不貞相手に対して慰謝料請求するときに壁になるのは、その相手が配偶者のことを既婚者であると認識しているかどうかということなのですが、ご主人とは職場が同じであるとのことですから、まず既婚者であることは知っていたはずと考えてよいでしょう。
それを踏まえて、ご質問にお答え致します。
>①私が持っている証拠で夫と相手双方に慰謝料請求ができるか
可能だと思います。
特に不貞行為中と見られる写真が最も有力な証拠でしょう。
ただ性交渉を伴わない不倫関係にあったというだけでは、相手の局部を写真で残す機会などあるはずはありません。局部を撮影した写真があるのに不貞関係にまでは至っていない等と主張されても、およそ説得力はありません。
>②この場合の慰謝料の相場は?
離婚をすることになるのだという前提で200万円程度は手堅いところです。二人、それぞれに200万円程度ということではなく、二人合わせてで200万円程度です。
ですが、家庭の経済力や担当する裁判官の金銭感覚の如何によっては、300万円を越える程度の慰謝料の支払が認められることも少なくありません。