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離婚したくない!無料の相談先一覧や回避する方法とNGな行動を紹介

弁護士監修記事
離婚トラブル
2024年05月14日
2024年05月14日
離婚したくない!無料の相談先一覧や回避する方法とNGな行動を紹介
この記事を監修した弁護士
(アシロ 社内弁護士)
この記事は、株式会社アシロの『ベンナビ編集部』が執筆、社内弁護士が監修しました。

パートナーから離婚を切り出されて、自分は離婚したくない方は、どのように対処すればいいか疑問に感じるでしょう。

本記事では、離婚したくない方におすすめの無料相談先や対処法などについて解説します。

また、反対にNGな行動も記載するので、チェックしておきましょう。

最後には法的な手段も含めて離婚を阻止する方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

離婚したくない人におすすめの無料相談先3選

最初に、離婚したくない方におすすめの無料相談先について3つ紹介します。

離婚しないだけでなく、その後の夫婦関係を良好にしたい場合にも活用できるので、ぜひ活用してください。

1. 夫婦の関係改善ならカウンセラーに相談する|無料〜1時間1万が相場

カウンセラーには精神疾患の改善を目的とする以外にも、人間関係の修復を目的とするケースもあります。

特に夫婦カウンセラーや離婚カウンセラーは、離婚に悩む方々の相談を専門としているため、有効なアドバイスをもらえるでしょう。

カウンセラーへの相談は1時間10,000円が相場ですが、なかには無料のカウンセリングルームもあります。

離婚カウンセラーは目先の夫婦問題の解決だけでなく、自分の問題がある言動も教えてくれるので、今後も夫婦関係を良好に継続させたい場合にもおすすめです。

2. 不倫が原因なら探偵に相談してもOK|無料相談可能なところも

不倫の証拠を掴んで相手と別れさせたい場合や、相手から不当に離婚を切り出されるのを防ぎたい場合は、探偵への相談がおすすめです。

不倫調査を扱っている探偵に依頼すれば、不倫の証拠を集めて、不倫相手と引き離す際に有利になります。

探偵の料金は事務所や依頼内容によってバラバラですが、10万円から100万円が相場といえるでしょう。

なかには相談だけは無料の事務所もあるので、パートナーの不倫で悩んでいる方は、ぜひ相談を検討してください。

別れさせ屋の利用はNG!

たとえパートナーと不倫相手を別れさせて、自分との婚姻関係を継続させたいと思っても、別れさせ屋の利用はおすすめしません

別れさせ屋は合法的な業者ではないため、手段や料金などでトラブルに発展するリスクが高いです。

さらに、仮に不倫相手との別れに成功したとしても、パートナーに別れさせ屋の利用が知られる可能性もあります。

別れさせ屋の利用によって、パートナーが自分に対して不信感を抱き、結果として夫婦仲が悪くなるというリスクもゼロではありません。

3. 離婚問題の解決が得意な弁護士に相談する|無料~30分5,000円が相場

離婚問題が法的な問題に発展しそうな場合、弁護士への依頼がおすすめです。

たとえば、不倫したパートナーからの離婚を阻止したい・万が一離婚となった場合の財産分与や、親権について知りたい場合などは、弁護士への相談が有効でしょう。

弁護士への相談は1時間あたり5,000円から10,000円が相場ですが、一定時間内の相談であれば無料の事務所もあります。

弁護士への相談は高額になる傾向があるため、無料相談時間内で有益な情報を得るためにも、事前に聴きたいことはまとめておきましょう。

離婚したくない人が離婚を切り出されたときに取るべき行動6つ

パートナーから離婚を切り出されると、動揺・パニックになる方もいるでしょう。

しかし、そのときの対応によっては離婚を阻止できる可能性もあります。

ここでは離婚したくない方が離婚を切り出されたときに取るべき行動を6つ紹介します。

1.冷静になり理由を聞く

離婚というワードが登場すると慌ててしまう方は多いですが、まずは冷静になって相手が離婚したい理由を聞きましょう

相手が自分を責め立ててくるような態度を取っていると、つい腹が立って感情的になってしまいがちです。

お互いが冷静な状態でなければ望まぬ離婚となってしまう可能性もあります。

2.相手が話し合える状態が確認する

パートナーが離婚を切り出す際、怒りや悲しみなどで冷静な対応ができない可能性があります。

頭に血が上っていると、お互いにとって良い結果となる話し合いはできないでしょう。

相手が話し合える状態か確認し、無理そうな場合は話し合いのタイミングをあらためて調整したいと伝えるとよいでしょう。

3.離婚を切り出した理由を聞く

相手が離婚を切り出した理由を聞くことも大切です。離婚したい理由によっては、その場の話し合いで解決できる可能性もあります。

当事者だけで解決できることが原因であれば、その場で改善策を提案して収められるかもしれません。

ただし、不倫など当事者だけでは解決できない問題はすぐの解決を焦らず、後日あらためて話し合うべきでしょう。

4.自分に原因があるなら謝罪をする

ただ離婚したいというだけでなく、離婚したい原因についてもしっかり聞き出しましょう。

万が一自分に非がある場合は、すぐに謝罪することが大切です。

そして、今後の改善策も併せて提案しましょう。しっかり悪い部分を改善して、今後の夫婦関係がうまくいくように心がけていると伝えることがポイントです。

しかし、必要以上に自分が不利な改善策ばかりを提案すると、自分にとって今後の夫婦生活が苦しいものになってしまいます。

離婚を避けるための提案ではなく、これからの夫婦生活を踏まえて謝罪・代替案の提案をしましょう。

5.関係修復の改善案を提案する

離婚したい原因を聞き出したあと、関係修復の改善案を提案しましょう。

自分に非がある場合は自主的に改善策を提案すべきですが、お互いの意見や価値観が食い違う可能性もあります。

関係修復の改善案をもっても相手と価値観が合わない、やり直せるビジョンが見えないという場合は、離婚をひとつの選択肢として考えてもよいかもしれません。

6.相手の不倫が原因の場合、その場では応じない

パートナーが不倫をしている場合、とにかくすぐに離婚してほしいといわれるかもしれません。

その時点でパートナーの不倫を認識していても、決してその場で応じないようにしましょう。

不倫の証拠が揃っていないうちに相手を責めても、反論されてしまうリスクが高いです。

不倫の証拠を突きつけて不倫をやめさせたい場合は、証拠が揃ってから対応するようにしましょう。

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離婚を回避するためにとってはいけないNG行動5つ

いきなりパートナーから離婚したいといわれると、目先の離婚を回避することに必死になってしまうこともあるかもしれません。

望まぬ結果を招かないように、次の5つの行動は避けましょう。

1.一人で抱え込んでしまう

パートナーから離婚を切り出されたということは、ほかの誰かに相談しづらいと感じるかもしれません。

しかし、自分一人で抱え込んでいても、よい案は出てこないでしょう。また、誰にも相談せず抱え込むことは、大きなストレスとなります。

精神的に追いつめられる前に、友人や無料相談先などに話すことがおすすめです。

ただし、自分の両親や義両親への相談は、家族を巻き込んだ問題へと発展するリスクもあるため、慎重に検討しましょう。

2.感情的になってしまう

相手の態度や言葉によっては、自分も感情的になってしまうケースもあります。

しかし、感情的になるのは自分が不利になったり、ベストな結果にならなかったりするためおすすめしません。

たとえば、自分は離婚したくないにもかかわらず、つい相手の言葉に対してすぐに「離婚に応じる」といってしまうリスクもあります。

ほかにも、自分の口調や態度が乱暴になると、DVやモラハラと主張されて、離婚の一因になるかもしれません。

今後の対策のためにも、離婚話にはあくまでも冷静に対応しましょう。

3.別居してしまう

自分や相手の頭を冷やしたいと家を出るのは、後々自分が不利な立場になるためおすすめしません。

別居は夫婦関係が破綻している要因とみなされ、裁判で離婚が認められやすくなります。

特に別居期間が長くなるほど夫婦仲が悪いとみなされる傾向があるうえに、夫婦の気持ちも余計に冷めてしまうでしょう。

どうしても別居が必要という場合でも、別居期間を決めてあくまでも一時的な別居だと第三者目線でもわかるようにしてください。

4.周囲を味方につけようとする

離婚の話に悩む方は、一人で抱え込むより友人へ相談したほうがいい場合もあります。

ただし、あくまでも周囲を味方につけようとせず、中立的な立場で相談することが大切です。

周囲を味方にしようと友人へ相談すれば、友人は相手と別れたほうがよいと判断し、離婚を進めてくるかもしれません。

また、法的な知識がない方がアドバイスをくれるので、自分が望む結果とは異なる状況にもなる可能性もあります。

5.離婚調停を欠席する

離婚調停を欠席すると、当事者不在として不成立で終了します。

離婚調停を欠席し続けていると離婚せずに済み、メリットがあるというわけではなく、不当な理由での欠席を続けていると過料の制裁が科されるリスクもあります。

また、金銭的なデメリットだけでなく裁判官や調停委員の心証が悪くなり、相手が有利になるリスクも認識しましょう。

【ケース別】離婚を回避する方法7つ

離婚の原因といっても、理由はさまざまです。ここではケース別の離婚を避ける方法について7つ紹介します。

1.けんかになり離婚にまで話が発展した

些細なけんかのつもりが、いつの間にか感情が高ぶって離婚の話まで発展することは珍しくありません。

売り言葉に買い言葉で、つい離婚を切り出されてしまった場合、いったんその場を離れて冷静になりましょう。

冷静になってから、お互い本当に離婚を望んでいるかどうか確認し、離婚したい場合はその原因についても話し合うことが大切です。

また、今後のけんかを避けるためにも、相手が怒るポイントを認識しましょう。

普段からけんかへ発展しないように、良好な関係を心がけることも夫婦関係を継続させる有効な方法です。

2.相手が不倫をしていた

不倫をしている立場は有責配偶者と呼ばれ、不倫の証拠があれば自分が同意しない限り、有責配偶者からの離婚は認められません。

パートナーが不倫相手と一緒になりたいという理由で離婚を切り出したとき、それを阻止できるよう不倫の証拠を集めておくことが重要です。

不貞行為の証拠としてスマートフォンのやり取りなどが挙げられますが、勝手にスマートフォンをチェックしたという点は、夫婦仲の悪化にも繋がりかねません。

トラブルなく不貞の証拠を集めるには弁護士への相談がおすすめです。

3.家を勝手に出て行かれた

相手が一方的に離婚話を切り出し、そのまま家を出て行ってしまった場合でも連絡が取れる状態にしておきましょう。

音信不通のまま相手と話し合う機会がなくなると、お互いの感情が冷めて、離婚に至る可能性も高まります。

相手が冷静になるのを待ちつつ、心配なので連絡してほしい旨を伝えましょう。

ただし、相手が弁護士に相談して計画的な別居を実行している可能性もあるので、自分も弁護士に相談することがおすすめです。

4.家を追い出された

家から追い出された場合、まずは自分が安全に過ごせる場所を確保しましょう。そして、相手と連絡し話し合う機会を提案してください。

また、子どもがいる場合は、自分が子どもも一緒に家を出るようにしましょう。離婚に発展した場合、自分が別居しているうちに相手が子どもと過ごしていると、親権を取られるリスクも高まります。

5.家庭内別居の状態だ

家庭内別居の状態で当事者同士が話し合いで夫婦仲を改善することは簡単ではありません。

いきなり仲良くなることは難しいですが、徐々にコミュニケーションを図り、夫婦仲の改善を心がけましょう。

夫婦だけで改善が難しい場合は、夫婦カウンセラーへの相談がおすすめです。

カウンセラーのアドバイスを取り入れて夫婦仲を改善することで、離婚の可能性を下げられるでしょう。

6.生活費が渡されず困窮した

 相手が生活費を渡さず、困窮を理由に離婚をそそのかした場合、家庭裁判所に婚姻費用分担請求調停を申し立てましょう。

たとえ家を追い出されても、離婚をしない限りは夫婦という関係性は続き、収入が多いほうが少ないほうを扶養する義務があります。

婚姻費用の負担を避けるために、相手が別居を解消し、夫婦関係を続けようと考え直す可能性もあります。

7.すでに別居している

すでに別居している場合、その期間が長くならないように定期的に相手への連絡を取りましょう

相手が連絡に応じない場合は、夫婦関係調整調停などの力を借りて、話し合いの場を設けてください。

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調停や裁判になった場合に離婚を回避するコツ2つ

調停や裁判になった場合、相手は本気で離婚するために動いているということです。

調停や裁判で離婚を免れるコツとして、次の2つが挙げられます。

1.離婚調停になった場合

離婚調停とは、調停委員の仲介で当事者同士の争いを合意で解決しようとする方法です。

離婚したいと主張する相手に対し、しっかりと自身は離婚したくないという理由や経緯、気持ちなどを伝えることがポイントです。

離婚調停はあくまでも話し合いの場なので、相手だけでなく調停委員の心証もよくすることが大切です。

2.離婚裁判になった場合

離婚調停は話し合いの場なので、お互いが納得しなければ不成立となり、離婚裁判へと発展します。家庭裁判所に離婚訴訟を起こし、判決によって離婚が決まります。

相手も離婚するための証拠を揃えて挑むと考えられるため、自分も離婚を成立させないための証拠を揃えたうえで、しっかり出席するようにしましょう。

裁判は自力での対応は難しいので、弁護士の力を借りることがおすすめです。

どうしても離婚したくない場合の対処方法3つ

最後に、どうしても離婚したくない場合の対処法について3つ紹介します。

離婚したくない場合、次の方法を検討してください。

1.弁護士に相談する

離婚はデリケートな問題であるうえに、拒否するためには法的な知識が必要なケースもあります。

弁護士へ依頼すれば、法的な知識や経験をもって離婚を取り下げられる方法を提案してくれるでしょう。

仮に離婚裁判となっても、自分の代わりに出廷してくれるなどのメリットもあります。

2.離婚のタイミングを決めさせてもらう

相手の離婚の意志が固い場合、いったん離婚のタイミングを決めたいと提案しましょう。

仮に離婚となった場合でも、仕事が見つかってから・子どもの預け先が決まってからなど、離婚後に生活しやすい状況を整えられます。

また、離婚のタイミングまでに相手の気持ちが落ち着き、離婚を取り消す可能性もあります。

3.相手が離婚を引き下げたくなる条件を提示する

相手の離婚の意志が固くても、条件によっては取り下げる可能性もあります。

たとえば慰謝料・養育費が高額になる場合や、財産分与の割合が多い場合などは、離婚を踏みとどまるかもしれません。

離婚を踏みとどまらせるような離婚条件を提案する場合は、弁護士へ相談することがおすすめです。

まとめ

本記事では、離婚したくない方におすすめの無料相談先や対処法などについて解説しました。

離婚したくないと考えている場合、まずはカウンセラーや弁護士など、無料で相談できる機関を活用しましょう。

また、相手の離婚したい気持ちを抑えるために冷静に話し合うことも大切です。

感情的になって一時的に判断すると、自分の意志に反して離婚に至る可能性もゼロではありません。

相手が法的な手段で離婚を示す可能性もあるので、自分も弁護士へ相談し、離婚を回避できるベストな方法を提案してもらうようにしましょう。

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編集部
本記事はベンナビを運営する株式会社アシロが企画・編集をおこないました。
  • ※ベンナビに掲載されているコラムは、必ずしも弁護士が執筆したものではありません。
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