遺産分割協議は、誰が言い出すかというきまりはないので、このまま待っていても後妻から何か連絡があるとは限りません。
特に、お父様が90歳ということは後妻も相当の高齢になっているものと思われ、お子さん達が後妻の出方を待っているうちに、後妻が認知症になったり(→成年後見の申立てが必要)、亡くなったり(→後妻の相続人達がお父様の遺産の相続権を相続するため遺産分割協議に加わることになる)すると、とても複雑化してしまう可能性があります。
遺産分割協議というものは、すぐに終わるものではなく、場合によっては半年、1年、2~3年とかかる場合が決して珍しくはありません。
特に「後妻vs前妻のお子さん達」という関係性の場合は、私の経験上、長引く傾向があります。
このようなことを考えると、相談者様を含むお子さん達の方から後妻に連絡して遺産分割協議の口火を切る方が、このまま待つよりも得策だと思います。
直接そのような連絡がしにくいのであれば、弁護士に間に入ってもらうことも一案です。
まずは示談交渉から始めて、話し合いがつかなければ家庭裁判所の遺産分割調停・審判に進むことになるでしょう。
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