口約束でも、双方の意思が合致していれば契約は成立します。しかし、口約束だと後で言った言わないの話になりますし、合意の内容がどのようなものであったのかについて、互いの理解にずれが生じる危険性が大きいです。特にビジネス関係など大きなお金が絡むような事項については、互いの責任を明確にしておくことが後の紛争の防止になりますので、書面できちんと契約書を交わしておくのが普通です。相手方との電話やLINEのやり取りで、具体的にどのような約束をしたのかにもよりますが、相手がそれらのやり取りを証拠として提出し、既に何らかの準備行為を開始してお金を出していたような場合には、一方的な解除によって出た損害分を賠償請求される可能性もあります。解除の意思表示もメールだと後に消えてしまったりする危険もありますし、解除の意思がいつ相手に到達したかが重要になってきますので、できれば内容証明などの書面で、配達証明もつけてもらうとよいと思います。
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