良い弁護士の探し方とは?信頼できる弁護士の選び方・見分け方のポイントを解説


法律トラブルに巻き込まれてしまって、相談できる弁護士を探したいと考えている方もいるでしょう。
しかし、実際に弁護士を探そうと思っても「どのように弁護士を探せばよいかわからない」「弁護士の選び方がわからない」という方も少なくありません。
弁護士を探す際はインターネットで検索するのが有効ですが、そもそもサイト自体に十分な信ぴょう性があるのか不安な方もいるでしょう。
間違った情報によって、自分に合わない弁護士を選んでしまうようなことは避けなければなりません。
本記事では、良い弁護士の探し方やおすすめのサイト、良い弁護士の見分け方や弁護士選びで失敗しないためのポイントなどを解説します。
弁護士を探す前に相談内容や希望条件を整理しておくことが大切
まず、弁護士への相談や依頼を考えている方は、以下のような準備を整えておきましょう。
- これまでの経緯を時系列順にまとめておく
- 質問事項を整理して優先順位を付けておく
- どのような形での解決を望むのか明確にしておく
- 相談内容に関する資料・証拠を集めておく
- おおよその予算を決めておく など
弁護士から的確なアドバイスを受けるためには、できるだけ正確に相談状況や希望内容などを把握してもらう必要があります。
弁護士との相談時間は限られているため、なるべく時間を無駄にしないためにも、上記の準備を整えて簡潔かつわかりやすく伝えられるようにしておきましょう。
【結論】良い弁護士を探したい方にはベンナビがおすすめ
身近に頼れる弁護士がおらず、自分に合った弁護士に相談・依頼したいなら、当社が運営するベンナビがおすすめです。
ベンナビとは、月間数百万人が利用している、国内最大級のリーガルメディアサイトです。
ベンナビは法律分野ごとにわかれており、各分野に注力する全国の弁護士を掲載しています。
ベンナビなら、相談内容・地域・無料相談の有無・電話相談の可否・土日祝日対応などの絞り込み検索ができ、細かな条件に合わせて比較検討が可能です。
分野ごとに注力している弁護士や解決実績が豊富な弁護士を探せるので、自分の状況に合った弁護士が見つかります。
ここでは、分野ごとにおすすめのサイトを紹介します。
離婚問題を弁護士に相談したい方|ベンナビ離婚がおすすめ
ベンナビ離婚は、離婚問題が得意な全国の弁護士を掲載している弁護士ポータルサイトです。
ベンナビ離婚経由の累計相談件数は約38万件(2025年6月時点)で、慰謝料請求や親権獲得などのさまざまな離婚トラブルの解決に注力している弁護士を掲載しています。
離婚問題のコラム記事も掲載しており、相談前に基礎的な知識を付けておくことも可能です。
慰謝料・養育費・婚姻費用・財産分与などを計算できるページもあるので、費用の目安にもなるでしょう。
ベンナビ離婚で扱う主な相談内容 |
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離婚前相談、離婚協議、離婚調停、財産分与、親権、養育費、DV、モラハラ、国際離婚、不倫・離婚慰謝料、離婚裁判、面会交流、離婚手続き、別居、男女問題、熟年離婚、婚姻費用など |
交通事故を弁護士に相談したい方|ベンナビ交通事故がおすすめ
ベンナビ交通事故は、交通事故問題が得意な全国の弁護士を掲載している弁護士ポータルサイトです。
ベンナビ交通事故経由の累計相談件数は12万件以上(2025年6月時点)で、慰謝料の増額に注力している弁護士などを多数掲載しています。
交通事故慰謝料を計算できるページもあり、被害状況や治療状況などの項目をいくつか選択するだけで、相手保険会社の想定提示額や弁護士の介入による増額見込み額を確認することもできます。
交通事故発生から解決までの流れ・弁護士費用の相場・解決事例なども掲載しており、交通事故に関する細かなところまで把握できるでしょう。
ベンナビ交通事故で扱う主な相談内容 |
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慰謝料請求・損害賠償請求、示談交渉、過失割合、死亡事故、後遺障害、むちうち、休業損害、自動車事故、自転車事故、バイク事故、人身事故、物損事故など |
遺産相談を弁護士に相談したい方|ベンナビ相続がおすすめ
ベンナビ相続は、相続問題が得意な全国の弁護士を掲載している弁護士ポータルサイトです。
ベンナビ相続経由の累計相談件数は22万件(2025年6月時点)で、遺産分割や遺留分請求などに注力している弁護士を多数掲載しています。
相続について弁護士に依頼するべきタイミングや、相続が得意な弁護士の選び方なども掲載しており、相続について悩んでいる方にはぴったりのサイトです。
ベンナビ相続で扱う主な相談内容 |
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相続トラブル、遺産・財産の使い込み、遺産分割、遺留分、相続放棄、遺言書、代襲相続、成年後見、不動産の相続、相続人調査、相続財産調査、相続登記、家族信託、事業承継など |
労働問題を弁護士に相談したい方|ベンナビ労働問題がおすすめ
ベンナビ労働問題は、労働トラブルが得意な全国の弁護士を掲載している弁護士ポータルサイトです。
ベンナビ労働問題経由の累計相談件数は22万件以上(2025年6月時点)で、未払い残業代や不当解雇などのさまざまな労働問題に注力している弁護士を多数掲載しています。
サイト内では、残業代の計算方法や転職エージェントランキングなども確認でき、労働問題で悩んでいる方にはおすすめです。
ベンナビ労働問題で扱う相談内容 |
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残業代請求、不当解雇、解雇予告、内定取消、雇い止め、労働災害、労働審判、ハラスメント、退職代行、給与未払い、退職金未払いなど |
刑事事件を弁護士に相談したい方|ベンナビ刑事事件がおすすめ
ベンナビ刑事事件は、刑事事件が得意な全国の弁護士を掲載している弁護士ポータルサイトです。
ベンナビ刑事事件経由の累計相談件数は23万件以上(2025年6月時点)で、早期釈放・不起訴処分の獲得などに注力している弁護士を多数掲載しています。
特に刑事事件では初動スピードが大きなカギを握り、「逮捕後72時間以内に適切に動けるかどうか」が今後に大きく影響します。
長期勾留されたり前科がついたりしてしまう前に、ベンナビ刑事事件で最適な弁護士を探しましょう。
ベンナビ刑事事件で扱う主な相談内容 |
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性犯罪、痴漢・わいせつ、買春・援助交際、盗撮・のぞき、レイプ・強姦・不同意わいせつ、児童ポルノ・児童買春、暴行罪・傷害罪、正当防衛、殺人罪、恐喝罪・脅迫罪、器物損壊罪、窃盗罪・万引き、横領罪・背任罪、住居侵入罪、詐欺罪、賭博・裏カジノ・闇スロット、薬物・大麻、覚せい剤、ひき逃げ・当て逃げ、少年事件など |
債権回収を弁護士に相談したい方|ベンナビ債権回収がおすすめ
ベンナビ債権回収は、債権回収が得意な全国の弁護士を掲載している弁護士ポータルサイトです。
ベンナビ債権回収経由の累計相談件数は7万件以上(2025年6月時点)で、売掛金や家賃回収、慰謝料や養育費の未払い問題などに注力している弁護士を多数掲載しています。
未回収の債権がある方は、ベンナビ債権回収で弁護士を探し、迅速かつ全額の回収を目指してサポートしてもらいましょう。
ベンナビ債権回収で扱う相談内容 |
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売掛金、業務請負・委託代金、家賃・地代、給料・賃金・残業代、借金・貸金・出資、養育費・慰謝料、立替金、投資詐欺、差押・仮差押、遅延損害金、債権額100万円未満の回収など |
債務整理を弁護士に相談したい方|ベンナビ債務整理がおすすめ
ベンナビ債務整理は、債務整理が得意な全国の弁護士・司法書士を掲載しているポータルサイトです。
ベンナビ債務整理の累計相談件数は14万件以上(2025年6月時点)で、任意整理・個人再生・自己破産・過払い金請求など、借金問題に注力している弁護士・司法書士を多数掲載しています。
債務整理の各手続きに関する基礎知識から費用相場まで、借金問題で悩んでいる方が知っておくべき情報も掲載しています。
債権者との交渉をスムーズに進めて、1日でも早く借金生活から抜け出すためにも、ベンナビ債務整理で相談しましょう。
ベンナビ債務整理で扱う主な相談内容 |
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任意整理、個人再生、自己破産、過払い金請求、時効援用、闇金問題、法人(会社)倒産、住宅ローン、カードローン・クレジット会社、借金返済相談・交渉、消費者金融・サラ金など |
インターネットトラブルを弁護士に相談したい方|ベンナビITがおすすめ
ベンナビITは、インターネット問題が得意な全国の弁護士を掲載している弁護士ポータルサイトです。
ベンナビITの累計相談件数は5万件以上(2025年6月時点)で、インターネット問題について弁護士に相談する前の準備やサイト別の対処法など、問題解決に向けて役立つ情報も掲載しています。
誹謗中傷・名誉毀損・SNS投稿削除・口コミ削除などの相談内容を指定して弁護士を検索でき、非常に便利です。
ベンナビITで扱う主な相談内容 |
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掲示板・SNS削除、口コミ・レビュー削除、発信者情報開示請求、ネット誹謗中傷、名誉毀損、私的情報・画像流出、リベンジポルノ、著作権・商標権侵害、IT・ネット法務、逮捕・犯罪歴記事の削除など |
企業法務を弁護士に相談したい方|企業法務弁護士ナビがおすすめ
企業法務弁護士ナビは、企業法務が得意な全国の弁護士を掲載している弁護士ポータルサイトです。
「契約書に不備がないか確認したい」「従業員との紛争を円満に解決したい」「問題のある社員を解雇したいので相談に乗ってほしい」など、会社経営や事業活動でのトラブルなどについて信頼できる弁護士を探すことができます。
サイト内のマッチングページに相談内容や所在地などの情報を記載すれば、貴社が抱える経営課題に実績のある弁護士に最大5件まで一度に問い合わせることもでき、効率的に弁護士を探すことができます。
企業法務弁護士ナビで扱う主な相談内容 |
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会社設立、顧問契約、IT・ネット法務、人事・労務、M&A・事業承継、取引・契約、国際取引、IPO、事業再生・破産・清算、クレーム・不祥事、知的財産、訴訟など |
良い弁護士の探し方6選
法律トラブルを迅速に解決するためには、自分の状況に合った弁護士を探す必要があります。
弁護士の探し方としては主に以下があり、ここではそれぞれについて解説します。
- 友人・知人から紹介してもらう
- インターネット検索で探す
- 弁護士ポータルサイトを利用する
- 日本弁護士連合会の弁護士検索で探す
- ひまわりサーチを利用する
- 法テラスを利用する
1.友人・知人から紹介してもらう
友人や知人の中に弁護士に相談したことがある人がいれば、紹介してもらうのも有効です。
ただし、弁護士は離婚問題・交通事故・遺産相談などのさまざまな法律分野に対応しており、弁護士によって得意としている分野や解決してきた案件は大きく異なります。
たとえば「友人は離婚問題について弁護士に相談しており、自分は遺産相談について相談したい」というようなケースでは、弁護士は遺産相談に関しては対応経験が浅く、満足のいくサポートが受けられないおそれがあります。
2.インターネット検索で探す
現在では多くの法律事務所がホームページを構えており、インターネット検索するのも有効です。
インターネット検索する際は、Yahoo!やGoogleにて「相談内容 地域 弁護士」などのキーワードを入力すれば条件に合った弁護士が複数ヒットします。
たとえば、自己破産について相談したい場合は「自己破産 東京 弁護士」などと入力すれば複数の弁護士がヒットするでしょう。
ただし、一から自力でインターネット検索する場合、いちいち事務所ホームページを開いて弁護士情報などを確認しなければならず、ある程度の手間や時間はかかってしまいます。
3.弁護士ポータルサイトを利用する
弁護士ポータルサイトとは、全国の弁護士・法律事務所の情報を掲載しているサイトのことです。
弁護士ポータルサイトでは、地域や相談内容などから絞り込み検索でき、一から自力でインターネット検索するよりも効率的に弁護士を探せるのが大きな特徴です。
サイトによっては、初回相談無料・電話相談可能・着手金0円などのこだわり条件から絞り込み検索することもでき、弁護士選びが初めての方でも自分に合った弁護士をスムーズに探せます。
当社のベンナビでは、法律分野ごとに弁護士ポータルサイトを設置し、各法律分野に注力する全国の弁護士を掲載しており、弁護士への相談・依頼を考えている方にはおすすめです。
4.日本弁護士連合会の弁護士検索で探す
日本弁護士連合会(日弁連)は、日本国内の弁護士団体の組織であり、全国に置かれている弁護士会を統括する最大の弁護士組織です。
日本全国全ての弁護士は、必ず日本弁護士連合会に登録しています。
日本弁護士連合会は、法曹の団結と連帯を目指し、法律の発展と社会正義の実現を推進することを目的としています。
日本弁護士連合会のホームページには弁護士検索が用意されており、弁護士名などを入力することで登録番号や所属弁護士会などの弁護士情報や、電話番号や所在地などの事務所情報を確認することができます。
日本弁護士連合会の弁護士検索は、特定の弁護士を検索するのには向いていますが、得意分野などで絞り込み検索はできないため、一から弁護士を探したいという方にとっては不便に感じる可能性があります。
5.ひまわりサーチを利用する
日本弁護士連合会では、弁護士情報提供サービスとしてひまわりサーチも用意しています。
ひまわりサーチとは、どの弁護士を選べばよいかわからないという場合に便利な検索サービスです。
日本弁護士連合会と埼玉弁護士会が共同運用しており、取扱業務・重点取扱業務などの事項から該当弁護士を地域別に検索できます。
民事法律扶助の取り扱いの有無でも絞り込めるので、弁護士費用を捻出できずに法テラスを利用しようとしている方でも使いやすいでしょう。
ただし、ひまわりサーチは任意登録制となっており、全ての弁護士が登録しているわけではないという点は注意しなければなりません。
6.法テラスを利用する
法テラスとは、法律トラブルの解決を手助けしてくれる公的機関のことです。
法テラスでは、法律問題で悩んでいる方に向けて、サポートダイヤル・メール・チャットにて相談機関や法制度などの情報提供をおこなっています。
また、法テラスが定める資力基準などの利用要件を満たしている場合には、弁護士との無料法律相談や弁護士費用の一時立替などの民事法律扶助制度を利用することも可能です。
ただし、原則として法テラスを通じて相談する際は自分で弁護士を選ぶことができないため、なかには弁護士との相性が合わずに不満を感じてしまうこともあります。
良い弁護士の見分け方|選ぶ前に必ず確認すべきポイント9選!
弁護士の料金体系やサービス内容は事務所によって異なるうえ、法律トラブルへのアプローチの仕方なども弁護士によって違います。
「自分の状況に合った弁護士を選べるかどうか」によって依頼後の結果に大きく影響するため、以下のポイントを押さえて弁護士を見極めましょう。
1.自分の相談分野と弁護士の得意分野は一致しているか
弁護士が対応する法律分野は多岐にわたり、どの分野を得意としているのかは弁護士によって異なります。
当然、自分が悩んでいる分野を得意とする弁護士に依頼したほうがよいでしょう。
自分が相談したい分野を得意としている弁護士であれば、対応も慣れていて安心して問題解決を依頼できます。
弁護士の場合、広告などで積極的に得意分野を打ち出すことはできませんが、ベンナビであれば各法律分野に注力している弁護士を探すことができるのでおすすめです。
2.料金体系は明確か・弁護士費用は適正か
弁護士費用については各弁護士が自由に決めることができるため、料金体系が事務所によって大きく異なることもあります。
同じような相談内容であっても、法律事務所によって金額に差が出るというケースも少なくありません。
もちろん安ければよいというわけではありませんが、弁護士費用が本当に適正なのか、複数の事務所で見積もりを出してもらって比較検討するなどしてチェックする必要はあるでしょう。
もし弁護士費用に関する説明が曖昧な事務所の場合、依頼後に予想以上の追加料金を請求されたりするおそれがあるため、なるべく避けたほうが安全です。
弁護士費用については以下の関連記事で解説しているので、詳しくは以下をご確認ください。
【関連記事】【分野別】弁護士費用の相場はいくら?安く抑える方法・払えない場合の対処法を解説
3.弁護士の人柄や相性が合っているか
自分との相性が合うかどうかも重要な判断材料のひとつです。
友人や同僚などと同様に、弁護士に関しても話しやすさや相性の良さはあります。
相談内容によっては弁護士との関係が数年以上続くこともあるため、ストレスなくスムーズにコミュニケーションが取れる弁護士を選びましょう。
弁護士がどのような人柄なのか、どのような対応方針なのかは、初回相談の際にある程度つかむことができます。
現在では多くの法律事務所が初回の法律相談を無料に設定しているので、気になる弁護士が見つかった際はまず相談してみることをおすすめします。
4.過去に懲戒処分を受けていないか
弁護士によっては、依頼者との間でトラブルを起こしたりして懲戒処分を受けている弁護士もいます。
懲戒処分歴のある弁護士だからといって、必ずしも悪徳弁護士というわけではありませんし、問題なくアドバイスやサポートを受けられる可能性も十分あります。
ただし「できるだけトラブルのリスクを避けたい」というような方は、懲戒処分歴のない弁護士を選ぶことをおすすめします。
過去に懲戒処分を受けているかどうかは「弁護士懲戒処分検索センター」で確認できます。
5.事務所の評判が悪くないか
弁護士を選ぶ際は、利用者の口コミ・評判も参考になります。
インターネット上の口コミサイトやSNSをチェックして、「この人に依頼して良かった」「誠実に対応してくれた」などの高評価を得ている弁護士なら、的確なサポートが期待できます。
ただし、あくまでも口コミは主観的な感想に過ぎません。
高評価の弁護士だからといって必ずしも自分に合っているとはかぎらないため、口コミだけで決めようとせず、ほかの要素も総合的に考慮したうえで決めましょう。
6.説明が丁寧でわかりやすいか
説明が丁寧でわかりやすい弁護士を選ぶことも大切です。
法律トラブルでは難解な専門用語が出てくることも多く、弁護士によっては説明が難しかったり、説明が不十分なまま話が進んだりして不安が残ってしまうおそれもあります。
たとえば、事務所ホームページに「相談者目線で丁寧に寄り添います」「わかりやすく嚙み砕いて説明します」などと掲げているところであれば、安心して任せることができます。
7.連絡や対応が早いか
弁護士のレスポンスの早さも判断材料になります。
多くの弁護士は複数の案件を同時並行で対応しているため、なかには多忙すぎて連絡が取れなかったり、返信までに数日程度かかったりすることもあります。
弁護士の対応が遅いとストレスを感じてしまいますし、問題解決も長引くおそれがあります。
こまめな連絡や迅速な対応を意識している弁護士を選ぶことをおすすめします。
8.相談する分野の実績や経験年数は豊富か
弁護士の解決実績や弁護士歴などの確認も必要です。
弁護士によって得意分野が異なるのと同じように、解決実績や経験年数も大きく異なります。
自分と状況が似ている案件を多く解決してきた弁護士であれば、これまでの知識や経験をもとに、取るべき手段や今後の見通しなどについて具体的なアドバイスが望めます。
弁護士の解決実績や弁護士歴は、各事務所ホームページやベンナビなどで確認できます。
9.事務所に通いやすいか
法律事務所のアクセスの良さも確認しておきましょう。
基本的に弁護士との法律相談は法律事務所でおこなわれ、問題解決を依頼したあとも打ち合わせなどのために法律事務所に行くことになります。
自宅や職場などから遠い場合、そのぶん時間や費用がかかってしまうため、できるだけ近場の法律事務所を選びましょう。
初回無料相談を利用して複数の弁護士を比較しよう
弁護士を探す際は、無料相談を活用してさまざまな弁護士と話してみることも大切です。
弁護士に相談する際は「1時間あたり5,000円~1万円程度」の相談料がかかるのが一般的ですが、現在では多くの法律事務所が初回無料相談を実施しています。
弁護士の注力分野や解決実績などは事務所ホームページでも確認できますが、人柄や雰囲気などは実際に会ってみないとわからないところもあります。
また、同じトラブルでも弁護士によってアプローチの仕方が異なることもあるため、複数の弁護士に相談することで新たな解決策が見つかる場合もあります。
もし時間的に余裕がある場合は、はじめから一人の弁護士に絞り込もうとせず、無料相談を活用して何人かの弁護士と相談しましょう。
それぞれの対応を比較してみて、なかでも自分が信頼できると感じた弁護士を選ぶことで、満足のいく結果が望めます。
弁護士選びで失敗しないための注意点
弁護士を探す際、なかには自分に合わない弁護士を選んでしまったり、なりすましの被害に遭ったりすることもあります。
ここでは、弁護士選びでの失敗を避けるためにも押さえておくべきポイントを解説します。
- 法律事務所の規模や費用の安さだけで選ばない
- 所属弁護士会や登録番号を確認しておく
- 日弁連の弁護士検索でも確認しておく
法律事務所の規模や費用の安さだけで選ばない
弁護士を選ぶ際、事務所の規模や費用の安さだけを見て決めるのは避けましょう。
大きな法律事務所の場合、弁護士の数も多く、比較的幅広い案件に対応できるものの、なかには担当弁護士との相性が合わなかったりして思うようなサポートが受けられないこともあります。
あまりにも弁護士費用が安い場合も注意が必要で、なかには依頼後に予想以上の追加料金を請求されたり、対応が遅くて問題解決が長引いたりすることもあります。
弁護士を選ぶ際は、解決実績や相性なども総合的に考慮したうえで決めましょう。
所属弁護士会や登録番号を確認しておく
なかには弁護士を騙る詐欺サイトを開設して、金銭を騙し取ったりするケースもあります。
詐欺被害を避けるためには、気になる弁護士が見つかった際に「所属弁護士会」や「登録番号」などを確認しておくのが有効です。
全ての弁護士は、全国の弁護士会と日本弁護士連合会の会員名簿に登録され、登録番号が付与されています。
たとえ弁護士資格を持っていたとしても、名簿に登録がない場合は弁護士業務ができず、弁護士法でも以下のように定められています。
(弁護士の登録)
第八条弁護士となるには、日本弁護士連合会に備えた弁護士名簿に登録されなければならない。引用元:弁護士法|e-Gov法令検索
ただし、なかには実在の登録番号や弁護士名を調べて弁護士を名乗る詐欺事件なども発生しているため、不安な場合は法律事務所に直接問い合わせるのがよいでしょう。
日弁連の弁護士検索でも確認しておく
弁護士のなりすましによる被害を避けるためには、日本弁護士連合会の弁護士検索を利用するのも有効です。
弁護士検索は日本弁護士連合会が運営している情報提供サービスであり、所属弁護士会や登録番号などから弁護士情報を検索できます。
もし弁護士検索によってヒットしない場合には、弁護士のなりすましである可能性が高いため注意が必要です。
良い弁護士の選び方・探し方に関するよくある質問
ここでは、良い弁護士の選び方・探し方に関するよくある質問について解説します。
自分に合った弁護士の探し方は?
弁護士の探し方はさまざまありますが、なかでも分野や地域などを指定して効率的に検索できるベンナビがおすすめです。
ベンナビなら初回相談無料の事務所も多く掲載しているので、弁護士費用が不安な方もまずは一度利用してみることをおすすめします。
相談した弁護士が怪しい場合はどうするべき?確認方法は?
相談した弁護士の対応に不信感を感じた場合は、別の弁護士を探すことをおすすめします。
弁護士には登録番号があり、弁護士が自身の登録番号を言えなかったりした場合はなりすましの可能性があります。
なりすましかどうかは、日本弁護士連合会の弁護士検索にて名前などを入力すれば確認できます。
もし弁護士検索でヒットしない場合は、弁護士登録をしていないということになるでしょう。
法律相談のみの利用も可能?依頼後のセカンドオピニオンは?
弁護士に依頼はせず、法律相談だけ利用することも可能です。
法律相談後に弁護士から契約を迫られるようなこともないため、安心してご相談ください。
また、依頼後の弁護士の対応に不満を感じた際は、別の弁護士にセカンドオピニオンを求めることも可能です。
もし新たに信頼できる弁護士が見つかった際は、弁護士を変更することもできます。
さいごに|ベンナビなら自分に合った良い弁護士を探せる
どのような弁護士を選ぶのがよいかは、それぞれの状況や性格などによっても異なります。
一口に弁護士といってもさまざまなタイプがいるため、得意分野・解決実績・費用面・相性の良さ・懲戒処分の有無など、さまざまな要素を総合的に考慮したうえで弁護士を選びましょう。
自分に合った弁護士を効率的に探したいなら、ベンナビがおすすめです。
ベンナビなら各分野に注力する全国の弁護士を掲載しており、希望条件を指定して対応可能な弁護士を一括検索できます。
初回相談無料・電話相談可能・夜間休日の相談可能・着手金0円・分割払い対応など、さまざまなタイプの事務所も掲載しているので、自分に合った相談先が見つかるでしょう。