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交通事故で法テラスを利用する条件やメリットを解説|弁護士費用や依頼の流れも紹介

弁護士監修記事
交通事故
2026年04月28日
交通事故で法テラスを利用する条件やメリットを解説|弁護士費用や依頼の流れも紹介
この記事を監修した弁護士
藤垣 圭介弁護士 (藤垣法律事務所)
交通事故・刑事事件に注力。「ご依頼者さまの不安を少しでも軽減したい」という思いから、レスポンスの早さにこだわりをもって対応し、速やかな解決を目指している。
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交通事故の被害に遭い、「弁護士に依頼したいが費用が払えない」と不安を感じる方は少なくありません。

法テラス(日本司法支援センター)は、経済的な理由で法的サポートを諦める方を救済する公的な専門機関です。資力要件(収入・資産基準)を満たせば、無料相談や、弁護士費用立替制度を利用できます。

本記事では、交通事故における法テラスの利用条件や具体的な費用相場、一般の法律事務所との違いを徹底解説します。また、審査に要する時間や、弁護士を自分で選べないといった注意点についても具体的に言及します。

交通事故で法テラスを活用すべきか迷った際の参考にしてください。

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目次

交通事故をした際に法テラスで利用できる2つの主要サービス

法テラス(日本司法支援センター)は、経済的な理由で弁護士への依頼を迷っている交通事故被害者等のために設立された公的な専門機関です。

法テラスでは、交通事故に遭った方が「お金がない」という理由で適正な賠償を諦めなくてもよいよう、無料相談と費用立替の2つの支援サービスを整備しています。主要な2つのサービス内容を詳しく解説します。

弁護士に無料で法律相談できる

法テラスでは、一つの問題につき最大3回(1回あたり30分)まで、弁護士による法律相談を無料で受けられるサービスを提供しています。無料相談制度は法テラスの拠点に限らず、法テラスと契約している一般の法律事務所でも利用可能です。

資力要件さえ満たしていれば相談料を気にする必要がないため、プロのアドバイスをもとに冷静な判断を下せるようになります。専門家への相談は、保険会社との交渉において不利な条件を提示されるリスクを回避し、精神的な余裕を持つことにもつながります。

【関連記事】法テラスの無料相談で聞ける内容はどこまで?利用条件や注意点もわかりやすく解説

弁護士費用を一時的に立替えてくれる(民事法律扶助)

「民事法律扶助」という制度により、弁護士への依頼時に必要な着手金や実費を、法テラスが一時的に立て替えてくれる仕組みも。手元にまとまった資金がない状況でも、即座に弁護士へ依頼して示談交渉や損害賠償請求をスタートさせることが可能です。

立て替えてもらった弁護士費用は、原則として月額5,000円〜1万円程度の無利息による分割払いで返済していく流れとなります。家計に大きな負担をかけない返済プランが設定されるため、低所得層の方でも安心して法的サポートを継続できるのが大きな特徴です。

さらに交通事故トラブルの場合、解決後に獲得した賠償金の中から残債を一括精算する(返済に充てる)といった柔軟な対応も検討できます。

交通事故で法テラスを利用する条件

法テラスのサービスは、あくまでも経済的な事情などを抱えている人を対象にしており、以下のような利用条件があります。

制度 条件
無料法律相談を利用する場合 収入・資産が一定額以下であること
民事法律扶助の趣旨に適すること
弁護士費用の一時立替制度を利用する場合 収入・資産が一定額以下であること
勝訴の見込みがないとはいえないこと
民事法律扶助の趣旨に適すること

法テラスの制度を利用する上で必要となる条件について、解説します。

収入や資産があらかじめ決められた基準以下であること

法テラスの無料相談や、費用立替制度の利用を希望する場合は、世帯人数に応じた手取り月収と保有資産の両方が基準以下でなければなりません。

《収入の基準》
人数(※1) 手取り月収の基準(※2) 家賃または住宅ローンを負担している場合に加算できる限度額(※3)
1人 182,000円以下
(200,200円以下)
41,000円以下
(53,000円以下)
2人 251,000円以下
(276,100円以下)
53,000円以下
(68,000円以下)
3人 272,000円以下
(299,200円以下)
66,000円以下
(85,000円以下)
4人 299,000円以下
(328,900円以下)
71,000円以下
(92,000円以下)

※1:申請者と、家計に貢献している同居人の合計人数
※2:東京や大阪などの生活保護一級地に居住している場合は()内の金額が適用
※3:東京都23区内に居住している場合は()内の金額が適用

《資産の基準》
人数(※1) 資産合計額の基準(※2)
1人 180万円以下
2人 250万円以下
3人 270万円以下
4人 300万円以下

※1:申請者と、家計に貢献している同居人の合計人数
※2:医療費や教育費などの出費が確定している場合は相当分が控除される(無料法律相談の場合は3ヵ月以内の出費のみ対象)

【参考元】無料法律相談のご利用の流れ | 無料法律相談・弁護士等費用の立替 | 法テラス

勝訴できる見込みがないとは言えないこと

費用立替制度の審査では、弁護士が介入することで何らかの経済的利益を得られる可能性が求められます。裁判で勝つこと以外にも、示談交渉で賠償金が増額する見込みや、調停・和解で解決できる可能性も含まれます。

弁護士が介入してもまったく状況が変わらないと判断される場合は、審査に通りません。たとえば、過失割合が10対0で自分が加害者側のケースや、すでに適正額の賠償が完了しているケースです。

また、事故車にかすり傷しかないのに新車購入代金を請求するような、明らかに過大な要求も対象外となります。あくまで法的手続きを通じて正当な権利を回復・実現するための制度であり、不当な目的での利用は認められません。

報復のためでないなど民事法律扶助の趣旨を満たすこと

法テラスの費用立替制度は、法的トラブルの解決を目的とする方だけが利用できます。相手を困らせたい、社会的に追い込みたいといった報復感情を満たすための利用は認められません。

審査では、申込者の請求に社会的な妥当性があるかどうかが問われます。交通事故の被害者が適正な賠償金を請求するケースであれば、通常は問題なく通過できるでしょう。

対象外となるのは、たとえば宣伝目的で訴訟を起こすケースや、公序良俗に反する主張を含むケースです。事実を歪めてでも自分に有利な示談を結びたいという目的も、民事法律扶助の趣旨にそぐわないと判断されます。

交通事故で法テラスを利用するメリット5つ

法テラスは収入要件さえ満たせば、弁護士への相談料がかからず、費用の立替まで受けられる公的制度です。

ここからは、交通事故で法テラスを活用する具体的なメリットを5つ解説します。

1. 交通事故の正しい手続きや今後の流れを確認できる

弁護士に早い段階で相談すれば、治療開始から示談交渉、賠償金の受け取りまで、全体の流れを具体的に把握できます。交通事故の賠償額は、手続きの進め方で大きく変わります。

通院の頻度や期間、診断書の取り方、後遺障害の等級申請タイミングなど、知らないまま進めると不利になるポイントが多いのが実情です。

保険会社から届いた書類の意味がわからない、示談金の提示額が妥当かどうか判断できないといった不安も、専門家の視点から整理してもらえます。示談を急ぐべきか・待つべきかの判断基準が明確になり、取り返しのつかないミスを避けることも可能です。

2. 弁護士費用の透明性が高く、一般相場より格安

法テラス経由で弁護士に依頼すると、法務大臣の認可を受けた代理援助立替基準で費用が算出されます。事務所ごとの自由価格ではなく、国が定めた統一基準が適用されるため、一般相場より大幅に低コストなのが特徴です。

公的機関の基準なので、不透明な事務手数料や追加料金が発生しにくい点も安心材料といえます。手元に残る賠償金を最大化できる合理的な選択肢です。

3. 弁護士費用の立替制度を利用できる

法テラスでは、収入要件を満たす方を対象に、弁護士費用の立替制度を用意しています。着手金・実費・報酬金いずれも立替の対象になるため、手元にまとまった資金がなくても弁護士に依頼できるのが強みです。

返済は月額5,000円〜1万円程度の分割払いに設定されるため、負担を最小限に抑えられます。先払いが原則の一般事務所とは異なり、後払い可能な点は公的機関ならではの利点です。

ただし、審査には通常2週間程度の期間を要します。示談交渉の期限や時効を考慮し、利用を検討する場合は速やかに必要書類を準備することをおすすめします。

4. 生活保護受給者は費用の支払いが免除・猶予される可能性がある

生活保護を受給している方は、法テラスの立替金の返済が免除される償還免除を申請できます。実質的に自己負担0円で弁護士に交通事故の示談交渉を依頼できる可能性があります。

免除の対象は原則として援助終了後も生活保護を受給している方となります。また、非受給者であっても極めて低所得(月収基準の約70%以下など)であれば、返済の猶予を申請できる場合があります。

交通事故で就労が困難になり、収入が激減した状況でも法的サポートを維持できる点は、公的制度ならではの大きな利点です。経済的理由で正当な賠償請求を断念する前に、検討すべき有力な選択肢といえます。

【関連記事】法テラスで弁護士費用が免除される条件とは|具体的なケースや申請手順を解説

5. 慰謝料の増額が期待できる

法テラス経由で弁護士に依頼した場合でも、慰謝料は最も高額な弁護士基準(裁判基準)で請求できます。保険会社が提示する任意保険基準とは金額が大きく異なるため、弁護士が介入するだけで賠償額が跳ね上がるケースも多いです。

3か月通院(重傷事案等)の場合、任意保険基準の約38万円に対し、弁護士基準では約73万円まで増額が見込めます。6か月通院なら約64万円が116万円となり、算出基準の違いだけで受取額に大きな差が生じます。

後遺障害が認定される事案では、増額幅が数百万円規模に達することも珍しくありません。法テラスの安価な費用設定と組み合わせることで、最終的な受取額を最大化させる合理的な選択となります。

【関連記事】交通事故の慰謝料相場はいくら?入通院慰謝料・後遺障害慰謝料・死亡慰謝料ごとに紹介

交通事故の対応を法テラスに依頼した際の費用相場

法テラスの依頼費用は代理援助立替基準で算出されるため、一般の法律事務所より低額に設定されています。

ここからは、交通事故の示談交渉を依頼した場合の費用目安を項目別に解説します。

着手金|一般相場を大きく下回る数万円からの設定

着手金は、弁護士や司法書士に事件の依頼を行う段階で支払う初期費用です。弁護士や司法書士が事件の手続きを進めるために必要な費用となります。

法テラスを通して弁護士に依頼する際の着手金相場は、訴額によって異なります。

訴額 着手金
~50万円未満 6万6,000円
50万円以上100万円未満 9万9,000円
100万円以上200万円未満 13万2,000円
200万円以上300万円未満 16万5,000円
300万円以上500万円未満 18万7,000円
500万円以上1,000万円未満 22万0,000円
1,000万円以上 24万2,000円

国が定めた基準表に基づき算出されるため、請求額が高額になっても不透明な費用は発生しません。訴訟移行時の減額措置もあり、コスト予測が容易な点も特徴です。

【参考元】別表3 1.代理援助立替基準|法テラス

成功報酬|獲得できた賠償額の約10%前後が目安

法テラスの成功報酬は国が定めた基準により、獲得できた賠償額の約10%前後が目安であり、一般相場よりも抑えられやすい傾向にあります。算出基準は以下の通りです。

  • 入手金額が3,000万円以下の場合:10%
    入手金額が3,000万円超の場合:超過した部分の6%
  • 当面取り立てができない事件の場合:6万6,000円~13万2,000円(標準額8万8,000円)
  • 相手方の請求を廃除した場合:着手金の7割相当額
    訴訟事件の場合:出廷回数×1万1,000円を加算(請求排除額の10%を超えない範囲)

獲得総額ベースで計算される点に留意が必要ですが、高額事案ほど費用負担を大幅に軽減できる仕組みとなっています。

実費|一律で決まっている事務手数料(2〜3万円)

法テラスの実費は、郵便切手代や収入印紙代といった事件処理に必要な経費を定額でまとめたものです。交通事故の示談交渉であれば、以下が実費の費用目安となります。

訴額 実費
50万円未満 2万5,000円
50万円以上 3万5,000円

法テラスの場合、日当も交通費実費も原則として発生しません。公的制度の統一基準で運用されているため、見積もり段階で把握できなかった費用が後から上乗せされる心配がないのは大きなメリットです。

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交通事故について法テラスを利用する手順・流れ

法テラスを利用するには、まず相談予約を取り、無料法律相談を受けたうえで、必要に応じて費用立替の審査に進む流れになります。

ここからは、相談の申し込みから弁護士への正式依頼までの具体的なステップを順に解説します。

交通事故について法テラスの無料相談を申し込む流れ

法テラスの無料法律相談は、電話またはWebから予約できます。申し込みの流れは以下の通りです。

  1. 電話もしくはWebから相談日時の予約する
  2. 相談に備えて事前準備をする
  3. 予約日時に法テラスや法律事務所に訪問する

相談したい地域の法テラスに電話またはWebから予約しましょう。相談員が収入や資産の状況をヒアリングし、利用条件に問題がなければ、そのまま相談日時の予約に進むことが可能です。

予約当日は、法テラス事務所または法テラスと契約している弁護士事務所で面談を受けます。相談時間は1回30分で、同じ交通事故案件について最大3回まで無料で相談可能です。

事故の経緯がわかる資料を持参すると、弁護士から的確なアドバイスを受けやすくなります。

【参考元】無料法律相談のご利用の流れ | 無料法律相談・弁護士等費用の立替 | 法テラス

【関連記事】法テラスを初めて利用する人必見!依頼までの流れや相談時のポイントなどを詳しく解説

交通事故について法テラスの立替制度を利用する流れ

法テラスの費用立替制度の申し込みをする際の流れは、以下の通りです。

  1. 立替制度を利用する前に、弁護士による法律相談を受ける
  2. 弁護士費用立替制度の対象になるか審査を受ける
  3. 審査をクリアすると、法テラスから「援助開始決定」が出される
  4. 弁護士が業務を開始する
  5. 問題解決後、弁護士が法テラスに報告書を提出する

担当弁護士に立替制度を利用したい旨を伝えると、弁護士側で援助申込書類を作成してくれます。収入・資産の基準を満たしているか、勝訴の見込みがあるかがチェックされます。審査期間はおよそ2週間かかるため、早い段階で審査に必要な書類を集めておきましょう。

審査に通り、弁護士が業務を開始した時点で、立替金の分割返済がスタートします。相手方から賠償金を受け取った場合は、報酬金と立替金をその賠償金から精算するのが原則となります。

法テラスの弁護士費用立替制度の審査時に必要なもの

法テラスの弁護士費用立替制度を利用するためには、審査への合格が不可欠となります。事件の種類や内容によって必要な書類は異なりますが、一般的には以下のような書類が必要です。

項目 必要書類
本人及び同居の家族人数を確認するための資料 住民票(申し込みから3か月以内に発行されたもので、本籍・筆頭者・続柄・世帯全員の記載があるもの)
収入を確認するための資料(給与生活者) 給与明細及び賞与明細(給与明細は直近2か月分、賞与明細は直近のもの)
源泉徴収票(直近のもの)
課税(所得)証明書(直近のもの)
非課税(所得)証明書(直近のもの)
収入を確認するための資料(自営業者) 確定申告書の写し(直近1年分。e-Taxの場合は受付結果(受信通知)を添付)
課税(所得)証明書
収入を確認するための資料(年金受給者) 年金振込通知書(直近のもの)
年金支払通知書(直近のもの)
年金証書(直近のもの)
収入を確認するための資料(無職) 非課税(所得)証明書(直近のもの)
雇用保険受給者証明書
離職票
解雇通知
収入を確認するための資料(生活保護受給者) 生活保護受給証明書(申込みから3か月以内に発行されたもの)
生活保護(開始・変更)決定書(申込みから3か月以内に発行されたもの)
生活保護受給者証(現状を反映しているもの)
資産を確認するための資料 資力申告書
固定資産評価証明書(必要な場合は、不動産全部登記事項証明書を提出)
固定資産納税通知書(必要な場合は、不動産全部登記事項証明書を提出)
勝訴の見込みや事件内容を確認するための資料 債務整理:債務一覧表
離婚事件:戸籍謄本(訴えられた場合は、訴状を提出)
遺産分割事件:戸籍謄本
交通事故事件:交通事故証明書、診断書
医療過誤事件:診断書
不動産事件:固定資産評価証明書、不動産全部事項証明書
返済に使用する口座の確認のための資料 自動払込利用申込書兼預金口座振替依頼書の写し
通帳、キャッシュカード、インターネットバンキングの画面などの写し

交通事故の案件であれば、交通事故証明書、保険会社から届いた賠償額の提示書面、通院先の診断書など、事故に関する資料があると審査がスムーズです。弁護士が事案の見通しを立てるうえでも重要な資料になるため、手元にあるものは一通り揃えておきましょう。

【参考】審査に必要な書類について | 無料法律相談・弁護士等費用の立替 | 法テラス

交通事故で法テラスを利用する際の注意点

法テラスは費用面で大きなメリットがある一方、利用にあたって知っておくべきデメリットもあります。

ここからは、法テラスを利用する前に確認しておきたいポイントを解説します。

審査に2週間程度、混雑時はそれ以上の時間がかかる

費用立替制度の利用には、審査を通過する必要があり、決定までには通常2週間程度の期間を要します。書類の不備や混雑状況によってはそれ以上の時間を要するケースもあるため、余裕を持ったスケジュール管理が不可欠です。

特に保険会社からの回答期限が迫っている場合や、消滅時効の成立が近い事案では、この審査待ちの期間が大きなリスクとなります。

正式な援助決定(援助開始決定)が出るまでは、弁護士が相手方との交渉を正式に受任することができず、法テラス経由での具体的な法的アクションは進められません。

ただし、審査期間中であっても、無料相談枠の範囲内であれば弁護士から方針のアドバイスを受けることは可能です。手遅れになるのを防ぐため、法テラスの利用を検討した段階で速やかに必要書類を揃え、早期に申し込み手続きを開始しましょう。

法テラスが紹介する弁護士は、必ずしも交通事故の対応実績が豊富とは言えない

法テラスの無料相談や立替制度を利用すると、基本的に法テラスと契約している弁護士が当番制で割り当てられます。自分で弁護士を選べないため、交通事故の案件に精通した弁護士が担当してくれる保証はありません。

交通事故の損害賠償請求は、専門的な知識と経験が求められる分野です。交通事故特有のノウハウが不足している弁護士に当たると、賠償額で損をしてしまうリスクがあります。

交通事故に強い弁護士を指名したい場合は、法テラスと契約を結んでいる弁護士事務所に直接連絡を取り、事務所経由で法テラスの制度を利用することも可能です。

交通事故の解決実績が豊富な弁護士を自分で選びたい場合は、ベンナビ交通事故で初回相談無料・着手金無料の事務所を探してみるのも有力な選択肢です。

交通事故の加害者側は法テラスを利用できる場合とできない場合がある

法テラスの弁護士費用立替制度などは、被害者だけでなく加害者側も利用可能です。収入要件を満たし、過大な賠償請求への反論や過失割合の適正化といった解決が見込める事案であれば、支援の対象となります。

ただし、法テラスでは刑事事件に関する相談は受け付けていない点に注意が必要です。たとえば、無免許運転で逮捕された事案や、当て逃げ、飲酒運転、過失運転致死傷罪などの刑事事件では利用できません。

重い刑事責任を問われると社会生活に多大なる支障が生じかねないため、刑事事件化した際は早期に刑事事件を得意とする弁護士へ連絡し、捜査機関への対応を求めましょう。民事の賠償問題には法テラス、刑事罰には刑事弁護という、目的に応じた使い分けが重要です。

条件によっては弁護士事務所へ交通事故の相談をするのがおすすめ

自動車保険に弁護士費用特約が付帯している場合は、法テラスを介さず交通事故に強い弁護士へ直接依頼することを推奨します。弁護士費用特約があれば収入制限や審査待ちの手間を回避し、自ら選んだ専門家へ即座に依頼可能です。

特約では、1名あたり最大300万円までの弁護士費用が保険会社から支払われます。通常の交通事故案件であれば実質的な自己負担はゼロとなり、特約を利用しても等級ダウンや翌年の保険料増額といったリスクもありません。

本人だけでなく、同居の親族や別居の未婚の子が対象となっており、火災保険や医療保険の特約が適用できる場合もあります。まずは証券を確認し、特約の有無を把握しましょう。

交通事故に強い弁護士に「ベンナビ」で相談

弁護士費用特約がない方でも、ベンナビ交通事故なら初回相談無料・着手金無料の弁護士を簡単に探せます。法テラスのような収入要件や審査がないため、誰でもすぐに相談を始められるのが強みです。

ベンナビ交通事故は、全国の弁護士が掲載されているポータルサイトです。絞り込み検索にも対応しているため、交通事故問題に強い近くの弁護士を検索できます。

24時間相談できる弁護士が多数掲載されているため、保険会社からの回答期限が迫っている方や、早急に弁護士のサポートが必要な方にもおすすめです。

交通事故について弁護士に相談したい方は、まずベンナビ交通事故の利用を検討してみてください。

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交通事故の法テラス利用に関するよくある質問

交通事故で法テラスを利用する際によくある質問をまとめました。

Q. 法テラスは全国どこでも(名古屋・大阪・福岡など)利用できますか?

法テラスは全国各地に拠点を設置しており、地域を問わず利用可能です。公式サイトから最寄りの事務所を検索できるほか、状況に応じて電話相談も活用できます。

特に交通事故のような専門性が問われる案件では、自身で選んだ法テラスの契約弁護士へ直接依頼する持ち込み方式がおすすめです。法テラスに弁護士選任を任せる方法では、必ずしも交通事故の専門家が担当するとは限りません。

持ち込み方式なら、実績のある弁護士を自ら選定し、質の高い法的サポートを確保できます。検討中の事務所が法テラスと契約しているか、事前に確認しましょう。

Q. 弁護士から連絡がこない・対応が遅い場合はどうすればいい?

連絡が遅い原因として最も多いのは審査手続きに時間がかかっているケースです。法テラス案件は、通常の依頼と比べて書類のやり取りや審査プロセスが多く、弁護士が能動的に動ける段階に至るまで2週間以上かかることがあります。

まずは担当事務所へ、審査の進捗状況を問い合わせることをおすすめします。審査完了後も不自然な遅延が続く場合は、法テラス窓口へ直接事情を伝えてください。

状況に応じて、法テラス側から弁護士への改善要請や、担当変更の相談が可能です。停滞を感じた際は、法テラス・サポートダイヤルを活用し、客観的な状況を伝えて指示を仰ぐのが効率的です。

Q. 交通事故でケガをした場合、どのような費用を請求できますか?

交通事故での負傷時は、治療費や慰謝料だけでなく、多岐にわたる損害項目を請求可能です。弁護士が介入することで、入通院慰謝料や休業損害、後遺障害逸失利益、将来介護費など代表的な13項目を「弁護士基準(裁判基準)」で算定し、漏れなく請求できます。

被害者自身による交渉では、付添看護費や住宅改造費といった項目を見落とし、不当に低い示談金で合意してしまうリスクが否定できません。法テラスの安価な費用基準を活用して専門家へ依頼すれば、こうした請求漏れを防ぎ、最終的な受取額を最大化させることが可能です。費用対効果の面でも極めて合理的な選択と言えます。

さいごに|交通事故の相談は最適な窓口を選んで納得のいく解決を

法テラスは、弁護士費用の負担が難しい方にとって有力な選択肢です。無料相談や費用立替制度を活用すれば、経済的なハードルを下げて専門家のサポートを受けられます。

一方で、審査に時間がかかる点や弁護士を自由に選べない点は事前に把握しておく必要があります。

弁護士費用特約がある方は特約を優先しましょう。特約がない方でも、ベンナビ交通事故で初回相談無料・着手金無料の弁護士を探すことが可能です。自分の状況に合った相談先を選び、適正な賠償金を獲得してください。

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