ご質問ありがとうございます。非常に辛い体験をされたこと、深くお見舞い申し上げます。
ご質問に対する回答としましては、30年前の出来事を裁判で訴えることは困難であると考えます。
民事事件(不法行為に対する損害賠償請求、慰謝料請求)として訴える場合には、①時効の問題と、②証拠の問題が生じます。具体的には、①民法では、不法行為に対する損害賠償請求・慰謝料請求の時効は、原則3年と定められており、最長でも20年とされています。ご質問の出来事は、30年前とのことですので、通常は時効に掛かってしまうことになります。また、②裁判では、証拠に基づいて自らの主張を立証していく必要がありますが、30年前の出来事となると、これを裏付ける証拠を確保することが困難であると考えられます。
同様に、刑事事件(暴行罪や脅迫罪)としての立件も考えられますが、こちらも証拠の問題が生じます。一般的に、刑事事件では、民事事件よりも要求される証拠のレベルは高く、30年前の出来事について、捜査機関を立件に動かし得るレベルの証拠を揃えることは困難と考えられます。
以上の点から、ご質問の30年前の出来事を裁判で訴えることは困難であると考えます。
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