交通事故の損害賠償を無料相談できる窓口8選|弁護士対応・電話相談も可

- 「車の運転中に追突されてしまったが、保険会社から提示された損害賠償額に納得できない」
- 「交通事故の当事者になってしまい、相手方から損害賠償を請求されて困っている」
このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
交通事故の損害賠償請求について相談にのってくれる紛争解決機関は多数存在するため、どこに相談するべきか迷ってしまいがちです。
そこで、本記事では交通事故の損害賠償に関する相談でおすすめな「ベンナビ交通事故」をはじめとして、その他の相談窓口についても詳しく解説します。
損害賠償に関して悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
交通事故の損害賠償についての相談なら「ベンナビ交通事故」
「ベンナビ交通事故」は、交通事故に悩む方と弁護士をつなぐポータルサイトです。
まずは、交通事故の損害賠償に関して相談先を探している方に特におすすめしたい「ベンナビ交通事故」について紹介します。
交通事故の損害賠償を得意とする全国の弁護士を探せる
ベンナビ交通事故では、交通事故問題の解決に注力する全国の弁護士を検索できます。
交通事故問題をスムーズかつ確実に解決するには、交通事故問題の解決実績が豊富な事務所に相談するのがおすすめです。
株式会社アシロが運営する「ベンナビ」は、交通事故をはじめとして「債務整理」「相続」「労働問題」など、法律事務所を得意分野ごとに紹介しているため、自分の悩んでいる問題にマッチする弁護士を探しやすいのが特色です。
ベンナビ交通事故に寄せられた累計相談数は、2024年10月時点で10万件を超えており、非常に多くの方の悩みを解決まで導いています。
都道府県別・主要都市別・相談カテゴリ別の検索機能も充実しており、自分の希望に合う弁護士を簡単に探せます。
初回の面談相談無料・電話相談などの条件で希望にあう弁護士を探せる
ベンナビ交通事故では、初回の面談相談無料・オンライン相談可・電話相談可などの条件で弁護士を検索できます。
公的な相談機関だと窓口の相談時間が限られていたり、土日の相談に対応できる窓口は少なかったりと、人によっては利用しづらいのが実情です。
それに対して、ベンナビ交通事故を利用すれば個々のニーズに合わせて柔軟な対応をしてくれる弁護士に直接相談ができるため、仕事や家事で忙しい方にもおすすめできます。
また、法律事務所ごとのページでは、在籍する弁護士についての詳しい説明や、弁護士費用の相場などが掲載されているため、弁護士選びをするうえで役立つはずです。
交通事故の損害賠償について弁護士に相談できるその他の窓口4選
交通事故の損害賠償については、交通事故問題の解決に注力している弁護士に相談するのがおすすめです。
「ベンナビ交通事故」以外で弁護士に相談する場合、以下の4つの窓口が選択肢として挙げられます。
- 法テラス
- 日弁連交通事故相談センター
- 交通事故紛争処理センター
- 自治体の法律相談窓口
それぞれの窓口の特徴や相談するメリットについて紹介します。
1.法テラス|資力要件を満たせば無料相談可能
法テラスは、経済的に余裕がない方を対象に、無料で法律相談を提供している公的機関です。
収入や資産が一定以下であるという資力要件を満たせば、1つの問題につき3回まで、弁護士や司法書士に無料相談をおこなうことができます。
法テラスの最大のメリットは、経済的な負担を心配せずに法律の専門家と話せる点です。
特に初めて法律問題に直面する方や、費用面で不安がある方にとっては心強い支援となるでしょう。
また、まとまった弁護士費用が用意できない方でも、一定の条件を満たせば一時的に費用を立て替えてもらえる可能性もあります。
法テラスに直接連絡すれば、弁護士を紹介してもらうことも可能です。
自分で弁護士を選びたい場合は、法テラスの契約弁護士に直接連絡して、法テラスを通じた無料相談の利用を申し込んでください。
電話番号 | 0570-078374 |
対応時間 | 平日9時00分~21時00分、土曜日9時00分~17時00分(祝日・年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.houterasu.or.jp/ |
2.日弁連交通事故相談センター|30分×5回まで無料相談可能
日本弁護士連合会が運営する交通事故相談センターでは、交通事故に関する法律相談を30分単位で最大5回まで無料で受けられます。
日弁連交通事故相談センターでは、損害賠償請求や示談交渉などの民事上の法律問題について、弁護士から具体的なアドバイスを受けることが可能です。
事前予約制となっており、全国各地の相談所で面談形式で相談をおこないます。
日弁連交通事故相談センターの特色は、無料で複数回の相談が可能である点です。
交通事故問題は一度の相談で解決するとは限らず、進捗に応じて何度か弁護士の意見を聞く必要があるケースも多いため、問題解決のうえで大きな助けとなるはずです。
一方で、予約が集中しやすく、相談までに時間がかかる可能性もあるので、早めの予約をおすすめします。
なお、日弁連交通事故相談センターでは、10分程度の無料電話相談にも対応しているため、有効に活用してみてください。
電話番号 | 0120-078325 |
対応時間 | 平日10時00分~19時00分(祝日・年末年始を除く) |
公式サイト | https://n-tacc.or.jp/ |
3.交通事故紛争処理センター|弁護士が公平・中立な立場でアドバイス
交通事故紛争処理センターは、交通事故に関する紛争解決を目的とした機関で、公平・中立な立場から相談者を支援してくれます。
利用方法としては、事前に電話で問い合わせて、和解あっ旋が可能な状況であると判断されれば、後日最寄りの相談所で面談をおこなうという流れです。
和解あっ旋が可能であれば、問題解決まで全て無料で専門家のサポートを受けられる点が大きなメリットです。
ただし、交通事故紛争処理センターが提供するサービスは、交通事故の当事者間や被害者と保険会社の間に入っての法律相談・和解あっ旋が中心であり、代理人として法的手続きに関与することはできません。
重大なトラブルがあり、和解あっ旋が困難な状況と判断された場合には、別途弁護士に依頼する必要があります。
電話番号 | 利用申込先により異なる |
対応時間 | 平日9時00分~17時00分(祝日・年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.jcstad.or.jp/ |
4.自治体(市役所など)の法律相談窓口|内容を問わず無料で相談可能
各自治体の法律相談窓口では、交通事故の損害賠償問題を含む幅広い法律問題について無料で相談できます。
市役所や区役所の窓口での法律相談は住民サービスの一環として提供されているため、誰でも気軽に利用可能です。
自治体の窓口のメリットは、内容を問わず無料で利用できる点と、地域に密着したサービスである点です。
交通事故問題以外にも、不動産や相続問題など、複合的なトラブルを抱えている方にとっては、一度の相談で幅広いアドバイスを受けられる可能性があるでしょう。
また、自治体によっては、休日や夜間にも対応する窓口が設けられているケースもあり、働いている方でも利用しやすいのが特徴です。
ただし、相談時間が限られているため、事前に相談内容を整理しておく必要があります。
また、相談する弁護士は選べないため、担当弁護士の注力分野が交通事故とは異なる場合があり、思うようなサポートを得られない可能性も考えられます。
交通事故の損害賠償について弁護士以外に無料相談ができる窓口4選
交通事故の損害賠償については、弁護士以外でも以下の窓口に無料相談が可能です。
- 自賠責保険・共済紛争処理機構
- そんぽADRセンター
- 保険オンブズマン
- 交通事故相談所
1.自賠責保険・共済紛争処理機構|自賠責保険による支払いのことなら
自賠責保険・共済紛争処理機構とは、自賠責保険と共済に関するトラブルを解決するための公的な機関です。
交通事故の被害者が加害者の自賠責保険から適切な保険金を受け取れない場合や、保険金請求の可否について疑問がある場合に利用できます。
無料で電話相談にのってくれるほか、弁護士や医師などからなる紛争処理委員が相談者と自賠責保険・共済の間に立ち、適切な支払いを受けられるように尽力してくれます。
また、後遺障害等級の認定に不服がある場合には、自賠責保険・共済紛争処理機構に異議申立てをおこなうことで審査が実施され、結果がくつがえる可能性もあります。
自賠責保険・共済紛争処理機構では、専門家が直接対応してくれるため、自賠責保険に関する専門的な知識がなくても安心して相談できます。
ただし、自賠責保険・共済紛争処理機構が対応できるのは自賠責保険・共済に関連する問題に限られるため、加害者の任意保険に対する不服申立てなどは対象外です。
電話番号 | 0120-159-700 |
対応時間 | 平日9時00分~12時00分、13時00分~17時00分(祝日・年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.jibai-adr.or.jp/index.html |
2.そんぽADRセンター|保険会社との紛争解決支援をしてもらえる
そんぽADRセンターは、損害保険会社とのトラブルを解決するために設立された機関で、日本損害保険協会が運営しています。
ADRとは、Alternative Dispute Resolutionの略称で、裁判外での紛争解決手続きを指します。
そんぽADRセンターでは、交通事故で保険金の支払いをめぐるトラブルが発生した際に、裁判外で問題を解決できるようサポートを実施しています。
保険契約者、被害者、加害者などの立場を問わず相談でき、幅広いケースに対応しています。
メリットとして、相談料は無料で、専門の相談員が個々のケースに応じて適切なアドバイスを提供してくれる点が挙げられます。
また、中立的な立場から解決の糸口を探してくれるため、感情的な対立を回避しやすい点も魅力です。
ただし、あくまで当事者同士の意見を聴きながら和解を目指す形でのサポートとなるため、法的に強制力のある決定をおこなってくれるわけではありません。
問題が複雑なケースや交渉の難航が見込まれる場合は、弁護士への相談を検討するのがおすすめです。
電話番号 | 0570-022808(直通番号:東京03-4332-5241、近畿06-7634-2321) |
対応時間 | 平日9時15分~17時00分(祝日・年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.sonpo.or.jp/about/efforts/adr/index.html |
3.保険オンブズマン|保険会社との裁判外でのトラブル解決のための機関
保険オンブズマンは、保険契約に関するトラブルを裁判外で解決するための専門機関です。
交通事故による損害賠償問題や保険金請求に関する苦情・紛争について、中立的な立場で問題解決をサポートしてくれます。
メリットとして、公平かつ迅速な対応を受けられる点が挙げられます。
弁護士をはじめ、保険業界の事情に詳しいスタッフ複数人によるサポートが受けられるため、複雑な問題でも円滑な解決が期待できるでしょう。
さらに、調停の手続きは裁判と比較すると簡素であり、紛争が早期に解決するケースも多いです。
ただし、保険オンブズマンの判断には強制力がないため、最終的に裁判が必要になる可能性もあります。
その場合には、弁護士のサポートを受けることが望ましいです。
電話番号 | 03-5425-7963 |
対応時間 | 平日9時00分~12時00分、13時00分~17時00分(祝日・年末年始を除く) |
公式サイト | https://www.hoken-ombs.or.jp/adr |
4.交通事故相談所|各都道府県や市区町村に設置されている
交通事故相談所は、各都道府県や市区町村が設置している相談窓口で、交通事故に関する幅広い相談を受け付けています。
損害賠償請求の方法、保険金請求の手続き、相手方との交渉方法などについて、無料でアドバイスを受けられるのが特徴です。
身近な行政機関であるため気軽に利用でき、地域の特性に合ったアドバイスを得られる点がメリットといえるでしょう。
初めて交通事故に遭遇した方にとっても、心強い窓口となるはずです。
さらに、弁護士や専門機関とも連携しているため、必要に応じてほかの相談窓口を紹介してもらうことも可能です。
一方で、相談内容によっては専門性が不足する場合もあるので、具体的な法的対策が必要な際には、ほかの専門機関との併用を検討するべきでしょう。
交通事故の損害賠償について弁護士などに電話で無料相談ができる窓口一覧
名称 | 弁護士による相談 | 概要 | 連絡先/対応時間 |
ベンナビ交通事故 | ○ | 交通事故の問題解決に注力している弁護士を紹介しているポータルサイト 初回相談無料・オンライン相談可などさまざまなニーズに対応できる事務所を検索できる |
事務所ごとに異なる |
法テラス・サポートダイヤル | - | 経済的に困窮している方でも法律の専門家のサポートが受けられる公的機関 一定の資力要件を満たせば無料相談および弁護士費用の立替制度が利用可能 |
連絡先:0570-078374(IP電話:03-6745-5600) 対応時間:平日9時00分~21時00分、土曜日9時00分~17時00分(祝日・年末年始を除く除く) |
日弁連交通事故相談センター | ○ | 日本弁護士連合会によって設立された交通事故問題の解決に特化した相談センター 無料で複数回の相談が可能 |
連絡先:0570-078325 対応時間:平日10時00分~16時30分(毎月10日は19時00分まで。祝日・年末年始を除く) |
そんぽADRセンター | - | 損害保険会社とのトラブルを公正・中立的な立場から裁判外で解決してくれる機関 無料で相談可能だが、和解あっ旋の見込みがない場合は対応できない |
連絡先:0570-022808 対応時間:平日9時15分~17時00分(祝日・年末年始を除く) |
自賠責保険・共済紛争処理機構 | - | 自賠責保険・共済からの保険金支払いに関する紛争を公正・中立的な立場から裁判外で解決する 加害者の任意保険に関する苦情などは対応範囲外 |
連絡先:0120-159-700 対応時間:平日9時00分~12時00分、13時00分~17時00分(祝日・年末年始を除く) |
さいごに|交通事故の損害賠償の相談ならベンナビで
本記事では、交通事故の損害賠償について相談できる窓口について詳しく解説しました。
交通事故問題について相談できる窓口は、公的機関や自治体など多数存在しますが、スムーズかつ確実に解決するためには交通事故問題に注力している弁護士に相談するのがベストです。
ベンナビ交通事故では、交通事故問題の解決実績が豊富な弁護士を多数紹介しています。
初回無料相談可能・費用の分割払い可能・オンライン面談可など、さまざまなニーズに対応している事務所も多いため、好みの条件に合う弁護士がきっと見つかるはずです。