不倫の慰謝料請求は証拠なしでもできる?証拠がない場合の対応とリスクを解説
不倫を疑っているが、決定的な証拠はないというケースは少なくありません。
このように「証拠なしのまま不倫慰謝料を請求したい」と考えている方もいるでしょう。
本記事では、証拠がない状態での不倫慰謝料を請求する流れやリスクなどを説明します。
証拠なしでそのまま請求するか、証拠を集め直すかなどを判断できるようになりましょう。
不倫の慰謝料請求は証拠なしでもできる?
不倫慰謝料の請求自体は、証拠なしでもおこなうことが可能です。
しかし、不倫慰謝料を立証する責任は請求する側が負います(大判明治38年6月19日)。
そのため、相手方が不倫を認めなければ、慰謝料を受け取ることは難しくなります。
慰謝料を請求できるかと、慰謝料を受け取れるかは別問題だと理解しておきましょう。
不倫の証拠がない場合の慰謝料請求の3つの選択肢
ここでは、不倫の証拠がない場合に考えられる慰謝料請求の選択肢について説明します。
1.不倫の証拠を集め直す
無理に慰謝料請求をおこなわず、まずは不倫の証拠を集めるのもひとつの方法です。
不倫に関する証拠を入手しておけば、より慰謝料を受け取れる可能性が高まります。
【不倫の証拠の例】
- 肉体関係がわかるやり取り
- ホテルに出入りしている画像・映像
- 探偵事務所や興信所による調査報告書 など
不倫の証拠集めについて知りたい場合は、以下のページも合わせて確認してください。
【関連記事】浮気・不倫の有効な証拠15選!裁判で認められにくいものや自分で集める際の注意点も
2.証拠がないまま不倫慰謝料を請求する
証拠がないまま慰謝料請求をおこなうことも選択肢のひとつです。
仮に自白した場合、配偶者や不倫相手から慰謝料を受け取れる可能性が高まります。
決定的な証拠が手に入らないときは、証拠なしで慰謝料請求することも検討しましょう。
後述の「証拠がないまま不倫慰謝料を請求するときの大まかな流れ」も確認してください。
3.弁護士に今後の対応について相談する
今後の対応について不安がある場合は、早めに弁護士に相談するのがおすすめです。
特に不倫問題が得意な弁護士に依頼すれば、以下のようなメリットが期待できます。
【不倫問題を相談するメリット】
- 不倫慰謝料を受け取れるか判断してもらえる
- 不倫の証拠に関するアドバイスを受けられる
- 不倫慰謝料を請求する際の流れを教えてもらえる など
ベンナビ不倫慰謝料で、まずは不倫問題が得意な弁護士を探してみるとよいでしょう。
証拠がないまま不倫慰謝料を請求するときの大まかな流れ
ここでは、証拠がないまま不倫慰謝料を請求する際の基本的な流れを説明します。
1.現在の状況や不審点を整理する
まずは「不倫しているかも?」と疑った理由や経緯などを整理しましょう。
「仕事が急に忙しくなった」「新しい趣味を始めた」などの不審点があるはずです。
現状や不審点を整理することで、弁護士への相談や自白の引き出しがしやすくなります。
この過程で証拠が見つかる可能性もあるため、しっかりと取り組むようにしましょう。
【関連記事】夫や妻の浮気を見破る5つの方法と浮気を見破った後に取るべき行動
2.合法な手段を使って相手に自白させる
不倫の証拠がない場合、配偶者に自白させることが重要です。
【不倫を自白させるコツ】
- 具体的に不審点や違和感を伝える
- 相手の話を聞いて矛盾点を伝える
- 必要があれば相手にカマをかけてみる など
このとき可能であればボイスレコーダーなどで会話を録音しておくことが望ましいです。
そのほか、相手の了承を得たうえでLINEのやり取りなどを確認することもおすすめです。
なお、無理に自白を迫るとトラブルに発展し、警察沙汰になることもあるため、冷静に話し合うようにしましょう。
3.自白した場合は念書や誓約書を作成する
相手が自白した場合は、書面によって証拠化しておくことが大切です。
作成する書面は、相手だけに約束させる念書や誓約書であることが多いでしょう。
これにより証拠を確保できるため、不倫相手への慰謝料請求がしやすくなります。
なお、配偶者に慰謝料を請求する場合には、示談書を作成することになるでしょう。
【関連記事】不倫誓約書の書き方は?そのまま使える例文と必須項目・NGな書き方を解説
4.不倫慰謝料を請求して話し合いをおこなう
自白を引き出したあとは、配偶者や不倫相手に慰謝料を請求することになります。
不倫相手に慰謝料を請求する場合、一般的には内容証明郵便を使うことが多いです。
その後、不倫相手から連絡があって、慰謝料の金額などを話し合うことになります。
示談が成立した際は示談書を作成し、取り決めた日付までに慰謝料が支払われます。
【関連記事】不倫相手にも慰謝料請求はできる?請求できる条件や相場、流れを解説
証拠なしで不倫慰謝料を請求する際の3つのリスク
ここでは、証拠なしで不倫慰謝料を請求するリスクについて説明します。
1.相手が不倫を認めない可能性が高い
不倫の証拠がない場合、相手方が不倫の事実を認めない可能性が高いです。
相手方に「不倫していない」と言われれば、それ以上の追及は難しくなるでしょう。
無理やり自白を迫った場合は、強要などの別のトラブルに発展するリスクがあります。
2.相手が不倫への警戒心を高める可能性が高い
不倫の自白に失敗した場合は、相手が不倫への警戒心を高めるリスクが高いです。
中には追及をきっかけに不倫をやめる人もいますが、全ての人がやめるとは限りません。
むしろ不倫の発覚を警戒して、より不倫を巧妙に隠されてしまう可能性があるでしょう。
3.不倫していない場合に信用を失う可能性がある
不倫を疑っていても、実はまったく不倫をしていないケースもあります。
このような場合には、相手方から信用を失ってしまう可能性があるでしょう。
証拠がない場合は「不倫していない」という可能性も考慮しておく必要があります。
さいごに|不倫慰謝料のことは弁護士に相談しながら進めよう
不倫慰謝料は、証拠がなくても請求することはできます。
しかし、相手が不倫を否定した場合はそれ以上の追及ができないので注意が必要です。
不倫の慰謝料請求を成功させたい場合は、弁護士に相談・依頼することがおすすめです。
特に慰謝料請求の経験・実績が多い弁護士なら、安心して任せることができるでしょう。
「ベンナビ不倫慰謝料」で弁護士を探して、まずは相談してみることをおすすめします。
