交通事故の無料相談窓口9選!電話相談・休日相談に対応している窓口も紹介
交通事故について無料相談ができる窓口は、法テラスや日弁連交通事故相談センターなど数多くあります。
しかし「相談窓口が多すぎてどこに相談したらいいのかわからない」と迷ってしまう方も少なくないでしょう。
それぞれの窓口は対象者、対応範囲、相談方法などが異なるので、それを踏まえて相談先を選ぶのがおすすめです。
本記事では、交通事故について相談したい方に向けて、以下の内容について説明します。
- 交通事故の無料相談に対応した窓口9選
- 電話相談や夜間相談など目的別の相談窓口
- 無料相談を有効に活用するためのポイント など
本記事を参考に、自分の悩みや状況などに合った相談窓口を見つけられるようになりましょう。
- 交通事故の無料相談に対応した弁護士を探すなら「ベンナビ」がおすすめ
-
交通事故で無料相談できる窓口9選|メリット・デメリット
- 1.法律事務所|交通事故に関するさまざまなことを相談できる
- 2.自動車事故対策機構(ナスバ)|トラブルに合った相談先を電話で教えてもらえる
- 3.日弁連交通事故相談センター|弁護士に最大5回まで相談ができる
- 4.各自治体|定期的に無料相談会を開催しており役所などで弁護士に相談できる
- 5.法テラス|資力基準などを満たせば最大3回まで弁護士と無料で相談ができる
- 6.自賠責保険・共済紛争処理機構|自賠責保険・共済に関することを相談できる
- 7.そんぽADRセンター|損害保険会社とのトラブルについて相談できる
- 8.交通事故紛争処理センター|相手方への損害賠償請求について相談できる
- 9.医療安全支援センター|医療面に関する不安や疑問について相談できる
- 【目的別】交通事故について無料で相談できるおすすめ窓口一覧
- 交通事故の無料相談をより有益にするための4つのポイント
- さいごに|交通事故が得意な弁護士に相談したいならベンナビを使おう!
交通事故の無料相談に対応した弁護士を探すなら「ベンナビ」がおすすめ
交通事故に関する悩みを弁護士に無料で相談したいなら「ベンナビ交通事故」で弁護士を探してみましょう。
ベンナビ交通事故をおすすめする理由は、以下のような特徴があるからです。
- 交通事故トラブルが得意な弁護士だけが掲載されている
- 東京都や大阪府をはじめ全国の弁護士が掲載されている
- 「示談交渉」「過失割合」など、詳しい相談内容から探せる
- 「初回の面談相談無料」「休日相談可能」といった条件で絞り込める
交通事故のことなら、交通事故トラブルの取り扱い実績が豊富な弁護士に相談することが望ましいです。
まずは地域や相談内容、条件などから自分に合う弁護士を探して、交通事故について相談してみましょう。
交通事故で無料相談できる窓口9選|メリット・デメリット
ここでは、交通事故のトラブルについて相談できる9つの窓口を紹介します。
1.法律事務所|交通事故に関するさまざまなことを相談できる
法律事務所の中には、交通事故に関する無料相談に応じている事務所もあります。
この無料相談の方法には、以下のようにいくつか種類があります。
- 初回相談無料
- 3回まで相談無料
- 何度でも相談無料 など
弁護士であれば、保険料打ち切り、加害者との示談交渉、後遺障害等級認定申請、ひき逃げ・当て逃げなど、交通事故に関するトラブルについて何でも相談できます。
また、相談後にそのまま依頼もできるため、トラブル解決に向けたサポートをスムーズに受けられるでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎相談できる範囲が広い ✔︎自分で弁護士を選べる ✔︎そのまま依頼もできる ✔︎夜間や休日相談に対応しているところもある ✔︎受付だけなら24時間対応しているところもある |
✔︎どこを選べばよいのかわからない ✔︎敷居が高く、気軽に利用しにくい ✔︎無料相談をしていないところもある |
2.自動車事故対策機構(ナスバ)|トラブルに合った相談先を電話で教えてもらえる
自動車事故対策機構(ナスバ)では、「交通事故被害者ホットライン(0570-000738)」を運営しています。
受付時間は平日10時00分~12時00分、13時00分~16時00分であり、土日祝日・年末年始は休みです。
交通事故被害者ホットラインに相談すると、交通事故に関する適切な窓口や手続きなどを教えてもらえます。
交通事故のけがを原因とする介護や事故後の生活などに関する悩みがあるなら相談してみましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎交通事故全般について窓口を案内してもらえる ✔︎電話やメールで相談できる |
✔︎相談先の紹介だけであり、相談はできない ✔︎対応してくれるのは弁護士ではない |
【参考】交通事故被害者ホットライン 相談窓口のご案内/独立行政法人自動車事故対策機構 ナスバ(交通事故)
3.日弁連交通事故相談センター|弁護士に最大5回まで相談ができる
日弁連交通事故相談センターでは、交通事故の被害者・加害者を対象に以下のサポートを提供しています。
- 対面相談:1回あたり30分、最大5回まで弁護士と直接相談ができる
- 電話相談:1回あたり10分程度を目安に、弁護士と直接相談ができる
- 示談あっせん:相手方保険会社との示談交渉のサポートを受けられる(要事前相談)
相談窓口は全国に154か所あり、対面相談は平日10時00分~17時00分頃に実施している地域が多いです。
また、電話相談(0120-078325)は、平日10時00分~19時00分に相談を受け付けています。
「依頼する予定はないが、弁護士の意見を聞きたい」といった方におすすめの相談窓口です。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎弁護士と直接話せる ✔︎電話相談・面談相談がある ✔︎最大5回まで無料で相談できる ✔︎示談あっせんも無料でしてもらえる ✔︎相談所は全国にある |
✔︎弁護士は自分で選べない ✔︎弁護士が味方についてくれるわけではない ✔︎刑事事件・行政処分については相談できない |
【参考】【公式】日弁連交通事故相談センター|弁護士が直接無料相談
4.各自治体|定期的に無料相談会を開催しており役所などで弁護士に相談できる
全国の各自治体では、弁護士による法律相談会を定期的に実施しています。
対象者は地域によって異なりますが、一般的には住民、労働者、学生などとなっています。
法律事務所など不慣れな場所に出向くより、身近な窓口で相談したいという方にはよいかもしれません。
なお、相談日時や相談枠が限られているため、事前に自治体のWebサイトなどで確認してから参加しましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎近くの役所で弁護士と相談ができる ✔︎在住、在学、在勤者などが利用できる |
✔︎相談日時が限られる ✔︎弁護士を選べない ✔︎予約が必要な場合が多い ✔︎利用回数に制限がある |
5.法テラス|資力基準などを満たせば最大3回まで弁護士と無料で相談ができる
法テラスでは、経済的に余裕がない方を対象に以下のようなサービスを提供しています。
- 無料法律相談:最大3回まで弁護士と30分間相談ができる
- 弁護士費用の立替え制度:弁護士費用を分割払いにできる
法テラスでの無料相談の方法や日時などは、それぞれの事務所によって異なります。
まずは「近くの法テラス事務所」を探して、混雑の状況や利用の可否などを確認するのがよいでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎弁護士と相談できる ✔︎3回まで無料で相談できる ✔︎弁護士費用を安く抑えられる ✔︎弁護士費用を立て替えてもらえる |
✔︎資力基準を満たさないと利用できない ✔︎法テラスに直接申し込むと弁護士を選べない ✔︎審査があり、依頼までに時間がかかる可能性がある |
【参考】無料法律相談のご利用の流れ | 無料法律相談・弁護士等費用の立替 | 法テラス
6.自賠責保険・共済紛争処理機構|自賠責保険・共済に関することを相談できる
自賠責保険・共済紛争処理機構は、自賠責保険・共済に関する電話相談(0120-159-700)に対応しています。
受付時間は平日9時00分~12時00分、13時00分~17時00分で、土日祝日と年末年始は休みとなっています。
自賠責保険金のこと、過失割合のこと、後遺障害等級認定のことなど、自賠責保険全般について相談ができます。
また、自賠責保険に関するトラブルが解決しない場合には、同機構に対して紛争処理を依頼することも可能です。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎電話で相談できる ✔︎無料で紛争処理審査をしてもらえる |
✔︎弁護士とは相談できない ✔︎相談できる内容が限られる ✔︎紛争処理結果に対する異議申し立てができない |
7.そんぽADRセンター|損害保険会社とのトラブルについて相談できる
日本損害保険協会が運営するそんぽADRセンターでは、損害保険会社とのトラブルについて相談できます。
たとえば、事故後の保険金を支払ってくれない、弁護士費用特約を使わせてくれないなどに応じてくれます。
相談方法は対面、電話(0570-022808)、郵送から選べて、電話の受付時間は平日9時15分~17時00分です。
そんぽADRセンターを利用する際は、まず電話を掛けて、そのまま相談するか、対面相談の予約をしましょう。
また、損害保険会社に関する苦情の受付もおこなっており、保険会社に対して迅速に対応するよう促してくれます。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎面談、電話、郵送で相談できる ✔︎保険に関する苦情を受け付けてくれる |
✔︎相談できる内容が限られている ✔︎保険会社が必ずしも苦情に応じるわけではない |
【参考】相談対応、苦情・紛争の解決(そんぽADRセンター)|日本損害保険協会
8.交通事故紛争処理センター|相手方への損害賠償請求について相談できる
交通事故紛争処理センターでは、交通事故のトラブル解決(和解あっせん)を前提とした相談に対応しています。
そのため、加害者や保険会社が提示する示談金や過失割合に納得がいかない場合などに利用するのがおすすめです。
相談方法は対面相談のみで、相談場所は全国に11ヵ所(札幌・仙台・さいたま・東京・静岡・名古屋・金沢・大阪・高松・広島・福岡)あります。
まずは管轄の窓口に電話予約をして、対面相談をしたり、和解あっせんの手続きに進んだりするとよいでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎弁護士に無料で和解あっせんをしてもらえる ✔︎訴訟手続きを経ずに解決できる可能性がある |
✔︎遠方の場合は利用しにくい ✔︎自分にとって有利な結果になるとは限らない ✔︎提出書類を自分で作成いなければならない |
9.医療安全支援センター|医療面に関する不安や疑問について相談できる
医療安全支援センターでは、交通事故によるけがの不安や疑問について無料で相談ができます。
医師に相談したが解決しなかった、どう聞けばよいのかわからないなどの悩みがあれば相談してみましょう。
窓口は全国で380ヵ所以上あり、受付時間や相談時間、相談方法などはそれぞれの窓口によって異なります。
医療に関する悩みがある場合は、近くの医療安全支援センターを探して相談することをおすすめします。
メリット | デメリット |
---|---|
✔︎医療について無料で相談できる ✔︎気軽な相談も受け付けてもらえる |
✔︎相談できる内容が限られる ✔︎自分の味方になってくれるわけではない ✔︎解決に至らない可能性もある |
【参考】医療安全支援センター総合支援事業
【目的別】交通事故について無料で相談できるおすすめ窓口一覧
ここでは、電話相談や夜間相談など目的別に交通事故について無料で相談ができる窓口を紹介します。
電話で相談したい場合
以下の窓口であれば、交通事故に関する悩みや質問を電話で相談することが可能です。
相談窓口 | 電話番号 | 相談内容 |
---|---|---|
交通事故被害者ホットライン 平日10時00分~12時00分 13時00分~16時00分 |
0570-000738 IP電話:03-6853-8002 |
✔適切な相談窓口を知りたい ✔事故被害者の支援について知りたい |
日弁連交通事故相談センター 平日10時00分~19時00分 |
0120-078325 | ✔交通事故全般について相談したい ✔賠償金の計算や請求方法を知りたい |
自賠責保険・共済紛争処理機構 平日9時00分~12時00分 13時00分~17時00分 |
0120-159-700 | ✔自賠責保険・共済について相談したい ✔後遺障害等級認定の不満を相談したい |
そんぽADRセンター 平日9時15分~17時00分 |
0570-022808 | ✔任意保険会社の保険金について相談したい ✔担当者の態度について苦情を言いたい |
電話相談であれば、交通事故について気軽に質問や確認ができます。
すぐに回答がほしいときや、対面相談に行く時間がないときなどに活用するとよいでしょう。
夜間や休日に相談したい場合
平日の昼間以外にも交通事故の相談ができる窓口として、以下の2つが挙げられます。
相談窓口 | 特徴 | 相談内容 |
---|---|---|
法律事務所 | ✔平日夜間や土日祝日に応じている事務所もある ✔事前の予約が必要になる場合もある |
✔交通事故全般について相談したい ✔事故直後の対応を任せたい |
任意保険会社 | ✔24時間365日体制で事故の受付をしている ✔対応できる範囲については保険会社で異なる |
✔保険の案内をしてほしい ✔代車の手配をしてほしい |
平日夜間や土日祝日に事故が発生した場合には、法律事務所や任意保険会社への相談がおすすめです。
警察へ通報後、法律事務所や任意保険会社などに連絡をすれば必要なアドバイスを受けられるでしょう。
交通事故の無料相談をより有益にするための4つのポイント
交通事故の無料相談をより有益にするためのポイントは、以下のとおりです。
- 相談内容や質問事項をまとめておく
- 現在の状況をできる限り整理しておく
- 交通事故に関する資料をそろえておく
- 弁護士特約に加入しているか確認しておく
ここでは、交通事故の無料相談をより有益にするためのポイントを説明します。
1.相談内容や質問事項をまとめておく
交通事故の相談をする際は、事前に以下のような相談内容や質問事項をまとめておきましょう。
- 示談交渉はいつから始めればよいのだろうか
- 交通事故でけがを負ったがどのような賠償を得られるか
- 保険会社から治療費の打ち切りを打診されたが受け入れるべきか など
相談内容や質問事項は、事前にメモ帳などにまとめておくことをおすすめします。
聞き忘れを防げますし、その場で回答をメモすることもできます。
2.現在の状況をできる限り整理しておく
交通事故の相談をする際は、現在の状況を正確に伝えることが重要です。
そこで以下のような情報を事前に整理しておくとよいでしょう。
- 交通事故の状況
- けがの状態と入通院の状況
- 相手方保険会社との交渉状況 など
これらを伝えることで、現在の状況を踏まえたアドバイスを受けられるようになります。
3.交通事故に関する資料をそろえておく
交通事故の相談をする際は、以下のような資料・証拠を持参することをおすすめします。
- 示談案
- 交通事故証明書
- 診断書・検査結果
- 通院費・治療費の明細書
- 事故現場の写真・ビデオレコーダー など
これらの資料・証拠があれば、専門家がより正確に事故の状況を把握できるようになります。
また、より具体的なアドバイスを受けられるようになり、交通事故の相談が充実したものになるでしょう。
4.弁護士特約に加入しているか確認しておく
弁護士に相談・依頼をするなら、弁護士特約に加入しているかを確認しておきましょう。
任意保険に弁護士特約が付帯されている場合、相談料や依頼料の多くが保険金でカバーされます。
そのため、無料相談なのか、有料相談なのかを気にせずに、弁護士と相談できるようになります。
弁護士特約に加入しているかどうかは、保険証券を見たり、代理店に問い合わせたりすることで確認できます。
さいごに|交通事故が得意な弁護士に相談したいならベンナビを使おう!
交通事故の無料相談窓口はさまざまあり、相談内容や自分の都合に合わせて選ぶことができます。
このうち賠償金の計算や過失割合の確認などをしてほしいなら、弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士と相談できる窓口もいくつかありますが、おすすめは交通事故が得意な法律事務所に相談することです。
その際「ベンナビ交通事故」を利用すれば、交通事故トラブルが得意な法律事務所を効率よく探せるでしょう。