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おっしゃるとおり、離婚理由として決め手はうかがえないようですね。
ですが、法律が定める離婚原因とは関係なく、当事者で離婚について合意することができれば離婚は成立します。
ですので、まずは自身もって、離婚を考えている旨、切り出して、話し合いをしてみてはいかがでしょうか。
もっともこの点、被害妄想が激しく話し合いができないということであるならば、弁護士に離婚協議について依頼するということも考えられます。
また子供を連れて別居することも考えるべきでしょう。決め手となる離婚原因がなくても、3、4年の別居期間を経れば婚姻関係が破綻したものとして取り扱われ、離婚が認められることになるからです。子供を連れて別居しなければならないのは、子供をご主人に任せて家を出るときには、それが既成事実として重視されることになり子の親権者の指定を受ける際に決定的に不利になるからです。
ただ日本が国際結婚をした夫婦の離婚に伴う子供に対する対応に関してのハーグ条約に加盟したのがトリガーになって、日本人同士の夫婦の場合についても、一方的に子供を連れ去って別居するようなことは違法であるというような主張をする人が少なくなって参りました。別居のタイミングについてはご主人がどのようなタイプの人であるのかを見極めた上で慎重に行わなければなりません。
その意味でも弁護士に相談する必要があるかと思います。