不動産を売却処分して代金を分割する場合には,全員にとって高く売れることが共通の利益であり現実に売却できた価格が不動産の価値なので,あまり評価が問題となることはありません。
一方で,どなたかが現物を取得する場合,その人にとっては取り分を「低く」評価された方が他の遺産分割との関係で利益となり,他の相続人にとっては全く逆で「高く」評価された方が自分の他の遺産の取得割合が高くなり,ここに評価の問題が生じます。
通常は話し合いの中でそれぞれが査定を取得して,大きな隔たりがないようであれば,さらに話し合いで落としどころを見いだすことになりますが,隔たりが大きく双方歩み寄りができないようであれば,法的手続の中で裁判所が選任する鑑定人による鑑定に委ねることになります。
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