債務整理に強い弁護士の選び方10のポイント!司法書士との違いや費用相場も解説
借金の返済が苦しくて債務整理を考えていても、「法律事務所が多すぎて、どこを選べばいいのかわからない」と悩んでいませんか。
弁護士に一度依頼すると、解決まで数ヵ月から1年ほどの付き合いになります。
どの弁護士を選ぶかによって、借金がどれだけ減るか、手続きがスムーズに進むか、依頼中の精神的な負担まで変わってきます。
だからこそ、最初の選び方が肝心です。
本記事では、失敗しない弁護士の選び方10のポイントを中心に、弁護士と司法書士の違いや費用相場まで、依頼前に知っておきたいことをまとめて解説します。
債務整理に強い弁護士の選び方10のポイント
「どの弁護士に頼めばいいかわからない」と悩む方は少なくありません。
選び方の基準を知っておけば、費用トラブルや悪質な法律事務所を避け、有利に借金を減らせます。
多くの事務所は無料相談を受け付けています。
複数に相談し、以下のポイントをより多く満たす弁護士を選ぶとよいでしょう。
| 優先度 | チェックポイント |
| 必須 | ① 債務整理の実績が豊富か |
| ② 弁護士費用が明確か | |
| ③ デメリットやリスクも説明してくれるか | |
| 確認 | ④ 分割払いや後払いに対応しているか |
| ⑤ 説明が丁寧で親身に対応してくれるか | |
| ⑥ レスポンスが早いか | |
| ⑦ 依頼から解決まで同じ弁護士が担当するか | |
| ⑧ 家族や職場に知られない配慮をしてくれるか | |
| ⑨ オンライン・郵送で手続きを完結できるか | |
| ⑩ 口コミ・レビューを参考程度にとどめているか |
なかでも外せないのが①実績が豊富か、②費用が明確か、③デメリットも説明してくれるかの3つです。
この3点は依頼の失敗に直結するため必ず確認しましょう。
①債務整理の実績が豊富か【必須】
整理では債権者との交渉力や手続きのノウハウが結果を大きく左右します。
実績のある弁護士なら、借金の減額幅や分割回数といった和解条件を有利に引き出しやすく、予想外のトラブルにも落ち着いて対応できます。
実績は、たとえば次のようなポイントから確認しましょう。
- 公式サイトに解決事例や相談件数が掲載されているか
- 相談時のアドバイスが具体的で充実しているか
- 幅広い分野より借金問題に注力しているか
なお、法律事務所の規模と実力は別ものです。
規模が小さくても腕のよい弁護士はいますし、大手でも必ず信頼できるとは限りません。
規模ではなく実績で判断しましょう。
②弁護士費用が明確か【必須】
着手金・報酬金・実費といった費用の内訳と総額を、依頼前に書面で示してくれる弁護士を選びましょう。
費用が曖昧なまま契約すると、あとから想定外の追加費用を請求され、トラブルになりかねません。
具体的には、次のようなポイントを確認しましょう。
- 着手金・報酬金・実費の内訳が明示されているか
- 総額の見積もりを書面(委任契約書など)で出してくれるか
- 追加費用が発生する条件を説明してくれるか
「着手金無料」をうたう法律事務所もありますが、その分だけ基本報酬や事務手数料が高い場合もあります。
一部の安さで判断せず、必ず総額で比較してください。
③デメリットやリスクも説明してくれるか【必須】
よい面だけでなく、デメリットやリスクも包み隠さず説明してくれる弁護士は信頼できます。
メリットばかりを強調する弁護士は、依頼を取ることを優先している可能性があるためです。
説明を受けておきたい主なデメリットには、次のようなものがあります。
- 信用情報機関に事故情報が登録され(いわゆるブラックリスト)、5年程度は借り入れやクレジットカードの利用が難しくなる
- 個人再生や自己破産では官報に掲載される
- 自己破産では一定以上の財産を手放すことになる
- 保証人がいる場合、保証人に請求がいく可能性がある
上記のリスクを踏まえ、依頼者の家庭事情や希望に合わせて最適な方法を提案してくれるかどうかが大切です。
【関連記事】ブラックリストか確認する方法と手順|事故情報が解除される期間
④分割払いや後払いに対応しているか
手元にまとまったお金がない場合は、弁護士費用の分割払いや後払いに対応している法律事務所を選びましょう。
債務整理は経済的に苦しい状況で依頼するものなので、柔軟な支払い方法を用意する法律事務所もあります。
弁護士が債権者に受任通知を送ると、返済が一時的にストップします。
その間に浮いたお金を弁護士費用の積み立てに回せるため、生活を圧迫せずに支払える仕組みです。
分割手数料の有無や、支払い開始時期を調整できるかも、あわせて確認しておきましょう。
| 状況 | お金の流れ |
| 依頼前 | 毎月、貸金業者へ借金を返済 |
| 依頼直後 | 貸金業者への返済がストップ |
| 手続き中 | 浮いたお金で弁護士費用を分割払い(積立) |
| 解決後 | 無理のない範囲で減額された借金を返済開始 |
⑤説明が丁寧で親身に対応してくれるか
借金の事情を責めず、こちらのペースで丁寧に相談させてくれる弁護士を選びましょう。
債務整理は解決まで数ヵ月~1年ほど付き合う手続きなので、安心して相談できる相手かどうかが重要だからです。
相性や話しやすさは、無料相談の段階で見極められます。
| 信頼できる弁護士の対応 | 注意したい弁護士の対応 |
| ・督促に怯える精神的な負担に共感してくれる ・専門用語を避けてわかりやすく話してくれる ・「家族に内緒にしたい」などの希望を尊重してくれる |
・契約を急がせてくる ・費用やデメリットへの質問をはぐらかす ・相談を持ち帰って検討したいと言いにくい雰囲気 |
優良な法律事務所なら、無理に契約を迫ってこないため、相談は持ち帰って検討してかまいません。
⑥レスポンスが早いか
問い合わせへの返信が早い弁護士を選びましょう。
債務整理はスピードが重要な手続きです。
弁護士が受任通知を送るまでは督促が続きます。
対応が遅れれば手続き全体が滞り、その間に債権者から一括請求や訴訟を起こされるリスクも高まります。
返信の目安は、その日のうちか、遅くとも翌営業日までです。
連絡手段が電話だけでなくメールやLINEなど複数用意されていると、日中忙しい人でもやりとりしやすくなります。
レスポンスの早さは、無料相談の予約時や相談後のやりとりで確認できます。
相談の段階で連絡がつきにくい法律事務所は、依頼後の対応も遅れがちです。
逆に、こまめに進捗を報告してくれるところなら、依頼後も安心して任せられます。
⑦依頼から解決まで同じ弁護士が担当するか
最初から解決まで、同じ弁護士が一貫して担当してくれるかを確認しましょう。
途中で担当がころころ代わると経緯が伝わらず、話がかみ合わなくなります。
誰が案件を担当し、どんな方針で進めるのかが明確な事務所を選ぶと安心です。
とくに注意したいのが、面談も説明も事務スタッフばかりで、弁護士本人が出てこない法律事務所です。
弁護士資格のない事務員が法律相談や交渉をおこなうことは法律で禁止されており、弁護士の名義だけを借りた悪質な業者(非弁提携)が背後にいるケースもあります。
日弁連の規程により、債務整理を受任する際は、原則として弁護士本人が依頼者と直接面談します。
相談時に弁護士本人が対応するかを確かめましょう。
⑧家族や職場に知られない配慮をしてくれるか
郵便物の送り方や連絡方法を調整し、家族や職場に知られないよう配慮してくれる弁護士を選びましょう。
誰にも知られずに手続きを進めたい人は多く、配慮があるかどうかは弁護士選びの大事なポイントです。
配慮の具体例には、次のようなものがあります。
- 書類は法律事務所名ではなく「弁護士の個人名」で送る
- 自宅へ送らず「郵便局留め」にする
- 連絡先は「本人の携帯電話のみ」にする
- 連絡してよい時間帯を細かく指定できる
上記のような対応をしてくれる法律事務所なら、周囲に知られるリスクを大幅に下げられます。
「家族に内緒にしたい」という希望は、遠慮せず相談時に伝えましょう。
⑨オンライン・郵送で手続きを完結できるか
来所しなくても、オンライン面談や郵送で手続きを進められる弁護士だと負担が軽くなります。
債務整理では、受任前に一度は弁護士との面談が必要です。
ただし面談自体をオンラインでおこなえる法律事務所もあり、その後の手続きは電話・郵送・オンラインで進むのが一般的です。
遠方に住んでいる、日中は仕事で時間が取れない、人目を避けたいといった事情がある方でも依頼しやすくなります。
近くに債務整理に強い弁護士がいない場合でも、オンライン対応の法律事務所なら、実績豊富な弁護士に依頼できます。
⑩口コミ・レビューを参考程度にとどめているか
口コミやレビューは弁護士選びの参考になりますが、口コミだけで判断せず補助的な材料にとどめましょう。
声の種類によって、参考になりやすいものと当てにしにくいものがあります。
- 参考になりやすい:対応の丁寧さ、連絡の速さ、説明のわかりやすさなど「相性」に関わる声
- 当てにしにくい:減額幅や結果に関する声(借金の状況は人それぞれで、他人の結果が自分に当てはまるとは限らないため)
極端な絶賛や酷評は、投稿者の主観やサクラが混じっている場合もあります。
鵜呑みにせず、件数や全体の傾向をつかむ程度に見るのがよいでしょう。
最終的には、無料相談で実際に会って自分との相性を確かめるのが確実です。
債務整理は弁護士と司法書士のどちらに依頼すべき?
債務整理は弁護士と認定司法書士のどちらにも頼めますが、迷ったら、全ての手続きに制限なく対応できる弁護士を選ぶのがおすすめです。
両者は扱える金額や手続きの範囲(権限)が異なるためです。
司法書士では対応できない依頼をすると、途中で手続きを引き継げなくなり、あらためて弁護士に頼み直す手間や費用がかかるかもしれません。
とはいえ、借入額や希望する手続きによっては、司法書士のほうが向いているケースもあります。
次の金額・手続き・費用という3つの軸から、自分に合う依頼先を見極めてみましょう。
| 項目 | 弁護士 | 認定司法書士 |
| 扱える債権額 | 上限なし | 1社あたり140万円以下のみ |
| 任意整理 | 全て対応可能 | 1社140万円以下なら対応可能 |
| 個人再生・自己破産 | 代理人として全ての手続きを代行 | 書類作成のみ(本人の裁判所出廷が必要) |
| 過払い金請求 | 上限なし | 1社140万円以下のみ(控訴審には対応不可) |
| 費用の傾向 | 比較的高め | 比較的安め |
1社あたりの債権額が140万円を超えるなら弁護士を選ぶ
借入先1社あたりの債権額が140万円を超える場合は、法律上、弁護士にしか依頼できません。
認定司法書士が代理人になれるのは、1社あたり140万円以下の任意整理や過払い金請求に限られるからです。
弁護士なら金額の制限はありません。
大切なのは、基準が「借金の総額」ではなく「1社あたりの債権額」だという点です。
平成28年6月27日の最高裁判決により、債権者1社ごとに140万円以下かどうかで判断すると確定しています。
たとえば借金の合計が300万円で、A社80万円・B社70万円・C社50万円とわかれているケースを考えてみましょう。
1社あたりが140万円以下であれば、認定司法書士でも全ての会社を代理して交渉できます。
逆に1社でも140万円を超える借入があれば、その会社については弁護士に依頼する必要があります。
【参考元】最高裁平成28年6月27日第一小法廷判決(平成26年(受)第1813号、民集70巻5号1306頁)
自己破産・個人再生は弁護士のみ代理人になれる
裁判所を通す自己破産や個人再生を検討する場合は、代理人になれる弁護士が適任です。
弁護士は依頼者の代理人として、裁判所での手続きや裁判官との面接に対応できます。
一方、司法書士ができるのは裁判所に提出する書類の作成支援までです。
自己破産や個人再生では申立ての代理人になれないため、裁判官との面接などは依頼者本人が対応しなければなりません。
費用面でも差が出るときがあります。
自己破産が管財事件になった場合、弁護士が代理人なら予納金を抑えられる少額管財を利用できます。
一方、司法書士に書類作成だけを頼んで本人申立てをすると、通常の管財事件として予納金が高くなるケースがあります。
手続きの手間や確実性、トータルの費用を考えると、最初から弁護士に依頼するほうが負担は軽くなるでしょう。
費用を抑えたいなら司法書士も選択肢になる
1社あたり140万円以下の任意整理だけが目的で、費用を抑えたい場合は、司法書士も選択肢になります。
司法書士は弁護士に比べて、着手金や報酬が安めに設定されている傾向があるためです。
裁判所を通さない任意整理であれば、140万円以下という条件を満たす限り、司法書士でも最後まで手続きを完了できます。
ただし、引き直し計算の結果、過払い金が1社あたり140万円を超えると、途中から代理できなくなり、改めて弁護士に依頼し直さなければなりません。
どの手続きになるか判断がつかないときや、少しでも迷うときは、対応範囲の広い弁護士に相談するほうが安全です。
債務整理を弁護士に依頼した際の費用相場
債務整理の費用相場は、手続きの種類によって大きく異なります。
相場を知っておくと、自分の場合いくらかかるかの見当がつくだけでなく、相場からかけ離れた高額請求をする事務所を見抜く物差しにもなります。
手続き別の費用の目安は次のとおりです。
| 費用項目 | 任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | 過払い金請求 |
| ①相談料 | 無料~1万円程度 | 無料~1万円程度 | 無料~1万円程度 | 無料~1万円程度 |
| ②着手金 | 約2万~5万円/1社 (無料の事務所もある) |
約30万~50万円 | 約25万~40万円 | 約0円~4万円/1社 |
| ③報酬金 | 解決報酬金:1社あたり約2万円 減額報酬金:減額した債務の約10% |
減額した債務の約10% | − | 回収報酬金:回収額の約20~25% |
| ④その他 | 交通費など | 裁判所費用:約3万~25万円 (個人再生委員の報酬を含む) |
裁判所費用:約3万円~ (管財事件は予納金20万~50万円) |
交通費など |
| ⑤合計 | 債権者数による | 約50万~80万円 | 約30万円~ (管財事件は別途予納金) |
過払い金額による |
各手続きのポイントは次のとおりです。
- 任意整理:裁判所を通さないため比較的安価。
債権者1社ごとに費用がかかるので、社数が多いほど総額は増える。 - 個人再生:弁護士費用に加え、裁判所に納める予納金や個人再生委員への報酬がかかる。
住宅ローン特則を使うと費用が加算されやすくなる。 - 自己破産:同時廃止か管財事件かで裁判所費用が変わる。
弁護士が代理人なら少額管財で抑えられる場合がある。 - 過払い金請求:着手金無料の事務所が多く、回収できた過払い金から成功報酬を支払うのが一般的。
債務整理を弁護士に依頼するメリット
弁護士費用がかかっても、債務整理を弁護士に依頼するメリットは大きいといえます。
督促からの解放や秘密の保持など、借金に悩む方が本当に求めている変化が得られるからです。
具体的なメリットを見ていきましょう。
①受任通知で督促・取り立てが止まる
弁護士に依頼すると、弁護士から債権者に受任通知が送られ、督促や取り立てが最短で即日ストップします。
貸金業法21条1項9号により、弁護士から書面で通知を受け取った貸金業者は、正当な理由なく債務者へ直接取り立てをおこなうことが禁止されているためです。
同時に返済も一時的にストップするので、生活を立て直すための精神的・経済的な余裕が生まれます。
家族に借金を知られる大きな原因である督促状や電話が止まれば、内緒で解決できる可能性も高まります。
②自分に合った手続きを選び有利な条件で借金を減らせる
借金や収入、財産の状況を踏まえて、自分に合った手続きを提案してもらえるうえ、有利な条件で借金を減らせます。
任意整理・個人再生・自己破産のうちどれが適しているかを判断するのは難しいですが、弁護士なら状況に応じた最善の選択肢を見極めてくれます。
また、一般の方が貸金業者と直接交渉しても、将来利息のカットや長期の分割払いといった有利な条件を引き出すのは簡単ではありません。
交渉のプロである弁護士が入れば、依頼者に有利な条件で和解できる可能性が高まります。
目先の減額だけでなく、その後の生活再建まで見据えた提案が受けられるのも心強い点です。
③債権者との交渉や裁判所手続を代行してもらえる
債権者とのストレスのかかる交渉や、煩雑な裁判所の手続きを全て弁護士に任せられます。
とくに自己破産や個人再生では膨大な書類の作成が必要になり、自力で裁判所とやりとりを進めるのは現実的ではありません。
弁護士が窓口になれば、仕事や日常生活への支障を最小限に抑えながら、確実に手続きを進められます。
法的知識を持つ専門家に任せられるので、安心して借金問題の解決に向かえます。
債務整理に強い弁護士の探し方
何を重視するかによって、向いている探し方は変わります。
中立的な立場で相談したいのか、費用を抑えたいのか、条件で効率よく比較したいのか、重視する点は人それぞれです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
①弁護士会に相談する
各都道府県の弁護士会が運営する「法律相談センター」では、借金問題の相談ができ、弁護士を紹介してもらえます。
地域の弁護士会に電話するか、Webサイトから予約して利用します。
公的な窓口なので、まずは中立的な立場からアドバイスを受けたい場合に向いています。
ただし、相談が有料(30分5,000円程度)になる場合がある点、担当する弁護士を自分では選びにくい点には注意が必要です。
事前に相談料の有無を確認しておきましょう。
【参考記事】全国の弁護士会の法律相談センター|日本弁護士連合会
②法テラスを利用する
法テラス(日本司法支援センター)は、経済的に余裕のない方向けに、無料の法律相談や弁護士費用の立替をおこなう公的機関です。
収入・資産が一定の基準以下であれば、同一の案件について1回30分・3回まで無料で法律相談を受けられます。
具体的な基準額は次のとおりです。
| 家族人数 | 収入基準(一級地) | 収入基準(その他地域) | 資産基準(共通) |
| 1人 | 200,200円以下 | 182,000円以下 | 180万円以下 |
| 2人 | 276,100円以下 | 251,000円以下 | 250万円以下 |
| 3人 | 299,200円以下 | 272,000円以下 | 270万円以下 |
| 4人 | 328,900円以下 | 299,000円以下 | 300万円以下 |
※一級地=東京都特別区・大阪市など生活保護の基準に定める地域。
収入は手取り月収(賞与含む年収の1/12)。
※家賃・医療費・教育費などの負担がある場合は、基準を超えても利用できる場合があります。
費用を抑えたい方には有力な選択肢ですが、審査に時間がかかる点や、担当する弁護士を選びにくい点はデメリットです。
【参考記事】お近くの法テラス(地方事務所一覧)|法テラス
【関連記事】法テラスを初めて利用する人必見!依頼までの流れや相談時のポイントなどを詳しく解説
③親族・知人に紹介してもらう
身近に債務整理を依頼した経験のある人がいれば、その人が利用した弁護士を紹介してもらうのもひとつの方法です。
人柄や対応の丁寧さを実際に依頼した人から直接聞けるため、安心して相談できます。
ただし、紹介された弁護士が債務整理に詳しいとは限りません。
本当に借金問題の実績があるか、自分と相性が合うかは、実際に会って確かめたうえで判断しましょう。
④インターネットで探す
インターネットで探すときは、広告表示や口コミの見極めに注意しましょう。
「債務整理 弁護士 地域名」などで検索し、ヒットした事務所の公式サイトで実績・費用・対応範囲を確認します。
検索結果の上位や広告に表示されているからといって、必ずしも実績が豊富で自分に合う事務所とは限りません。
口コミも鵜呑みにせず、気になった事務所を複数ピックアップして、無料相談で比較検討するのがおすすめです。
【関連記事】債務整理で注目されている法律事務所ランキング20選!【2026年8月最新】
債務整理で弁護士費用が払えない場合の対処法3つ
手元にまとまったお金がなくても、事務所ごとの支払いの工夫や公的な制度を利用すれば、弁護士への依頼は可能です。
むしろ「費用が払えないから」と借金を放置すると、利息や遅延損害金が膨らみ、給料や財産を差し押さえられるリスクが高まります。
お金がない状況だからこそ、早めに相談して解決の糸口をつかみましょう。
以下で3つの対処法を紹介します。
①初回無料相談の事務所を利用する
まずは、相談料のかからない初回無料相談を実施する法律事務所を利用し、費用面についても正直に相談してみましょう。
お金がない現状を包み隠さず伝えれば、弁護士が費用負担を抑えられる手続きや、無理のない支払い計画を提案してくれます。
なかには、引き直し計算をした結果、実は過払い金が発生していて、手出しゼロで借金問題を解決できるケースもあります。
一人で悩まず、まずは無料相談の窓口で専門家の意見を聞いてみましょう。
②分割払い・後払いを相談する
着手金を一括ですぐに用意できなくても、費用の分割払いや後払いに応じてくれる法律事務所もあります。
債務整理はお金に困っている人が利用する手続きなので、多くの法律事務所が支払い方法を柔軟に設定しているからです。
分割払いがしやすいのは、債務整理の仕組みそのものに理由があります。
弁護士が受任通知を送ると、貸金業者への返済がいったんストップします。
今まで返済に充てていたお金を弁護士費用の積み立てに回せるため、手続きを進めながら無理なく費用を準備できるでしょう。
月々の支払額は生活に支障のない範囲で調整でき、支払いの開始時期も相談に乗ってもらえます。
「今は手元にお金がない」という状況でも、遠慮せず正直に伝えれば、無理のない支払いプランを一緒に考えてくれるはずです。
③法テラスの民事法律扶助を利用する
収入や資産が一定の基準以下の場合、法テラスの「民事法律扶助(立替制度)」を利用すれば、弁護士費用を立て替えてもらえます。
法テラスが費用をいったん立て替え、依頼者は毎月5,000円~1万円程度を無利息で分割返済していく仕組みです。
無理のない範囲で返済できるため、手元にお金がない方でも安心して債務整理を依頼できます。
さらに、生活保護を受給している方などは、返済(償還)が猶予されたり、事件終了後に免除されたりするケースもあります。
ただし利用には審査があり、弁護士を自分で選びにくい面もあります。
まずは弁護士や最寄りの法テラスに相談してみましょう。
条件で比較して選ぶなら「ベンナビ債務整理」
「実績のある弁護士をどう見分ければいいのか」「複数の法律事務所を比べるのが大変」
弁護士選びは、ポイントがわかっても、実際に探して比較する段階でつまずきがちです。
そこで役立つのが、債務整理に注力する弁護士を探せるポータルサイト「ベンナビ債務整理」です。
居住地域と相談内容を選ぶだけで、債務整理を取り扱う弁護士を簡単に探せます。
さらに、次のような条件で絞り込めます。
- 初回の面談相談無料
- 電話相談・オンライン相談に対応
- 土日祝の相談が可能
分割払いに対応する事務所も多く、費用面のハードルも高くありません。
まずは話だけ、という段階でかまいません。
今の状況でどんな対応ができるか、無料相談で確認してみましょう。
債務整理を弁護士に依頼するまでの流れ
債務整理は、問い合わせ→面談→契約→受任通知という流れで進みます。
最初の問い合わせさえ済ませれば、あとは弁護士がリードしてくれるので心配はいりません。
なお、弁護士には守秘義務があるため、相談した内容が家族や職場に漏れる心配はありません。
借金の経緯や財産の状況は隠さず、正直に伝えるのがスムーズな解決につながります。
| ステップ | 手続きの概要 |
| ① 問い合わせ・予約 | 電話・メール・LINEなどで法律事務所に連絡し、無料相談の日時を決める。 借金の総額・借入件数・毎月の収入を簡単に伝えておくと面談がスムーズ。 |
| ② 面談・ヒアリング | 借金の経緯や収支を弁護士に説明し、適切な手続きの診断を受ける。 債権者一覧・督促状・給与明細・本人確認書類・印鑑があると進めやすい。 |
| ③ 解決策の提案・費用確認 | 手続きの提案とメリット・デメリットの説明を受け、費用の総額と分割スケジュールを確認する。 疑問や不安はこの場で解消しておく。 |
| ④ 委任契約・受任通知の発送 | 内容と費用に納得できたら委任契約を結ぶ。 契約後は速やかに債権者へ受任通知が送られ、督促や返済がストップする。 |
債務整理の弁護士の選び方でよくある質問
最後に、弁護士選びや相談にあたって、よく寄せられる疑問にお答えします。
疑問や不安を解消したうえで、無料相談やベンナビ債務整理での比較検討へと進んでみてください。
Q. 依頼中の弁護士は途中で変更できる?
依頼中であっても、ほかの弁護士に変更(解約)することは可能です。
弁護士との関係は委任契約に基づくため、依頼者側からいつでも解約できます。
「いつまでも連絡が来ない」「勧められた方針に納得できない」といった理由で変更を検討する方は少なくありません。
ただし、支払い済みの着手金は原則として戻ってこず、新しい弁護士への費用が二重にかかる点には注意が必要です。
変更を検討するときは、次に依頼したい法律事務所の無料相談を利用し、本当に変更すべきか客観的な意見を聞いてから判断するとよいでしょう。
Q. 無料相談だけで依頼を断ってもいい?
無料相談を受けたからといって、必ず依頼しなければならないわけではありません。
相性や費用の見積もりに納得できなければ、その場で契約せず、持ち帰って検討してかまいません。
優良な事務所なら、無理に契約を迫るような営業はしないはずです。
複数の法律事務所に相談して比較検討するのが、失敗しない選び方の基本です。
Q. 家族や勤務先に知られずに依頼できる?
配慮のある弁護士に依頼すれば、家族や勤務先に知られずに手続きを進められる可能性が高いです。
弁護士には守秘義務があり、依頼者の了承なく家族や職場へ連絡がいく心配はありません。
書類を個人名で送る、連絡は本人の携帯電話のみにするといった調整もしてもらえます。
任意整理であれば官報にも載らないため、比較的秘密を守りやすい方法です。
ただし、自己破産や個人再生は官報に掲載されるうえ、同居家族の収入証明書の提出などで知られる可能性もゼロではありません。
心配な点は、相談時に率直に伝えておきましょう。
Q. 債務整理は解決までどのくらいの期間がかかる?
目安として、任意整理は3~6ヵ月程度、自己破産や個人再生は半年~1年程度かかることが一般的です。
手続きの種類や債権者の数、交渉の進み具合によって期間は変わります。
依頼者が動くのは主に最初の面談と資料集めで、その後の交渉や手続きは弁護士が代行します。
受任通知によって督促は最短即日で止まるため、解決を待つ間も精神的な負担は軽くなるでしょう。
Q. 債務整理を弁護士に依頼するデメリットは?
弁護士に依頼するデメリットは費用がかかる点ですが、多くの場合は減額の効果のほうが上回ります。
一方、債務整理そのものには、手続きに共通する次のようなデメリットがあります。
- 5~7年程度は、新たな借り入れやクレジットカードの作成が難しくなる
- 個人再生・自己破産では官報に掲載される
- 手続きによっては、財産の処分や保証人への影響がある
不安な点は、無料相談で弁護士に直接確認しておくと安心です。
まとめ|債務整理弁護士の選び方を押さえて借金問題を解決しよう
整理の弁護士の選び方でまず押さえたいのは、「実績が豊富か」「費用が明確か」「デメリットも説明してくれるか」の必須3点です。
まずはこの3つを満たすかを確認し、そのうえで支払い方法やプライバシーへの配慮などを加えて、総合的に見極めましょう。
自分に合う弁護士を見つけるには、無料相談を使って複数の事務所を比べるのが確実です。
まずは「ベンナビ債務整理」で、条件に合う弁護士を探してみてください。
