ハラスメントについて

もし、不倫が本当であれば、婚姻関係を壊したものとして相談者ご自身が相手方の配偶者から責められる立場となります。

相談者様によるとそのような事実はないということですので、虚偽の事実を言いふらしている人に対して慰謝料etcの請求はできます。

ただし、このようなことは職場でしばしば起こることなので、実際に訴訟を提起したり、慰謝料をとったりということは難しいです。また、証拠集めもけっこう大変です。

相手方に請求するとするなら、まず、心理的に影響を受けていることについて医師の診断書（うつ病など）をとってください。そして、その相手方が噂を流した張本人であることの証拠を集めてください。相手方のLINE、メールなど書いたものがあればベストです。「●さんが●をしたのよ」みたいな。
その他、状況証拠にはなりますが、親しい方に、誰からそのような噂を聞いたのか、を聞き出し、順次さかのぼっていって、噂の出所を突き止めます。この作業はこっそり録音してください。

慰謝料額ですが、日本では、とても低いです。訴訟の場合の結果としては治療費と慰謝料２０万くらい（とれたらいいほう）、あとは、相手方に対面で謝罪を求めることになろうかと思います。謝罪は、和解が成立した場合になりますね。

具体的にもっと事実がある、というような場合には、お電話番号をお知らせいただけばこちらから電話しますし、また、お電話をいただいても結構です。

現実的な解決としては、会社に信頼できる上司がいれば、その方に相談するのがいちばんよいかと思います。
よい解決ができますように。

ご相談の内容ですが、ご記載の内容が真実であれば、会社の責任、相手方の責任、両方が問題となるケースだと思います。
そのため、ご自身がご相談内容としておられる会社の対応を求めるという点は的を射ていると言えます。まずは、会社に職場環境調整義務として、対応を求めるとが考えられます。
とはいえ、当然、事なかれ主義的な対応をされることも容易に想定できますので、その場合、会社を訴えるかどうかはともかく、相手方本人を訴えることは充分に検討に値します。
内容としては、名誉棄損や、精神的慰謝料というような内容となると思われます。
こういった請求の場合、証拠関係の精査が大変重要となりますので、証拠を準備するためにも、まずはお近くの弁護士に相談を行ってみてはいかがでしょうか。