1 どれくらいの金額がかかるか
弁護士をつけず,あなたがお一人で行う場合は,訴状に貼付する印紙(訴額によって異なります),と郵便切手数千円ですみます。弁護士をつける場合は,事務所によって金額は異なりますが,30万円程度はかかると思った方がいいです。
2 どれくらいの慰謝料をもらえるか
裁判で慰謝料請求を認めさせるには,とにかく証拠が重要です。彼がこう言った,だけでは難しいと思ってください。
名誉毀損については,そもそも名誉が侵害された(元カレによりあなたの社会的評価が低下した,かつ,不特定多数人に伝わるような形で発信された)かという問題はありますが,仮に名誉毀損と認められたとして,訴訟で慰謝料を求めた場合,認容されるのは,数十万円程度ではないかと思われます。近時の私人間の名誉毀損についての判決を参考にしています。
脅迫行為についていうと,口頭で言われたものは,証拠がないため,争われると難しいでしょう。LINE等で記録が残っているものは,プリントアウトして証拠として提出すべきです。あなたが精神科に通院している証拠として診断書等を取得して証拠とするのも有用でしょう。
3 以上から,訴訟を提起しても,あなたが想像しているより,裁判所が認める慰謝料額は低い可能性があります。そうであれば,お金をかけて弁護士に依頼するより,ご自身で訴訟提起をした方が,ロスが少ないように思います。
主な目的が,お金ではなく,彼への制裁的なものであれば,あえて弁護士に依頼してしっかり戦うというのも考え方としてはアリでしょう。
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