をわかりやすく説明してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。
弁護士への依頼は、数十万単位でまとまった費用がかかります。
いくらの費用がかかるのか、どんなときに報酬が発生するのかがわからなければ、不安も大きいはずです。
その点、依頼者の不安を汲み取り、細な疑問点にもきちんと答えてくれる弁護士なら、安心できるといえます。
さいごに|不倫問題はなるべく早く弁護士に相談を!
不倫について弁護士に無料相談できる窓口は、以下の4つです。
- ベンナビ不倫慰謝料
- 弁護士会
- 市区町村役場の法律相談会
- 法テラス
無料相談には条件が設けられていることもあるので、詳しくは各窓口へ直接確認しましょう。
また、弁護士への無料相談は、30分~1時間程度の時間制限があります。
限られた時間を有効に活用するためにも、聞きたいことや事件の時系列を事前にまとめておく、資料や証拠は全て持参するなど、ポイントを押さえて相談に臨みましょう。
不倫問題をご自身で解決しようとしては、余計に拗れてしまう可能性があります。
なるべく有利に、早期に解決するためにも、早めに弁護士へ相談しましょう。
