裁判になった場合の勝ち目があるかといわれれば、勝ち目は乏しいと言わざるを得ません。裁判所の考え方は非常に保守的(従来からの法解釈を尊重し、それに従おうとする傾向が強いという意味)なのであって、新たに提起された問題意識が説得力があり合理性のあるものであるとしても、それを認めることはほとんどありません。その意味で同性カップルに対して保護を強めようとしている裁判所の近年の傾向は極めて珍しいということがいえます。
しかし、UR賃貸のルールが不合理であるのは確かで、運用が改められてしかるべきことは間違いないですし、無駄と思われるような主張でもやがては裁判所をも動かすようになるかと思いますので、もし裁判になってしまったときには、何とか理解のある弁護士を見つけて頑張って下されればと思います。
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