長男が祖母に無断で引き出した(または祖母が引出当時そういったことを判断する能力を欠いていてそこに乗じて引き出した)、かつ引き出したものを長男が自分のものにした、といえるなら、長男に対して各相続人の相続分に応じた返還請求をできる可能性があります。
当時の祖母の生活状況や年齢、認知症などの既往症の有無・程度にもよりますし、引き出されたお金がその後どうなったかが立証できるかによります。
典型例は、高齢者本人と同居の家族が、本人が昏睡状態等長期間意思をあらせない状態にある間にATMで連続して引き出していたというような場合です(この場合だと、本人の意思によらない引出しで、同居家族が引出したことが立証しやすい)。
また、時効の問題もあるので、立証可能でも10年以上前のものは請求しても時効を援用されれば回収できません。
ご相談者の場合にどうなのかは、正に上記のような事情にかかってきますので、おちかくの弁護士に面談相談されることをおすすめします。
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