投薬した病院ないしは医師の医療過誤であると認められれば、入院の治療費などかかった費用や慰謝料などは請求できることもあるでしょう。医療過誤による損害賠償請求は、法律家にとっても難しい部類に属する問題です。薬剤アレルギーであることがある1人の医師によって診断されたとしても、そもそもお父さんがその薬剤を投薬してはならないことが医師に分かっていたかどうか、薬剤の禁忌条項に該当していたかどうかやその薬剤と一緒に処方してはならない薬剤を常用していたか、今までアレルギーを起こしたことがあったかどうか、医師が薬剤使用にあたって説明義務を果たしていたかなども調べる必要があります。医師にアレルギーを起こすことが予測できなかった場合には、アレルギーの兆候が出たときに病院の取った具体的な行為にミスがあったかどうかが問題になってきます。そして、難しいのは、生じた症状が本当に薬剤投与によるものかどうかなども医学文献なども調べて検討する必要があります。とりあえずは、投薬した病院のカルテや看護記録などを取っておくとよいと思います。医療過誤に強い弁護士に相談してみてください。
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