エステサロンにて施術によるお客様への負傷事故への対処法について。

行った施術行為に過ちがあり、当該行為と被害に因果関係があった場合に限り、その被害によって生じた損害について賠償義務を負うのが原則となります。

したがって、仮に、過剰な請求を受けているのであれば、その部分については法的に支払う義務はないことになります。

いくらが妥当かは、状況によりけりですので、記載の内容だけでは判断できかねます。もっとも、一般的に、夜職の方の請求は過剰になりがちな傾向はあると言えます。

今後の事業への影響等もあるかと思いますが、ご自身だけでは相手方からの請求に対応しきれないとお感じになられたり、過剰な請求だとお感じになられたりしたときは、弁護士に依頼して適切な範囲で賠償に応じるのがよろしいかと思います。

弁護士をお探しでしたら、リンクより個別にお問い合わせいただければ幸いです。

よろしくご検討ください。

ご相談内容拝見しました。
まず、やけどが施術ミスによるものか？という点が気になりました。
施術ミスではなく、副作用として一定程度ありうる症状であり、副作用について事前に告知されているのであれば、そもそもの賠償義務が否定される可能性があります。

賠償義務が肯定された後、賠償すべき損害の議論に入ります。
通常、損害は、
・休業損害
・通院慰謝料
・通院費…等
という費目ごとに金額が算出され、その合計額が賠償すべき額となります。

休業損害については、自己申告ではなく、客観的裏付けが求められ、因果関係も必要となります。
このあたりは実際にお写真を見せていただきながらでないと判断が難しいと思います。
まず医師の診断書は必要となると思います。
目元が赤くなったことにより休業が必要なのかだと思います。
まずは出勤停止を命じられた事実があるのかも確認された方がよいと思います。


弁護士を入れて議論のする余地があるようにお見受けしました。
仮に入れないで話を進める場合には、次回の支払で紛争が終了するようにいわゆる「清算文言」の入った合意書の取り交わしは必要かと思います。

なお、美容医療賠償保険等には入っていないでしょうか。こちらに対応を任せることはありうると思います。