あなたの一番の希望は,夫の子に対する叱り方の改善などを話し合ったうえで婚姻生活を続けることで,それがかなわない場合に離婚することも視野に入れている,という感じでしょうか。
まず,「現状の解決策」についてです。
相談内容を読む限り,(ご指摘の通り)夫はモラハラ傾向にあり,話し合いを求めるあなたの言葉に耳を貸す可能性は低いように思われます。
そうかといって,いきなり弁護士などの第三者を代理人として間に入れても,夫の態度が余計に硬化する可能性が高いのではないでしょうか。
そこで,家庭裁判所において,「夫婦円満調整調停」を申し立て,中立公平な家庭裁判所において,調停委員という第三者を入れて,もう一度家族の在り方を話し合う,ということなら,まだ穏当かもしれません。
弁護士などを代理人とする場合と,調停を行う場合との違いは,前者はあなたの代理人であり,後者は中立公平な裁判所における手続ということです。
調停では,貴方と夫が直接話し合うのではなく,必ず,間に調停委員を入れて,調停委員に対してそれぞれ話をすることになります。調停の中で,夫に,子どもへの接し方や,貴方への言動等を見直してもらえるように話をしてみてはいかがでしょうか。
仮に,離婚の方向で検討される場合は,夫のモラハラ的言動や子どもへの行き過ぎた叱責を「録音」すること,夫の財産(預金,有価証券,車,ローンなど)を調査しておくことをお勧めします。