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離婚のオンライン相談窓口8選を紹介!弁護士・無料サービスの選び方と準備のポイント

弁護士監修記事
離婚トラブル 離婚の相談先
2026年05月25日
離婚のオンライン相談窓口8選を紹介!弁護士・無料サービスの選び方と準備のポイント
この記事を監修した弁護士
川越 悠平弁護士 (東京桜の森法律事務所)
依頼者様のお気持ちを尊重し、一人ひとりに適したサポートを提供しています。離婚自体を争う事件や財産分与などを争う事件はもちろん、親権や面会交流、養育費などお子さんの関わる事件にも注力しています。
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「離婚を考えているけれど、誰にも相談できない」「弁護士に頼みたいけれど、事務所に行く時間も勇気もない」といった悩みを抱えていませんか。

近年、離婚の相談はオンラインで完結できる時代です。しかし、オンラインで離婚手続きを進められるのか不安を感じている方も少なくないでしょう。

本記事では、弁護士・法テラス・公的機関など目的別に使える相談窓口、オンライン相談のメリット・デメリット、当日までに準備すべきことを解説します。

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目次

オンラインで離婚相談ができる窓口8選

まずは、オンラインで離婚相談ができる窓口を8選紹介します。

オンライン相談の方法 主なメリット
①弁護士・法律事務所 相談後に本契約まで一括で進められる
②法テラス 条件を満たせば3回まで弁護士に無料で相談できる
③自治体の法律相談会 身近な弁護士に相談できる
④特定非営利活動法人よつば 無料で各種相談できる
⑤養育費等相談支援センター 国の委託事業に相談できる
⑥DV相談+(プラス) 24時間365日相談できる
⑦配偶者暴力相談支援センター 相談だけでなく被害者保護できる
⑧ISSJ 国際離婚問題の相談ができる

順を追って解説します。

①弁護士・法律事務所|相談後に本契約まで一括で進められる

離婚問題を根本から解決したいのであれば、法律事務所への相談をおすすめします。他の相談窓口とは異なり、アドバイスを受けるだけでなく、慰謝料交渉や調停、裁判までを代理人として任せられるからです。

オンライン相談で状況を整理し、信頼できると感じればその場で本契約へ進めるので、二度手間がありません。特に相手方との直接交渉を全て代行してもらえる点は、精神的な負担を減らす上で最大のメリットです。

ただし、オンライン相談に対応しているかは法律事務所によって異なります。次で紹介する「ベンナビ」や法律事務所の公式Webサイトで、オンライン相談が可能かどうかをよく確認するのが重要です。

弁護士や法律相談初を探すならベンナビ離婚がおすすめ

オンライン相談に対応した法律事務所を探すなら、「ベンナビ離婚」がおすすめです。ベンナビ離婚では、居住地域と相談内容を入力するだけで離婚問題に強い弁護士を効率的に探せます。

地方にお住まいの方でも全国の中から離婚問題を得意とする弁護士を絞り込めます。初回無料相談に対応している事務所も多く、費用を気にせず複数の弁護士を比較できるのが強みです。

まずは気軽に、初回無料のオンライン相談から始めてみてはいかがでしょうか。

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②法テラス|条件を満たせば3回まで弁護士に無料で相談できる

法テラス(日本司法支援センター)は、公助を受けながら離婚問題の解決を目指せる窓口です。法テラスが定める条件を満たせば、最大3回まで無料で相談可能です。

具体的な収入・資産条件は、次のとおりです。

家族人数 収入基準 資産基準
一人 20万200円以下 180万円以下
二人 27万6,100円以下 250万円以下
三人 29万9,200円以下 270万円以下
四人 32万8,900円以下 300万円以下

※東京都特別区・大阪市などの地域にお住まいの場合
※家賃や医療費などを支払っていれば要件を満たしていなくても利用できる場合あり

条件を満たせば、立て替え制度で弁護士費用を月々5,000円程度から分割払いできます。さらに、オンライン相談を希望すれば自宅で専門的なアドバイスを受けられます。

ただし、法テラス経由で申し込む場合、必ずしも離婚問題に精通した弁護士が割り振られるとは限らないので注意が必要です。また、法テラスの審査には時間がかかるので一刻も早く弁護士に動いてほしい際は、ベンナビ離婚などで弁護士を探し、直接相談する方がスムーズです。

【関連記事】法テラスで無料相談できる内容はどこまで?利用するための条件や注意点も解説

③自治体の法律相談会|身近な弁護士に相談できる

自治体の法律相談会は、市区町村が弁護士会と連携して運営しているサービスです。近隣にお住まいの方なら、誰でも無料で利用できるのが大きなメリットになります。

自治体のオンライン相談は20〜30分程度と短いですが、相場の把握や離婚可否の判断には十分役立つでしょう。

なお、自治体の法律相談会は本人確認やプライバシー保護の観点から役所内での対面相談が主流です。オンライン相談を常設している自治体はまだ一部なので、お住まいの自治体が対応しているかを確認するが必要あります。

④特定非営利活動法人よつば|無料で各種相談できる

特定非営利活動法人よつばは、浮気や不倫など夫婦問題の相談を無料で受け付けているNPO法人です。カウンセラーが相談者の心に寄り添いながら、不倫や性格の不一致といった複雑な問題に対して、客観的な視点からアドバイスしてくれます。

離婚問題以外にも、浮気調査が必要な場合の調査会社の紹介や法的措置が必要になった際の弁護士探しまでサポートしてくれます。オンラインだけでなく電話による相談も対応可能なので、「直接相談員の話を聞きたい」と考えている方におすすめです。

ただし、特定非営利活動法人よつばはあくまで相談・支援をおこなう機関であり、相手方との直接交渉・法的な書面作成などは依頼できません。すでに相手との対立が深まっているのであれば、弁護士に相談するのが賢明です。

⑤養育費等相談支援センター|国の委託事業に相談できる

子どもの養育費問題に直面している方は、こども家庭庁の委託事業である養育費等相談支援センターへの相談がおすすめです。養育費の取り決めをせずに離婚したケースや養育費の支払いが滞っているケースなどに対し、公的な立場からアドバイスしてくれます。

各地方自治体に配属された専門の相談員が、算定表の見方や公正証書の作成方法、不払い時の督促手順などを丁寧に指導してくれます。国の事業であり信頼性が高いので、経済的な不安を抱えるひとり親家庭にもおすすめのサービスです。

ただし、あくまで情報提供やアドバイスが主な目的なので、弁護士のように相手方との交渉や裁判所での手続きの代行は一切できません。実際に相手と争って養育費を勝ち取るための実務的なサポートが必要な際は、弁護士の力を借りるのをおすすめします。

⑥DV相談+(プラス)|24時間365日相談できる

DV相談+(プラス)は、パートナーのDVに関する各種相談ができるサービスです。おすすめポイントは24時間・365日いつでも相談できることです。

DV被害は深夜や休日に深刻化することも多いため、いつでも専門の相談員と繋がれるのが大きなメリットです。DV相談+はチャットによるオンライン相談を受け付けており、10か国語に対応しているので、国際結婚で日本語が苦手な方でも相談できます。

なお、DV相談+は各自治体の女性センターなどが運営しているので、まずは電話での相談受付から始まり、保護・カウンセリングが必要な場合は来所を求められるのが一般的です。

命の危険があるような緊急時は迷わず頼るべきですが、相手と顔を合わせずに離婚するのを優先したい場合などは、弁護士の力を借りるのをおすすめします。

【関連記事】DVを弁護士に無料相談できる窓口11選!相談するメリットや選び方も解説

⑦配偶者暴力相談支援センター|相談だけでなく被害者保護できる

配偶者暴力相談支援センターは配偶者からのDVをはじめ、暴力に関する相談ができる機関です。カウンセリングだけでなく、DVにより被害者の身に危険が及ぶ場合は一時保護なども実施しています。

そのほかにも、保護命令制度など公的なルールに則り被害者の保護をおこなっており、婦人相談所や女性センター、福祉事務所などの受付窓口に繋げてくれます。相談だけでは解決が見込めず、今すぐ安全が必要という状況では、まずは電話で相談するのをおすすめします。

なお、配偶者暴力相談支援センターはあくまで相談・一時保護に対している窓口なので、弁護士とは連携していません。その後の生活を支える養育費を確実に勝ち取ったり、法的に関係を断ち切ったりするには弁護士に相談する必要があります。

⑧ISSJ|国際離婚問題の相談ができる

ISSJは、難民や無国籍の子どもなど国際的な家族問題を専門に扱う機関です。国際結婚したカップルが離婚する場合、どちらが子どもの面倒をみるかは特に複雑な問題になりがちです。

国際離婚では、一方の親が子どもを母国に連れて帰り、もう一方が子どもと会えなくなってしまうケースも少なくありません。国際的な子どもの問題や、国籍・在留資格が絡む離婚相談に対応しているのがISSJの特徴です。

国内の他の窓口では解決が難しいケースでも、国際的な視点でアドバイスを受けられます。なお、実際に養育費を法的に確定させたり、強制的に子どもを取り戻したりするような場面では、法的専門家である弁護士の力が不可欠です。

離婚を弁護士にオンライン相談するメリット3つ

次に、離婚問題を弁護士にオンラインで相談するメリットを3つ解説します。一つひとつみていきましょう。

①弁護士に会うために移動する必要がない

オンラインで弁護士に相談する大きなメリットは、弁護士に直接会いに行く必要がない点です。スマートフォンやパソコンさえあれば、法律事務所へ足を運ぶ往復の時間や労力をかけずに、自宅や車内といったプライバシーが守られた空間で相談できます。

地方在住の方や育児や介護で家を空けるのが難しい方でも、気軽に相談できるのもオンライン相談のメリットです。また、平日の仕事帰りにオフィス近くの静かな場所から相談するといった柔軟な使い方も可能です。

物理的な距離や交通費を気にせず、全国から自分に最適な弁護士を比較して選べるのは大きなメリットといえます。

②表情を見られるので弁護士の人となりがわかる

オンライン相談は、電話やメールだけでは伝わらない弁護士の人となりを深く理解しやすい方法です。画面越しに顔を合わせれば、相手の表情の変化や話を聞く姿勢、細かなリアクションなどを見て、弁護士の誠実さ・相性の良さを直感的に判断できるからです。

また、対面での面談と違って緊張や気まずさを感じにくいのもオンラインの良さといえます。自分の部屋からリラックスして相談すれば、状況をより正直に話しやすくなるでしょう。

離婚問題は解決までに時間がかかるケースも少なくないので、弁護士との相性の良さはしっかり確認しておくことが重要です。

③資料や証拠を提示できるため的確なアドバイスがもらえる

弁護士とオンライン相談をおこなえば、離婚を有利に進めるためのアドバイスがもらえます。弁護士は、過去の膨大な裁判例や実務上の相場を熟知しており、あなたの状況を客観的に分析して法的に正当な主張を整理してくれるからです。

具体的には、慰謝料・養育費・財産分与といった金銭面において、自力では計算が難しい妥当な金額を具体的に算出してもらえます。金額を計算してもらえば、相手方の無理な主張に対して感情的にならず、法的な根拠を持って冷静に反論することが可能です。

「あの時もっと調べておけばよかった」という後悔は、一度合意書にサインしてしまってからでは取り返しがつきません。オンライン相談で得られる法的知識は、あなたの権利を守ってくれるでしょう。

離婚問題をオンライン相談するデメリット3つ

オンライン相談には多くのメリットがある一方、デメリットもあります。対策とセットで確認しておきましょう。

①家族に相談内容を聞かれる可能性がある

オンライン相談を自宅でおこなう際は、同居している家族に相談内容やその事実を知られるリスクに注意しましょう。自宅は家族と共用している場です。特にDVやモラハラの問題を抱えている場合、相談内容を聞かれると身の危険に直結しかねません。

オンライン相談時には、配偶者が確実に不在の時間帯を選び、マイク付きイヤホンを使用して声漏れを防ぎましょう。もし自宅で相談するのが難しい場合は、駅にある防音個室ワークブースなどを活用し、物理的に遮断された空間を確保してください。

「絶対に知られてはいけない」という緊張感を持ち、事前の環境作りと履歴の削除までを徹底しましょう。

②通信環境が悪いと会話が途切れる場合がある

通信環境が不安定だと、映像のフリーズや音声の遅延が発生し、重要な話を聞き逃す危険があります。弁護士側もあなたの真意を十分に汲み取れないおそれがあるでしょう。

オンライン相談を受けるときは、公共のWi-Fiではなく自宅の光回線などを使用し、事前に接続して動作を確認しておくのがおすすめです。また、もし通信が切れた際の復旧手順も弁護士と擦り合わせしておくと安心です。

通信環境に不安がある場合には、オンラインではなく対面での相談も選択肢に入れてください。

③事前の資料準備や当日の共有に手間がかかる

オンライン相談では、不倫の証拠や給与明細などの資料をデジタル化して共有する手間がかかります。操作に不慣れだと、必要以上に相談時間を浪費する可能性があるので注意が必要です。

最近は、スキャナーがなくてもスマホのカメラ・スキャン用のアプリを使えば書類をPDF化して共有できます。相談前にメールや公式LINE、共有フォルダへ資料を送っておき、当日は画面共有機能を使って説明できるよう練習しておくとスムーズです。

事前準備には少々手間がかかりますが、整理されたデータは後の調停・裁判でも強力な武器となります。

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オンライン離婚相談をする前に知っておくべきポイント

続いて、オンライン離婚相談をする前に知っておくべきポイントを解説します。相談当日に「もっと調べておけば良かった」と後悔しないよう、しっかりと頭に入れておきましょう。

①オンラインツールに関する知識が必要

オンラインで離婚について相談するときは、オンラインツールに関する知識が必要です。オンライン相談では、ZoomGoogle MeetLINEビデオ通話など、ビデオ会議ツールを使用するからです。

利用方法を確認するだけでなく、事前にアプリのインストールや動作確認が必要になります。相談当日になって準備に手間取ると、貴重な相談時間を消費してしまうので注意してください。

予約確定後、事務所から送られてくるURLやツールの案内を早めに確認し、カメラとマイクが正常に動作するかテストしておくと安心です。ツールの使い方がどうしてもわからない場合や当日上手く接続できない場合は、弁護士へ遠慮なく確認しましょう。

②無料相談には時間や回数に制限がある

多くの場合、初回無料相談は30〜60分程度の時間制限が設定されているので、限られた相談時間を最大限に活かすために事前の準備が欠かせません。話したいことが全部話せなかったという状況を防ぐためにも、相談したい内容に優先順位をつけておきましょう。

また、多くの法律相談料・窓口では無料相談は1回限りという制限を設けているケースが多い傾向です。最終的に依頼する弁護士を選ぶために、無料相談を利用して複数の弁護士を比較検討するのをおすすめします。

③嘘はつかずに正直に話すことが大切

弁護士へのオンライン相談では、自分に不利な情報も含めて正直に伝えることが重要です。弁護士は、あなたが提供した情報を前提に戦略を立てるので、事実と異なると誤った方針で交渉が進み、あなたが不利益を被るおそれがあります。

不倫や借金など、相手方だけでなく自身にも後ろめたい点がある場合でも、弁護士には包み隠さず話してください。弁護士には守秘義務があるため、相談内容が外部に漏れる心配はありません。

情報を隠したり事実と異なる説明をしたりすると、弁護士が誤った前提でアドバイスすることになります。結果として、あなたが不利な展開に陥るリスクがあるので、言いにくいことほど最初に話すという意識を持つことが重要です。

④相談できる内容に限りがある場合がある

オンライン相談の窓口によっては、相談できる内容に制限がある場合があります。無料相談や公的な支援窓口は、限られた人数で多くの人を支援することを目的としており、特定の分野に特化している場合が多いからです。

例えば、「相談できる内容は養育費のみ」のように分野が限定されている場合があります。また、複雑な資産問題が絡んでくる財産分与の問題は無料相談のみでは詳細な回答が得られないケースも珍しくありません。

貴重な無料相談の場を無駄にしないためにも、あらかじめ相談したいポイントを伝え、対応してくれるか確認してください。窓口の特性を正しく把握し、自分の問題に合った相談先を選ぶことが重要です。

離婚についてオンライン相談する前に準備すべきポイント

次に、離婚についてオンライン相談する前に準備すべきポイントを解説します。当日に状況説明だけで時間が終わってしまわないよう、しっかりと頭に入れておきましょう。

離婚問題の現状を整理しておく

面談当日の限られた時間を有効活用するために、離婚を考えるに至った経緯をメモとしてまとめておくことが重要です。事前に情報を整理しておかないと、状況説明だけで相談時間が終わってしまい、肝心のアドバイスを受ける時間が不足してしまう可能性があります。

メモしておいた方がよい主なポイントは、次のとおりです。

  • 婚姻期間
  • 子どもの年齢
  • 離婚を考えたきっかけ
  • 現在の話し合いの進捗 など

可能であれば、メモを事前にメールかLINEで送付しておくと、弁護士が状況を把握した状態で相談をスタートできます。あらかじめ情報をしっかりと整理しておけば、当日は事実確認の手間が省け、より深い法的アドバイスをもらえる可能性が高まるでしょう。

質問リストに優先順位をつけておく

オンライン相談を受ける前に、あらかじめ優先順位付きの質問リストを作っておきましょう。場当たり的に質問をすると、本当に知りたかった核心部分を聞けずに相談時間が終了してしまうおそれがあります。

質問リストの一例は、次のとおりです。

  1. 優先順位①:親権を取るために何をすべきですか?
  2. 優先順位②:慰謝料や財産分与の概算はいくらくらいですか?
  3. 優先順位③:解決までにかかる期間はどれくらいですか?

相談中は弁護士の回答をメモし、必要であれば許可を得て録音しておけば、後から内容を振り返ることができます。これだけは確認したいという項目を明確にしておけば、相談後に聞き忘れて後悔してしまうリスクを防げるでしょう。

客観的な資料を手元に揃えておく

弁護士から精度の高いアドバイスをもらうためには、言葉だけでなく客観的な資料を揃えておくことが不可欠です。弁護士は証拠に基づいて法的な判断を下すので、資料があれば勝訴の見込みや請求できる金額をより具体的かつ正確に算定できます。

具体的には、不倫を裏付ける写真やLINEのスクリーンショット、財産分与を算出するための給与明細などが挙げられます。資料を事前にスキャンしてデータ化し、事務所が指定する方法で共有しておけば、当日は資料の内容をふまえたアドバイスを受けることが可能です。

証拠はあなたの主張を支える最大の武器なので、精度の高い回答を得るためにも手元にある資料は惜しまず準備して相談に臨みましょう。

希望するゴールを明確にしておく

自分が何を最優先したいのかという着地点を弁護士に伝えることが、最適な戦略を立ててもらうための大前提です。とにかく早く配偶者と別れたいのか、それとも時間がかかっても慰謝料や財産を勝ち取りたいかによって、弁護士による提案の幅が変わってきます。

例えば、親権を勝ち取ることを最終ゴールとした場合、弁護士に相談すればどのような条件を譲歩すべきかといった現実的なアドバイスを受けられます。全ての希望が叶うとは限りませんが、絶対に譲れないポイントを絞っておくことが重要です。

あなたの意思が明確であればあるほど、弁護士は迷いのない的確なサポートを提供でき、納得感のある解決へと導いてくれるでしょう。

離婚についてオンライン相談するときの流れ

ここからは、離婚についてオンライン相談した場合の流れについて解説します。サービスにより若干異なる場合があるため、ひとつの参考として捉えてください。

①弁護士との相談日時を設定する

最初のステップは、相談したい事務所への予約です。「ベンナビ離婚」などの弁護士検索サービスから、オンライン相談に対応している事務所を探し、問い合わせフォームや電話で希望日時を伝えてください。

多くの事務所では平日夜間や土日にも対応しており、仕事をしながらでも予約を取りやすい体制が整っています。予約時にはオンライン相談を希望と明示し、使用するツールの希望があれば合わせて伝えておきましょう。

確認事項は予約の段階で済ませておくと、当日の面談をスムーズに進めることができます。

②オンラインツールを選択する

面談の予約ができたら、事務所から相談用のURLや接続方法が案内されます。Zoom・Google Meet・LINE・Teamsなど、事務所によって使用するツールは異なります。

案内が届いたら面談当日までに接続テストを実施し、カメラとマイクが正常に動くか確認しておいてください。もし接続が不安定な場合は有線接続に切り替え、バーチャル背景を設定しておくと場所がバレるリスクを防げます。

面談で使用するツールの操作方法がわからない場合は、事務所に遠慮なく確認しましょう。

③当日オンラインで弁護士に無料相談する

面談当日は、事前に準備した質問リストと資料を手元に置いた状態で接続してください。相談までに資料の共有方法・接続が切れた場合の連絡手段の2点を確認しておくと、万が一のトラブルにも対応できます。

また、相談中は結論から話すことを意識してください。例えば、「〇〇の問題があり、△△について知りたい」という形で伝えれば、弁護士が状況を把握しやすく具体的なアドバイスを引き出せます。

なお、オンライン相談後に依頼するかどうかを即座に決める必要はありません。複数の弁護士に相談して比較してから決めても問題ないのでご安心ください。

弁護士にオンライン相談ができる主な離婚問題の内容

弁護士へのオンライン相談では、離婚問題全般を受け付けているケースは少なくありません。しかし、具体的にどのようなことを相談できるかは気になるところです。

自分の相談したい内容が含まれているか、ぜひ確認しておいてください。

①離婚前相談|離婚のための適切な準備を知ることができる

離婚届を出す前に弁護士へ相談することは、将来の生活基盤を安定させるための守りの戦略として非常に重要です。離婚時には慰謝料や養育費といったさまざまな条件を、一つひとつ法的に有効な形で取り決めなければならないからです。

例えば、離婚を急ぐあまり養育費を口約束だけで済ませてしまうと、後から支払いが滞った際に対処が困難になります。オンライン相談を利用すれば、あなたの状況に応じた今すべき準備や集めておくべき証拠について、自宅にいながら具体的なアドバイスを受けられます。

事前に法的な全体像を把握しておけば、感情に流されずに冷静かつ有利な立場で離婚準備を進めることが可能です。

②離婚協議|第三者である弁護士があなたに変わって話し合う

当事者同士の話し合いが難しい離婚協議の段階こそ、弁護士を代理人に立てればスムーズかつ有利な解決が期待できます。

夫婦間での話し合いはどうしても感情的になりやすく、話し合いが平行線を辿ったり相手に押されて不当な条件を呑まされたりするリスクがあります。

特にDVやモラハラが離婚したい理由である場合、弁護士が入れば相手と一切接触せずに交渉を進められます。交渉のプロである弁護士に一任することは、精神的な平穏を保ちながら、納得のいく条件を確実に勝ち取るための賢明な選択といえるでしょう。

③離婚調停|家庭裁判所での調停に対応してもらえる

話し合いがまとまらず離婚調停に移行した際、弁護士を味方につければ裁判所への説得力が強まります。調停は裁判官や調停委員を介した話し合いの場ですが、限られた時間内で自分の主張を法的に正当な形で伝えるには高度なスキルが求められるからです。

具体的には、あなたの主張を裏付ける主張書面の作成や、調停委員からの質問に対する受け答えを弁護士が全面的にサポートしてくれます。また、複雑な事務手続きを全て代行してもらえるのも大きなメリットです。

離婚問題を得意とする弁護士を味方につければ、不利な発言を防ぎつつ、調停委員を味方につけて、自分にとって望ましい着地点を戦略的に目指すことが可能です。

④財産分与|複雑な手続きの対応を弁護士に相談・依頼できる

夫婦で築いた財産を分ける財産分与は、金額が大きくなりやすくトラブルも多いため、弁護士による緻密な調査と計算が不可欠です。預貯金以外にも、不動産・株式・年金などの分与の対象となる財産の評価は複雑であり、専門知識なしに公平な分割をおこなうのは困難です。

弁護士に相談すれば、不動産の所有権移転に伴う登記手続きや分与によって発生しうる贈与税・譲渡所得税などの税務リスクについて助言がもらえます。後になって「隠し財産があった」「税金で損をした」といった事態を防ぐためにも、弁護士の存在は心強いものです。

離婚問題に強い弁護士に財産調査と算定をおこなってもらえば、将来に備えた生活資金を最大限に確保できる可能性が高まります。

【関連記事】財産分与は弁護士に相談しよう!|依頼するメリットや費用などを解説

⑤親権・養育費|親権を得るための対応をしてもらえる

子どもがいる場合、親権の獲得と養育費の確保は、特に優先して弁護士に相談すべき重要事項のひとつです。

弁護士の力を借りれば、親権を勝ち取るために必要な監護実績の示し方や裁判所の算定表に基づいた養育費の算出をサポートしてもらえます。また、相手が支払いを拒まないか心配な際は、給与差し押さえが可能な公正証書の作成も依頼できます。

子どもの福祉を第一に考え、将来にわたって安定した支援を受けられる環境を整えるために、専門家の知見を借りることは親としての大きな責任です。

【関連記事】親権問題を無料で相談できる窓口8選!準備するべきことや弁護士の選び方も解説

⑥DV・モラハラ|身が危険な場合のアドバイスがもらえる

DV・モラハラ被害に遭っている方は、直ちに弁護士へオンライン相談し、安全を確保しながら離婚手続きを進めるのをおすすめします。DV・モラハラ加害者は離婚を拒絶したり、逆上して暴力を振るったりする危険があり、個人で立ち向かうのはリスクが高すぎるからです。

弁護士に相談すれば、加害者と接触せずに避難する方法や、暴言・暴力の証拠の残し方について具体的な指導を受けられます。また、相手が話し合いに応じない場合でも法的手続きを通じて強制的に離婚を進めるための戦略を練ってくれます。

一人で抱え込まず、法律の専門家である弁護士を味方につければ、DV・モラハラで怯える日々から開放されるきっかけを掴めるでしょう。

⑦国際離婚|国籍の問題で簡単に離婚できない場合に相談

外国人配偶者との国際離婚は、日本人同士の離婚とは比較にならないほど複雑な法的手続きを伴うため、国際法に精通した弁護士の力が不可欠です。

どの国の法律を適用するか(準拠法)や、どこの国の裁判所が管轄するかといった判断を誤ると、離婚合意が相手国で認められないといった事態になりかねません。

弁護士に相談すれば、海外への書類送達や現地での公正証書の有効性などの問題に対して法的アドバイスが受けられます。オンライン相談であれば、場所を問わず国際離婚の実績豊富な弁護士に相談できるので非常に効率的です。

⑧離婚慰謝料|当事者同士での話が難しい場合に相談

不倫・DVなどが原因で相手に慰謝料請求したい場合、弁護士を通じて相場に基づいた最大額を目指すのがベストです。慰謝料請求は、精神的苦痛の度合いや婚姻期間、経済状況などの諸条件をどう主張するかで、受け取れる金額が数十万円から数百万円単位で変わります。

弁護士は、あなたが受けた苦痛を法的に整理し、相手が言い逃れできない証拠を提示しながら交渉を進めてくれます。当事者間では感情論になりがちな慰謝料問題も、弁護士が介在すれば支払わなければならない法的義務として相手に重く受け止めさせることができます。

泣き寝入りせず、あなたが受けた傷に見合う正当な対価を確実に手にするために、実務経験に基づいたプロの交渉力を活用してください。

⑨男女問題|浮気・不倫・別居に関する相談が可能

不倫などの男女問題が離婚の引き金となった場合、早い段階で弁護士に相談すれば、二次被害を防ぎながら問題をいち早く解決できます。不倫の発覚直後は相手に行き過ぎた発言をして、不利な立場に追い込まれるケースが少なくありません。

弁護士に相談すれば、慰謝料請求の可否や不倫相手との関係を断ち切らせる方法、有効な証拠例といった具体的なアドバイスをもらえます。また、必要に応じて信頼できる調査機関の紹介など、解決に向けた総合的な助言が受けられるのもメリットです。

複雑に絡み合った男女問題を弁護士に法的観点で整理してもらえれば、あなたが一日でも早く前へ進むためのヒントを得られるでしょう。

⑩離婚裁判|話し合いでは決着がつかず裁判になる場合の相談が可能

協議や調停で決着がつかずに離婚裁判に至る場合は、訴訟のプロである弁護士の全面的なサポートを受けるのを強くおすすめします。裁判は法律に則って進行する厳格な場であり、素人が一人で訴状や陳述書を作成し、法廷で適切に振る舞うのは非常に難しいからです。

弁護士に依頼すれば、有利な判決を導き出すための証拠整理から証人尋問まで、あらゆる法的手続きを一任できます。裁判は精神的にも長期戦となりますが、専門家が代理人として法廷に立てば、あなたの負担は大幅に軽減され、法律に基づいた公正な判断を仰げます。

絶対に譲れない条件があるからこそ、裁判では離婚問題に強い弁護士を味方につけ、後悔のない判決を勝ち取ることが重要です。

⑪その他|面会交流(親子交流)・離婚手続き・熟年離婚・婚姻費用

上記以外にも、離婚に伴うあらゆる悩みについて弁護士にオンラインで相談し、円滑な解決を図ることが可能です。例えば、子どもの面会交流の条件設定や婚姻費用の請求など、日々の生活に直結する切実な問題も法的な観点からサポートが受けられます。

また、熟年離婚では年金分割や長年の共有財産の清算など、老後の生活設計に直結する慎重な判断が求められます。離婚後の氏の変更や戸籍の手続きといった細かな疑問についても、前もって相談しておけば将来の不安を一つずつ解消していけます。

どのような小さな悩みでも、専門家のアドバイスを受けておくことが、トラブルの芽を摘み、前向きな新生活へ踏み出すための確かな備えとなるでしょう。

メールや電話でも弁護士への無料離婚相談は可能

弁護士への無料離婚相談はオンライン以外に電話やメールでも受け付けています。それぞれメリットがある半面、利用するにあたって注意すべきポイントもあるので把握しておいてください。

メールでの無料相談のメリットと注意点

メール相談の主なメリットは、場所や時間を問わず、自分のペースで冷静に状況を伝えられる点です。メール相談は好きなタイミングに送れるので、通勤中や家事の合間などの隙間時間を活用できます。

ただし、リアルタイムのやり取りではないので即座に回答をもらうのは難しく、返信までに数日を要する場合もある点には注意が必要です。また、複雑な人間関係・財産状況が絡む問題は、文章だけでは正確に伝わりきらないおそれもあります。

まずは気軽に状況を伝えたい場合には向いていますが、緊急を要する場合や事情が複雑な場合は、文章で概要を伝えた上で改めてオンライン相談に切り替えるのが効率的です。

【関連記事】弁護士にメールで無料相談するポイント!ケース別の例文や無料相談のQ&Aも

電話での無料相談のメリットと注意点

電話での無料相談のメリットは、その場で弁護士からリアルタイムに回答を得られる点です。会話形式で状況を共有すれば、現在のトラブルに対して今何をすべきかのアドバイスを受けやすいので、早期解決を目指す方にとって非常に効率的な手段です。

法律事務所が遠方にある方や外出が難しい方でも、スマートフォンさえあれば弁護士にリアルタイムで相談できます。また、声のトーンからお互いのニュアンスが伝わりやすく、文章にするのが難しい複雑な感情面の問題も相談しやすいのもメリットです。

ただし、多くの事務所では対応時間を営業時間内に限定しているので、仕事などでタイミングが合わないと利用しにくいという側面もあります。今すぐ解決策がほしい場合には、まずは電話相談をおこない、弁護士から得た助言をもとに次のステップへ進むのが最善です。

【関連記事】弁護士の無料相談窓口おすすめ4選!相談方法や弁護士の選び方を徹底解説

離婚についてオンライン相談するときによくある質問

最後に、オンライン相談を検討している方から多く寄せられる疑問をまとめました。

Q1.自宅で相談して、家族にバレる心配はない?

十分に対策を打っておけば、家族にバレる可能性を最小限にすることが可能です。まず、マイクは必ずイヤホンを使用し、弁護士の声がスピーカーから漏れないようにしてください。

オンライン面談をおこなう場所は、キッチンやリビングなどの共用スペースではなく、自室を選ぶのをおすすめします。また、相談後にブラウザの履歴を必ず全て削除してください。

特にDV・モラハラの被害を受けている場合は、弁護士への相談で状況が悪化する可能性があるので慎重に行動しましょう。

Q2.手元にある証拠はどうやって見せればいいの?

手元にある証拠を見せる方法は、事前送付もしくは画面共有で見せるのが一般的です。事前にデータで送付するときは、PDFや画像データをメールや専用フォームで事前に送っておきましょう。

画面共有で見せる場合は、ZoomやTeamsの画面共有機能を使えば当日リアルタイムで資料を見せながら説明できます。どちらの方法が良いかどうかは、相談前日までに弁護士へ確認しておくのが確実です。

Q3.オンライン相談だけで正式な契約まで完結できるの?

現在は、多くの事務所で一度も来所せずに契約まで完結できます。近年はクラウドサインを始めとした電子契約サービスの普及により、契約書への署名・捺印もオンラインで完結する事務所が増えています。

着手金の支払いも銀行振込で対応しているため、来所が不要なケースがほとんどです。ただし、本人確認のためにカメラ越しで運転免許証やマイナンバーカードを提示するプロセスが必要になるケースがほとんどです。

また、DVやモラハラの被害で外出が難しい場合はオンライン上で契約まで進められる事務所を選ぶ方が安全確保の観点で重要です。予約時に「来所なしで対応可能ですか?」と確認してみてください。

Q4.途中で通信が切れたり、操作が分からなくなったらどうしよう…

事前に通信が切れた場合・操作がわからなくなった時の対処法を決めておけば慌てずに済みます。相談開始時に、「接続が切れた時は、こちらからお電話します」「オンライン面談用のURLを再送します」といった対応方法を弁護士に確認しておきましょう。

操作に不安がある場合も、遠慮なく事前に事務所へ相談してください。現在は、接続サポートのマニュアルを整えている事務所が多く、オンラインツールの使い方がわからないという状態でも丁寧に案内してもらえます。

当日に備えて、事務所の電話番号をスマートフォンに登録しておくのがおすすめです。最悪の場合でも電話に切り替えれば相談を継続できるので、通信トラブルで相談時間が丸ごと無駄になる事態は防げます。

Q5.あとで見返したいので、相談中の様子を録画・録音してもいい?

弁護士との相談は、守秘義務や肖像権の観点から、無断録画・録音を禁止している事務所がほとんどです。

録画・録音を希望する場合には、相談開始前に「録音してもよいですか?」と一言確認してください。もし許可が得られた場合でも、同居中の配偶者に発見されないように録音データを保存したフォルダにパスワードを設定するのをおすすめします。

録音が難しい場合は、相談中にメモを取ることが現実的な代替手段です。

まとめ|弁護士とのオンライン相談で離婚問題を解決に近づけよう

離婚のオンライン相談は、弁護士・法テラス・自治体・公的機関など、目的に応じて使い分けられる窓口が充実しています。「まだ離婚を決めていない」「何を聞けばいいかわからない」という段階でも、弁護士に相談するのには十分意味があります。

オンライン相談の方法 主なメリット
①弁護士・法律事務所 相談後に本契約まで一括で進められる
②法テラス 条件を満たせば3回まで弁護士に無料で相談できる
③自治体の法律相談会 身近な弁護士に相談できる
④特定非営利活動法人よつば 無料で各種相談できる
⑤養育費等相談支援センター 国の委託事業に相談できる
⑥DV相談+(プラス) 24時間365日相談できる
⑦配偶者暴力相談支援センター 相談だけでなく被害者保護できる
⑧ISSJ 国際離婚問題の相談ができる

オンライン相談を最大限に活かすために、事前に現状のメモ・質問リスト・手元の資料を準備しておくことが重要です。十分に準備しておけば、具体的なアドバイスをもらいやすくなります。

慰謝料・財産分与・親権など、一つでも気になる問題があれば、まずはベンナビ離婚を利用して初回無料相談から始めてみましょう。

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