離婚調停申立がきました。

離婚調停の弁護士費用についてのご質問ですが、現在弁護士の費用は自由化されており、事務所によって違いはあるものの、おおむね次のような分類になっているとは思います。
まず、弁護士費用は着手金（仕事をお受けするときに最初に支払ってもらうお金）と報酬（結果が出た場合に支払ってもらうお金）、実費代の３種類が必要になります。
その上で、離婚そのものの着手金（20万から50万くらいが多いと思います。）、財産分与、慰謝料、養育費などの財産給付等に対する着手金（請求額の〇％としていることが多いです。）
報酬については離婚そのものの報酬（一定額が決まっていることが多いです。）、財産給付等に関する報酬（得られた額の〇％とすることが多いです。）
収入が少なく弁護士費用を用意できないなどの場合には、法テラス等に対応している弁護士に相談すると、費用が安く押さえられることもあります。ただし、審査を通ることが必要になります。また、事務所によっては、支払いを分割でできるところもあります。
ただし、事件の難易度等によっても費用は変わってきますので、一度弁護士に相談されてみてはいかがでしょうか。

費用については各弁護士によって多少は異なると思いますので、直接各弁護士にお問合せいただくのが良いかと思います。

費用面で心配があるのでしたら、法テラスのご利用を検討されると良いでしょう。
収入が一定以下であれば利用できます。
例えば、お一人で生活している場合であれば、月の手取り収入が18万2000円以下であれば利用できます。ご自身で部屋を借りて家賃を支払っている場合だと、最大22万3000円までなら利用できます。
東京や大阪などであれば、もう少し収入が高くても大丈夫ですし、お子様を監護養育しているような場合も、より高い収入でも法テラスを使えるようになります。

法テラスを利用すれば、通常よりも安価な費用で依頼できますし、費用は法テラスがいったん立て替えてくれます。
法テラスが立て替えてくれた費用を、月１万円ずつ法テラスに払っていくような形になります。

また、割と勘違いされている方が多いのですが、法テラスを利用する場合、直接法テラスに依頼しなければいけないわけではありません。
例えばこの離婚弁護士ナビで何人かの弁護士に相談してみて、その中でいちばん良いと思った弁護士を選んで、法テラスを使うこともできます。ただ、法テラスを使うことはできないという弁護士もいますので、その点は最初に確認された方が良いでしょう。