あなたはなかなか興味深い問題提起をしていると思います。校則に規定がない事項について禁止することができるのは、高等学校の教育目的を達成するために「必要な」統制として、先生たちの指導権の行使として「社会通念上認められる範囲内の」事項といえるものだけです。校則や生徒規範などで規律されている事項でさえ、昨今規律するのは社会常識から見ておかしいのではないかと問題にされています。ましてや校則に規定がないのですから、そもそも高等学校の教育目的達成のために、化粧を禁止することが必要といえるのか。翻って見ると、化粧をすることが何らかの害を及ぼすことがあるのか、ということになります。私自身は海外生活中に、あちらの高校生が普通に化粧をしているのも見てきましたし、先生の態度には疑問を感じます。ただ、社会常識というものは国によって違うのも事実です。先生に対しては、できれば他の生徒の意見も聞いたうえで、率直に話し合いの機会を設けてもらうべきだと思います。
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